V37スカイラインのスピーカーを交換するため、ドア内張り(ドアトリム)を外しました。
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今回はその手順について、なるべく分かりやすいように写真を多めに使って書きます。
内張り外しに必要な道具
・ドライバー
ネジを外すのに使用します。
・内張りはがし
クリップ外しなどに使用します。
内張りはがしは安いし使いどころが多いので、一つ持っておいて損はないです。
・10mmのレンチ
ボルトを外すのに使用します。
10mmサイズは↑このようなソケットレンチセットに大抵入っていますね。
ドア内張り 取り外しの手順
まず赤丸部分にあるネジ、ボルト、ゴムクリップ、カーテシーランプを外します。
インサイドハンドルにボルト隠しのカバーがついているので、これを外します。
簡単に外れると高を括っていたら結構難儀しました。
最初にラジオペンチで端を掴んで引っ張ろうとしましたが、滑って樹脂カバーに傷をつけてしまうばかりで、いっこうに外すことが出来ず断念。
次に、上の方に結束バンドを差し込んで隙間を広げてからそこにマイナスドライバーを入れて、てこの原理で外そうとしました。
無理に力を入れて割れたりするのが嫌なので手加減していましたが、カバーは浮くもののなかなか外れず。
最終的にはかなり力を入れて無理やり外しました。外し方が悪かったようで、案の定カバーの爪が折れてしまいました。
このカバーを外すのにかなり手こずりました。
※反対側のドア内張りは以下の方法でやったら上手くいきました。
ピンセット(先端に傷つけ防止のために不織布テープを巻いている)とゴムの指サックを準備。
ピンセットに指サックを被せて端の方を引っ張ります(ピンセットだけだと滑るし樹脂に傷をつけてしまうのでゴムの指サックを装着しています)。
結構力は必要ですが、樹脂に傷を付けることなく外すことが出来ました。
ペンチで引っ張るとこのように樹脂に傷がついてしまいます。
ちなみに、このインサイドハンドル奥のカバーは単品で購入できます。純正部品の常でお高いですが、万一破損してしまった場合は新品と取り換えてしまえば良いと思います。
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カバーが外れたらボルトが見えるので、10mmのソケットをラチェットハンドルに装着して外しました。
次にドアポケットのカバーの下にネジが隠れているので、カバーを取り外します。
このカバーは隙間なくきっちり嵌っているので、指でつまんで引き上げたり、指の爪で浮かせたりといったことができません。
表皮に斜めに走る溝が数本入っていますが、この溝の延長線上にマイナスドライバーなどの細いものが入っていくので、こじって何とかカバーを浮き上がらせることが出来ました。
細くて先端が少し曲がったフックのようなものがあれば、より簡単に浮かせられそうです。
使ったわけではないので何とも言えないですが、↑このようなピックツールが良さそうな気がします。
カバーが浮いたらネジが見えるので外します。
ゴムのクリップは内張りはがりを使って外せます。結構固いです。
次にカーテシーランプを外します。ランプとドア内張りに隙間はないのですが、内張りはがしを無理やり突っ込めば、ランプが浮きます。
ランプが浮いたら、後は手で引っ張れば外れます。
ランプとコネクターがまだ繋がっているので、矢印の部分を押しながらコネクターを引っ張れば外れます。
ここまでくれば、ドア内張りはクリップのみでドアパネルに固定されている状態(パワーウインドウスイッチやスピーカーのコネクターはまだ繋がっている)なので、下から少しずつ引き抜いてやれば外すことができます。
外すときに結構力がいりますし、バキッと音がなるので、どっかが割れてしまわないか心配になりますが、思い切りが大事ですね。
ちなみに、クリップの位置は赤丸の12箇所です。
クリップが外れても、ドアハンドル・ロックのワイヤー、スピーカー・パワーウインドウスイッチのコネクターがまだ繋がっているので、勢い余って強く引っ張らないように気を付けましょう。
ドアハンドル・ロックのワイヤーが2本繋がっているので、まずはこれを外します。
白い筒の部分が切り欠きにハマっているので矢印方向に引っ張って外します。
下の赤丸の方はワイヤーの先にある球体が溝にはまっているので、ワイヤーごと溝から出すようにして引き抜きます。
上の青丸の方はL字の部品が穴に差し込まれているだけなので、上の方に引っ張れば抜けます。
どちらも簡単に外れます。
つづいて、スピーカーのコネクター(写真左)とパワーウインドウスイッチのコネクター(写真右)を外します。
パワーウインドウスイッチのコネクターの方は矢印のツメを押しながら引っ張れば外れます。
スピーカーの方も同様に矢印のツメを押しながら引っ張れば外れます。
ここまでやると、ドア内張りがフリーになってやっと外すことができます。
ドア内張りが外れました。
今回は助手席ドアの内張りの外し方の説明でしたが、運転席ドアの場合は、シートメモリーとドアロックなどのコネクターも外す必要があります。
おわりに
V37スカイラインのドアの内装パネルの外し方について書きました。
作業する前はすぐに外せるものと余裕こいていましたが、インサイドハンドルのカバーがなかなか外れなくて想像以上に苦戦しました。