とりあえず車を楽しむ

山道走行中にタイヤがパンクした話

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先日、山道を走っていたときにタイヤがパンクしてしまいました。

タイヤのパンクなんて自分とは無縁だと思っていましたが、まさかの日ってやってくるんですね・・・。

今回はパンクしたときの状況や対処、そのとき考えたことなどを記憶が鮮明なうちに書き記しておきます。

タイヤがパンクしたときの状況

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某ワインディングを気持ちよく走っていたときのこと。

連続するカーブを抜けたあと、路肩近くに茶色い木の枝の塊に見えたものがありました。

山道の道路端に折れた木の枝や枯葉、砂などが落ちているのはよくあることですが、それをかわすのと同様に軽くよけようとしました。「別に踏んでもいいけど一応よけとくか」みたいな感じで。

避けきれなかったようで、後ろの方で「バキッ」という音(のように感じた)が。

音が大き目だったので、「まあまあ太い木の枝が折れたんだな」くらいに思っていました。

 

その後、窓を開けて走っているので、車外からタイヤハウス内に木の枝や草が挟まっているときに聞こえる「パタパタ」という音が聞こえることに気付きます。

が、木の枝や草なら走っているうちに落ちるだろうと思ってスルー。

 

5分くらい走り、休憩のために道中の駐車スペースにとまりました。

また走り出そうとゆっくり動き始めたき、やはり「パタパタ」音が聞こえてきます。

「結構でかめの木の枝か草が挟まってるかな」と思い、車を降りて音のする左後輪へ近づくと、何やら「ジューー」という音が聞こえる。

木の枝や草が挟まっていると思い込んでいたため、草がブレーキローターか排気管に触れて焼けている音なのか?と考えました。

ですが、探してもタイヤ周辺に草などが挟まっている様子はありません。

 

そのあとすぐに気付きました。タイヤ側面が切れて穴が開いていることに。

音の正体はパンクによるタイヤからの空気抜けによるものだったのです。

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パンクの原因

後でドラレコの映像を確認して分かったのですが、道路端に落ちていたのは木の枝ではなく、どうやら大き目の石だったようです。

山の斜面から転がり落ちてきたものでしょうか。ドラレコを確認するとパンクしたときは「バンッ」という破裂音がなっています。

 

普通は大きい石が落ちていたら走っていて気付くと思いますが、カーブを抜けた直後ということや少々スピードが出ていたこともあり、正しく認識できていなかったんですね。

周りに茶色の土が散らばっていてカモフラージュされていたというのもありますが。

 

今回は左後輪のパンクで、パンクした直後はしばらく走り続けていましたが、車の挙動にも表れず、パンクしていることに全く気付きませんでした。

 

パンク後の対応:テンパータイヤに交換

パンクし空気が抜けゆくタイヤを見て、まず頭に浮かんだのはお金のことです・・・(笑)

  • 「まだ5,000kmしか使ってないタイヤなのに」
  • 「4WDの車だから4本とも交換しないといけないのか?」
  • 「新しいタイヤ買ったらいくら掛かるんだろう・・」

お金の心配は置いといて、とりあえずテンパータイヤに交換しようと思いましたが、止まっている場所がかなり傾斜のある場所だったため、その場でジャッキアップするのは危険だなと思いました。

 

よく来る場所なので、すぐ先に平面の駐車スペースがあることを知っていましたが、ぺちゃんこのタイヤで走るとホイールまでだめになりそうです。

効果があるかは不明(いや、たぶん無い)ですが、せめてもの応急処置としてテープで穴を抑え、電動の空気入れを使って指定空気圧まで入れ、平面の場所まで自走することに。

 

何とか平面の駐車場までたどり着き、車載ジャッキを使用してジャッキアップしテンパータイヤに交換。

テンパータイヤなんて使わないし重量が増えるから捨てようかなと思っていた時期があったため、捨てないでよかったと心から思いました。

 

テンパータイヤで長距離走っても大丈夫なのだろうか?

交換を済ませて帰ろうとしたときに、「フルタイム4WD車で、1本だけ外径の違うタイヤを履かせて長距離を走っていいものか」と心配ごとが出てきました。

自宅までは50km以上あるのです。

スマホで調べていると4WD車で外径の異なるタイヤを履かせて走行すると、デフに負担が掛かり車両火災となる可能性があるようです。

タイヤサイズは以下の通りで、結構な差があります。

  • テンパータイヤ(145/70D17):外径634.8mm
  • 他3本のタイヤ(225/45R18):外径660.2mm

 

車購入時に加入していたGoo保証の付帯サービスとして50kmまでのレッカーは無料であるため、レッカーしてもらうという選択肢も頭に浮かびました。

ですが、調べていくとレッカー時には車は運んでもらえますが、「道路運送法」の関係上、基本的に本人は同乗できないみたいです。

そうなるとタクシーで帰ることになりますが、それだとかなりお金が掛かりそうなので、レッカーという選択は却下し、結局自走で帰ることに。

デフに負担が掛かって異常発熱して火を噴くのも怖いので、休み休み走りました。

 

テンパータイヤの実力

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写真で矢印で指しているのがテンパータイヤです。幅は145mmで明らかに右のタイヤより細いのが分かると思います。

これで大丈夫なのかな?と思ったのですが、凸凹した道や峠のくねくね道でも危ない挙動はなく、案外普通に走れました。

製造から12年程経っているタイヤですが、見た目は新品タイヤのようでした。トランク下に積んであり、外気・紫外線に触れないため劣化の進みが遅いようですね。

ただ、今までテンパータイヤの空気圧を点検したことがなかったので、適正空気圧420kPaのところ、300kPaにまで抜けていました。

車に積んでおいたシガーソケット給電の電動空気入れがこの時ほど役に立ったのは他にありません。 

おわりに

無事家には帰ることができましたが、タイヤ交換をしなければなりません。

4WD車の場合、タイヤ交換の際は原則、4本ともサイズはもちろんのこと、メーカー、銘柄、摩耗具合を合わせる必要があるようです。タイヤ毎にグリップ力の差があるとデフの負担になり、最悪、異常発熱し火災となってしまうようです。

でもさすがに、4本とも新品タイヤを購入する余裕がないため、とりあえずは後輪2本を中古タイヤに替えて様子見しようと思います。

あー、突発の出費で頭が痛いですね・・・

 

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