先日、レガシィのステアリングを社外品から純正品へと交換しました。純正戻しの一環ですが、この作業がレガシィ最後のDIYとなります。
時間的に急いで作業していたので、いろいろとお粗末な部分もありますが、交換手順について残しておきます。
バッテリーのマイナス端子を外す
まずは、エアバッグの誤展開を防ぐためにバッテリーのマイナス端子を外しておきます。矢印のナットを緩めて黒いコードごと上に持ち上げれば外れます。
ナットのサイズは忘れましたが、10mmか、12mmだったかと思います。バッテリーのマイナス端子を外したら、しばらく放置して放電させます。
※パワーシート装着車の場合、マイナス端子を外した後はシートを動かせなくなるので、作業しやすいように事前にシート位置は調整しておいた方がいいです。シートを前気味にしていると作業空間が狭くてやりづらくなります。
ステアリングを外す
つづいてステアリングを外していきます。
横からのぞくと、左右2箇所にネジが隠れています。
このネジはトルクスネジなので、トルクスドライバー(サイズはT30)が必要になります。このネジは完全に外す必要はなく、緩めるだけでOKです。
トルクスネジを2本共緩めると、このようにエアバッグモジュールがパカッと外れます。この段階では、まだ裏側に配線が繋がっているので勢いよく引っ張るのはNGです。
エアバッグ裏の配線類を外していきます。(配線の数は仕様によって異なるかも)
中心のカプラーはこのようにマイナスドライバーを差し込んで黄色の部分を起こせば外れます。
こちらは矢印部分を摘まみながら引っ張れば外れます。
最後にステアリング側に繋がっている赤丸部のカプラーを外します。
エアバッグモジュールが外れました。
つづいてステアリングを外します。中心にある17mmのナットで固定されています。赤丸部のカプラーも外す必要があったと思います。
ここのナットは固く締まっている上に狭い空間での作業になるので、クロスレンチがあると便利です。
このときナットは完全に外さず、少し残しておきます。ステアリングを外すのに力と勢いが必要なので、外す際に勢い余ってステアリングを自分の顔面等にぶつけないためです。
ナットを緩めた後、ステアリングは手前に引っ張ってもすんなりとは外れてくれません。左右をもってガタガタと揺らしながら引くことでやっと外れます。結構固いです。
※外す前にステアリングセンターがずれないようにマーキング等した方がいいのですが、私はやらなかったため、見事にステアリングセンターがずれてしまいました。
ステアリングを外した後、この部分は手が当たっただけで動いてしまうので、ずれないようにテープ等で固定した方が良さそうです。
ステアリングが外れました。スイッチ類はそのまま純正ステアリングに移植するので、こちらを外していきます。
既に外した後の写真ですが、赤丸部にあるネジ6箇所を外します。
裏側も赤丸2箇所のネジを外します。(組みつけるときはこちらのネジを先に締める必要あり)
ステアリングとスイッチ類が分解できました。
後は純正ステアリングを外したときと逆の順序で取り付けます。
私はステアリングを外す際にマーキング等していなかったので、戻す際にステアリングセンターがずれてしまい、直進時にステアリングが若干左にずれている状態になってしまいました。
おわりに
DAMDのステアリング→純正ステアリングへの交換で、直径が358mm→375mmになったので、やや大きく感じます。
ダルなハンドリングになるかなと思っていましたが、ふらつきなどの症状が酷い現状のレガシィだと、むしろシビアさが減ってカーブなどでの運転がしやすくなりました。
また、ステアリング交換とは関係ないですが、バッテリーのマイナス端子を長時間外してECUがリセットされたためか、アクセルを踏んだときのレスポンスがものすごく悪くなりました。大げさな表現ですが、5cmくらいペダルを踏まないと全く反応しないくらいに。でもスバル車定番の「アクセルペコペコ」で一発復活です。