今回の記事では日産車のインテリジェントキー(スマートキー)の電池の交換方法について説明します。
電池交換にはキーの分解が必要になるため、難しそうに思われるかもしれませんが、実際は誰でも簡単に交換できるようになっています。
本記事で説明するのはV37スカイラインのインテリジェントキーとなりますが、日産車であれば基本的に同構造だと思われます。
日産車 インテリジェントキーの電池交換方法
おおまかな手順は以下の3ステップです。
- メカニカルキーを引き抜く
- キーカバーを2つに分解する
- ボタン電池を交換する
どれも簡単な作業です。
メカニカルキーを引き抜く
インテリジェントキーにはメカニカルキー(物理的なキー)が内蔵されていますが、まずはこれを引き抜きます。
キー裏側にロックのレバー(赤枠部)があるので、つまみを赤矢印方向に押しながら、青矢印の方向に引っ張り、メカニカルキーを引き抜きます。
メカニカルキーが抜けました。
キーカバーを2つに分解する
メカニカルキーを引き抜くと見える赤枠部分にマイナスドライバーが入りそうなスリットがあります。
このスリットにマイナスドライバーを差し込み、ドライバーをひねるようにすると(イメージ的には矢印方向に回転させるような感じ)カバーが少し浮きます。
分かりにくいかもしれませんが、上下カバーに小さな隙間ができるので、後はそこに爪などを入れて手の力で軽くカバーを2つに分解できます。
※ドライバーであまり強くこじ開けようとすると、カバーの樹脂が破損してしまう可能性があるので、優しめの力をくわえていく方が良いですね。
また、ドライバーを奥に差し込みすぎると内部の基板を傷つけるおそれがあります。
傷防止のため、できればドライバー先端にマスキングテープなどを巻いた方が良いと思います。
キーカバーが2つに分解できました。
電池の嵌っている向きは外す前に覚えておきましょう。新しい電池を装着する際に「どっち方向だっけ?」とならずに済みます。
ボタン電池を交換する
後はボタン電池を外すだけですが、指では結構取り出しにくいです。マイナスドライバーで隙間をこじってあげるとボタン電池が浮いて外れてくれます。
ボタン電池が外れました。
後は新しい電池をセットして、分解したキーを元に戻せば作業完了です。
インテリジェントキーの電池の種類
V37スカイラインの場合は「CR2032」です。
ボタン電池の種類は車種によって異なるようですが、「CR2032」か「CR2025」のどちらかのようです。(両者の違いは厚みが3.2mmか2.5mmかで、直径はどちらも20mm)
分からない場合は、「車種名 インテリジェントキー 電池」で検索すると、日産方式HPが出てきて、下記のようにそのページ内に記載されています。
おわりに
日産車のインテリジェントキーの電池交換方法について書きました。
キーの電池切れはめったに起きることではないですが、いざという時もドライバーさえあれば、誰でも簡単に交換できます。
いざ電池切れになっても困らないようにボタン電池は自宅にストックしておくのがおすすめです。