とりあえず車を楽しむ

耐水ペーパーを使ったヘッドライト磨き 少ない費用で効果は抜群

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年数の経った車のヘッドライトは交換でもしていない限り、高確率で黄ばみやくもりが発生してしまいます。

今の車のヘッドライトはポリカーボネートとよばれる樹脂でできていますが、ポリカーボネートは紫外線に当たり続けると変色してしまいます。傷への耐性も低いです。

 

ヘッドライトに黄ばみやくもりがあると、車が一気に古ぼけて見えてしまいます。

ヘッドライト磨きは多少の手間は掛かりますが、安い費用で車の印象を大幅によくすることができるので、コストパフォーマンスは抜群です。

 

ヘッドライトをきれいにすることの効果は絶大で、ボディが汚くてもヘッドライトがピカピカだと、それだけで車全体が新しく綺麗に見えるのです。

今回は久しぶりにヘッドライト磨き・コーティングをしましたので、その手順を紹介していきます。

 

ヘッドライト表面の傷、黄ばみの程度を確認する

ヘッドライト磨きの流れはおおざっぱに下記のようになります。

  1. 耐水ペーパーで磨く(粗い番手から細かい番手にかえていく)
  2. コンパウンドで磨く(粗目から細目、極細にかえていく)
  3. コーティング

ヘッドライトの状態によって耐水ペーパーは何番から始めるのか、耐水ペーパーは使わずコンパウンドから始めるかは変わってきます。

 

まずはヘッドライトの黄ばみやくもり、傷の程度を確認し、ヘッドライトを磨く前にどのくらい磨く必要があるのかの当たりをつけておきます。

この確認はとても大事です。

黄ばみやくもりの程度がひどい場合に、耐水ペーパーを飛ばして、コンパウンドから始めてしまうと黄ばみは多少落ちるかもしれませんが、いくら時間を掛けてもあまり綺麗にはなりません。

逆に傷が浅いのに800番などの粗い番手の耐水ペーパーで磨きはじめると、無駄に大変な思いをします。

 

ヘッドライトの劣化具合を確認する際は、正面からではなく、真上や真横から見るようにすると表面の状態が分かりやすいです。

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この車(レガシィ GT spec.B)はヘッドライトの中のめっき部が薄い青色になっているので、写真では分かりにくいかもしれませんが、多少の黄ばみとくもりが見られました。

ちなみに、9か月程前に一度きれいに磨いて、ワコーズ ハードコート復元キットでコーティングしているので、そこまでヘッドライトの劣化は進行していません。

 

ヘッドライトの黄ばみ・くもり・傷を削り落とす

耐水ペーパーで磨く

繰り返しですが、耐水ペーパーで磨く場合、最初に何番を使うかは大事です。

最初の耐水ペーパーで落としたい黄ばみやくもり、傷は全て落として、後工程では目を細かくしていき最初の耐水ペーパーでついた磨き傷をならしていくための磨き作業となるからです。

黄ばみやくもり、傷がどのくらい落ちるかは最初の耐水ペーパーでの磨きで決まります。

 

黄ばみやくもりがひどく、劣化した純正のハードコートが残っているような場合に2000番から始めると、一生懸命磨いてもなかなかきれいに落としきれないと思います。

 逆にヘッドライトがある程度きれいな状態なのに、800番から始めてしまうと、800番でついた磨き傷をきれいにしていく作業が大変になります。

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このくらいの深い傷、黄ばみがある場合は800~1000番くらいから始めた方が効率よく進められると思います。

遠目から見てきれいであれば2000番スタートでもおそらく大丈夫です。

迷ったときは、細かい番手から磨きはじめるのをおすすめします。

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今回、レガシィのヘッドライトは多少の黄ばみとくもりが見られる程度で、大きな傷等もなかったので、2000番の耐水ペーパーで磨き始めることにしました。

仮に800番から磨き始めた場合は、800番⇒1000番⇒1500番⇒2000番という具合にどんどん細かい番手に変えて磨いていくことになります。

800番から始める場合、800番⇒2000番のように目の粗さを一気に飛ばすと、磨き傷をならすのに非常に時間が掛かるので、800番⇒1000番⇒1500番⇒2000番のように徐々に番手を細かくしていく方がはるかに早く磨き終わります。

 

磨き作業を始める前に、ヘッドライトを軽く水洗いをして、砂やごみを落とします。

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ヘッドライトの周りをマスキングします。ヘッドライトの曲線に沿って、ヘッドライトにテープがかからないように、且つ境目のボディ側が露出しないようにマスキングテープを貼っていきます。

 

夢中になってゴシゴシ磨いていると、耐水ペーパーがヘッドライトを通り越してしまうこともあるので、地味に面倒ですが、横着せずにマスキングテープを貼りましょう。

耐水ペーパーがボディに当たると傷が入ってしまいます。

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2000番の耐水ペーパーをバケツの水の浸してから、磨いていきます。あまり力を入れすぎず、軽く押し当てるような感じで擦ります。

