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壁についたタイヤの跡を落とす タイヤを自宅保管するときは置き方に注意が必要【ポリ袋では不十分!】

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スタッドレスタイヤとノーマルタイヤを使い分けている人で、使っていない方のタイヤを自宅保管している人もいると思います。

そんな自宅保管派の人たちは、タイヤの置き方に注意する必要があります。なぜならば、置き方を間違えると床や壁に跡がついてしまうからです。

前車に乗っていたときはスタッドレスタイヤを用意していたので、使ってない方のタイヤを常に自宅保管していました。

タイヤのゴムを直接床などに触れさせておくのが良くないということは知っていて注意してたのですが、それでも壁に跡がついてしまいました。

タイヤを自宅保管するときの注意点とタイヤの跡を目立たなくしたことについて書きます。

 

壁のタイヤが触れていた部分に跡がついた

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私はこのようにタイヤをポリ袋を2重にして入れ、壁際につけて置いていました。直置きはフローリングに良くなさそうなので、タイヤの下には厚めの段ボールを数枚重ねて敷いています。

タイヤのゴムは直接、床や壁には触れていない状況です。

 

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タイヤを処分した後に気付いたのですが、タイヤが壁に触れていた箇所に汚れのようなものがついていました。

拭けば落ちるかなと考えていましたが、万能洗剤のマイペットやマジックリンで拭いても全然綺麗になりません。

 

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タイヤが床や壁に直に触れていると、ゴムから染み出てきた成分によって跡がつくことは知っていましたが、このようにタイヤはポリ袋越し(しかも2重)に壁に触れている状態なのにシミが出来てしまったことには驚きます。

幸いにも厚めの段ボールを敷いていた床には跡はついていませんでした。

 

跡がついた原因:ポリ袋は気体を透過させる

 

ポリ袋は水を入れても漏れてくることはないため、何も通さないように感じますが、気体の水分子や二酸化炭素などはポリ袋を透過するようです。
site.ngk.co.jp

↑こちらのサイトが参考になります。ポリ袋に湿度計を入れて密封し、湿度の高い場所に置いておくと、密封しているにも関わらずポリ袋の中の湿度が上がったという実験を通して、ポリ袋は気体分子を通すことを説明しています。

ポリ袋はポリエチレンを薄くフィルム状にして作られます。ポリエチレンはエチレンの分子が多数結合し網目のようになったものですが、そこまで細かい網目ではないため、気体の分子などは間を通り抜けてしまうようです。

壁のシミもタイヤから出てきた気体成分が2重にしてあったポリ袋を浸透して、壁に付着してできてしまったのだと思われます。

 

タイヤの跡をきれいにする

壁についてしまったタイヤの跡ですが、少々見た目が悪いので目立たない程度にきれいにしました。

シール剥がし剤を使う

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ティッシュにシール剥がし剤を塗布して、壁に貼り付けてしばらく置いてから軽く擦ります。

 

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分かりにくいかもしれませんが、これである程度は薄くなりました。

ただ、全部落とすには時間が掛かりそうで途中で面倒くさくなり、別の手段に切り替えました。

 

耐水ペーパーで削り落とす

あまり良い方法とはいえないですが、耐水ペーパーの出番です。(普通の紙やすりでも良いですが、家になかった)

この方法はシミになっている部分を壁紙の表面ごと削り落とすことになります。壁紙を傷めてしまうことになるので、あまりおすすめできる方法ではないです。

フローリングや傷がつくと目立つ壁紙の場合は耐水ペーパーは使わない方が良いです。

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最初は3000番の耐水ペーパーで始めたのですが、目が細かすぎて全然削れず、最終的には400番を使いました。

 

 

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ゴシゴシと強く擦らずにピンポイントで優しくさするイメージで削りました。

シミは完全に落ちていないですが、綺麗するというよりも目立たなくしたいだけだったので、壁紙へのダメージを考えてほどほどにしておきました。深追いは禁物ですからね。

遠目から見ると分からないレベルですが、表面を削っているため少しつるつるした感じになっています。手で触ってみると良く分かります。

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このように耐水ペーパーに白くなっていることからも、壁紙の表面が削れているがわかると思います。
 

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何もしていない状態と比べると、だいぶ目立たなくなったのではないでしょうか。

 

シミ落としについて調べてみると、橙の雫というシールや落書き落としの製品がタイヤの跡を消すのに効果的なようです。

 

リモネンというオレンジ由来の天然成分を使っているため、シンナーの臭いもなく、人体に優しいみたいです。

 

タイヤを自宅保管するときは置き方に注意! 

今回の失敗から得られた教訓。

タイヤを自宅に保管する際は、シミや跡を防止するためにタイヤが直接、壁や床に触れないようにすること。ただし、タイヤをポリ袋で包んでも不十分。

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 私はタイヤの下にこのようなダブルの頑丈な段ボールを数枚重ねて敷いていたので、床にタイヤの跡はできませんでした。

 

タイヤが壁に触れる場合は、↑こういうタイヤカバーを使うかタイヤと壁の間に段ボールを挟むなどの対策をした方が良いですね。

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タイヤを壁から少し離して置いておくのも有効かと思いますが、何かの拍子にタイヤをずらして壁にくっ付いてしまう可能性もあるので、対策をするに越したことはないです。

 

ラップはポリ袋と比べて気体が透過しにくいので、タイヤをラップで巻いて保管するというのもありですね。

タイヤのゴムのニオイって結構強いですが、ラップで巻いた方が抑えられるのではないかと思います。私はポリ袋を2重にして保管していましたが、10~20cmくらい近くまで寄るとタイヤのニオイが少し漏れていました。

ポリ袋のようにかさばらないというメリットもあります。

 

 

私の自宅近くにもありますが、「加瀬のレンタルボックス」のような貸し倉庫に保管するのもありですね。

月額料金は掛かりますが、タイヤ4本を余裕で格納できる0.7帖程から借りることができます。値段は土地によってバラバラですね。

2階を借りると1階より安いですが、タイヤをもって階段を上るのは辛そうです・・・

タイヤを家で保管する煩わしさからは解放されますし、工具類などもまとめて保管しておけます。

 

 

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