先日、レガシィのマフラーを交換しました。純正戻し作業の一環でSTIスポーツマフラーから純正マフラーへの交換です。
今回はその交換手順について書きます。
準備するもの
マフラー交換となるので、フランジ部の新品のガスケットが必要になります。金属同士の接続部には隙間ができてしまいますが、ガスケットを間に挟みガスケット自身が潰れることで隙間を埋め排気漏れを防ぎます。再利用は原則不可です。
ガスケット部番:44011AE010
ボルトとナットはおそらく錆びで酷いことになっていそうだったので新品を用意しておきました。両側で合計4個ずつ必要です。
ボルト部番:901660014
ナット部番:902350001
マフラー交換の手順
マフラーを交換するためには車の下に潜る必要がありますが、カースロープを使って車下の空間を確保しました。
マフラーは赤丸部分でエキゾーストパイプと接続されています。まずはここを外します。
それからマフラーは2箇所の吊りゴムで固定されているので、ここを外せばマフラーを脱着できます。
まずは、エキゾーストパイプとの接続部を外していきます。
フランジ部分の錆びが酷いです。ボルト・ナットも見た感じ錆びていて外すのに難儀しそうな予感・・
3年前くらいにマフラー交換のために一度取り外しはしています。
緩めやすくなるよう55-6を吹きかけておきました。ボルト・ナットは14mmです。
短いメガネレンチでは回すことができず、ロングフレックスメガネラチェットレンチという長めの工具を使いました。多少の固着はありましたが、これで緩めることができました。
長さがあり、首振りできるラチェット機能付きなので狭い空間でも力を掛けやすくこの工具は地味に便利です。
ボルトとナットは共回りしてしまうので、ボルト頭を押さえつつナットを回します。
エキゾーストパイプとの接続が無事外せました。ここが外れるとマフラーは吊りゴムで固定されているだけとなります。
ちなみに外したボルト・ナットはこのように錆ついています。古い車のマフラー交換で一番の関門?のボルト・ナット外しができて取り敢えず一安心です。固着していて外せなかったらマフラー交換は諦める予定でした。
話しを戻します。
マフラーから生えている金属の棒がゴムにささっているので、矢印方向に引き抜きます。ここは結構力が必要です。ゴムの穴がきついわけではないのですが、対角線上にある反対側の吊りゴムでも固定してあるので、自由に動きづらいです。
マフラーハンガープライヤーという専用工具があれば楽に取り外しできるみたいです。
片方の吊りゴムからマフラーを抜くとこのようにマフラーが落ちてきます。もう片方を吊りゴムから抜くとマフラーが外れます。
マフラーは結構重量があるので、マフラー下に台となるものを置いておくと作業しやすいと思います。
マフラーが外れました。
純正品(左)とSTIスポーツマフラー(右)の比較。基本的な形状は同じですが、STIスポーツマフラーの方がタイコ部分が短いですね。
純正マフラーを取り付けていきます。
外したのと逆の順序で、まず吊りゴムにマフラーを引っ掛けてからフランジ部分を接続します。
新品のガスケットを間に挟んで締めていきます。(古いガスケットが残っている場合はマイナスドライバー等でこじって外しておきます)
ボルト・ナットが共回りしないよう両方に工具を掛けて締めていきますが、隙間が狭いので、緩めるときに使った首振り機能つきのロングフレックスメガネラチェットレンチがここでも活躍しました。
しっかり締めたら取り付け完了です。
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純正マフラーの感想
純正マフラーなので音が静かになりました。特にエンジン始動直後がですね。
走行中はそこまで大きな変化はないかなという印象です。エンジンマウント類が強化品なので、車内に伝わってくるエンジン音の方が大きいのも原因ですが。
STIスポーツマフラーはアイドリングや巡行中などは純正マフラーと変わらないくらいに静かですが、回転を上げていくと発する控えめながらも乾いた高音が気に入っていました。
でも最近は街中しか走らないので、静かな純正マフラーの方がいいかなと思っています。
ただ、純正マフラーに変えたことによるデメリットもあって、シフトダウン時にブリッピングしたときの音が聞こえないので、上手く回転を合わせられたのかが分かりづらくなったことです。
純正マフラーからSTIスポーツマフラーに変えたときに回転合わせがしやすくなり、運転が一層楽しくなったのを覚えています。それとは逆になってしまいました。
でも、どのくらい吹かしたら回転がきれいに合うかは体でなんとなく覚えているので特に問題はないかとも思います。
使用したカースロープ↓