ときどきバケツの水で耐水ペーパーを洗いながら、またヘッドライト表面の削りカスも流しながら磨いていきます。

 

ここでヘッドライトが黄ばんでいる場合は、黄色い水が出てきます。黄色い水が白っぽくなるまで磨きます。

私のレガシィはさほど黄ばんでいなかったので、黄色い水は出ませんでした。

 

どのくらい磨くかの目安は黄色い水が出なくなって、表面の手触りがツルツルするようになるくらいです。時間にして片側5~10分くらいでしょうか。

※もしこのときに、傷が残っていたり、取りきれていない黄ばみ、くもりがある場合は、一段階粗い耐水ペーパーで磨き直した方が良いかもしれませんね。

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耐水ペーパーで磨き終わり洗った後、乾くとヘッドライトが真っ白になります。

初めて磨き作業をするときは、ちゃんと元通りになるのか心配になるのですが、最終的にコンパウンドで磨くとちゃんと透明になっていくので大丈夫です。

 

2000番より細かい耐水ペーパーは一般的なホームセンターなどには売っていないので、後はコンパウンドでの磨き作業に移ります。ネット通販では3000番、5000番の耐水ペーパーも購入できます。

コンパウンドで磨く

目の粗いコンパウンドから磨き始めて目の細かいコンパウンドに移っていった方がよりきれいになりますが、いきなり目の細かいコンパウンドで磨いてもきれいにはなるので、今回は1つのコンパウンドしか使いませんでした。

 しっかりやるなら耐水ペーパーの後に粗目⇒細目⇒極細⇒超極細のようにコンパウンドを段々と細かくして磨く方がいいと思います。

 

以前磨き作業をしたときはコンパウンドの前にピカールの金属磨きを使用しました。この商品は粗目の研磨剤だと聞いたことがあるので、耐水ペーパーとコンパウンド作業の間に挟むにはちょうどいいくらいだと思います。

 下記のコンパウンドは3000番、7500番、9800番と番手が記載されているので、これをつかって徐々に細かいコンパウンドに変えていくのもいいかもしれません。

複数のコンパウンドを使うときはコンパウンドを変えるごとにヘッドライトをきれいに洗い流して、スポンジ・クロスは交換しましょう。粗目のコンパウンドが残っているとせっかく磨いてもきれいになりません。 

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話がそれましたが、私は ソフト99のボディ用のコンパウンドを使いました。目の細かさは不明です。

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コンパウンドはどのくらい使うのが適量なのか分かりませんが、写真以上に結構たっぷりつけて磨きました。 

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ヘッドライト全体をまんべんなく磨きます。どんどん透明なヘッドライトが蘇ってくるので、この瞬間が一番気持ちがいいです。 

ただ、面倒くさがって1種類のコンパウンドしか使わなかったので、間近で見ると消し切れなかった磨き傷が結構残っていました。

でもコーティングするとある程度は磨き傷が埋まって見えなくなるので良しとします。

 

とはいっても、面倒がらずにコンパウンドは粗目⇒細目⇒極細⇒超極細のようにして磨いていった方がいいと思います。

 

磨いた後はコーティング

ヘッドライトを磨いた後はコーティングをしておかないと、紫外線にやられてすぐに黄ばんでしまいます。

コーティングにも様々な種類がありますが、私はワコーズのハードコート復元キットを使いました。値段は高いですが、効果の持続は一般的なものと比較して長いのでオススメです。

 

コーティング前にはヘッドライトは中性洗剤等をつかってきれいに洗い、油分を落としておきましょう。

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ハードコート復元キット使用して1日後です。曇っている日に撮ったので分かりにくいですが、きれいになりました。残っていた磨き傷も埋まり、透き通っています。

ワコーズ ハードコート復元キットのレビュー 耐久性はどうなのか?

 

ヘッドライトの劣化防止という意味で一番耐久性が良いのはウレタンクリアでヘッドライト表面を塗装することだと思いますが、失敗のリスクがある上に、結構大変な作業なので、今回はやりませんでした。

 

 

ヘッドライト磨きはオススメ!

ヘッドライトは車の印象に大きな影響を与えます。

ヘッドライトがきれいだと車全体がシャキッとして見えますし、ヘッドライトがきれいになると車を見るたびに自分も嬉しくなります。

必要な道具は、耐水ペーパーやコンパウンド、コーティング剤ぐらいで、労力を惜しまなければ、少しの費用で大きな効果が得られるので、おすすめできるDIYです。

 

今回は2000番の耐水ペーパーで磨き始めましたが、黄ばみが酷かったり、全体的にざらつきがある場合は、800番や1000番から始めて、黄ばみ、ざらつきを一気に削り落とした方が早いと思います。

また、コンパウンドも1種類でしか磨いていませんが、粗目⇒細目⇒極細⇒超極細のように目を細かくして磨いた方が、より綺麗になります。

 

 

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