今回はBL/BPレガシィの前後のジャッキポイントを紹介します。フロアジャッキを使って前輪2本、もしくは後輪2本を同時にジャッキアップする際にジャッキを掛ける箇所となります。
写真は撮り溜めしていたものを選んで貼っていて、撮った日がばらばらなので写真ごとに外観が少し違っています。
フロントのジャッキポイント
言葉で説明しても分かりづらいと思うので写真多めで説明します。
フロントのジャッキポイントは赤く囲った、ちょうどエンジンアンダーカバーとの境目にあります。
位置関係的にはオイル交換時に開け閉めするドレンボルトよりも車両後方側にあります。赤く囲った部分です。黄色いテープはジャッキポイントが分かりやすいように目印として貼っています。
より近くで撮った写真。金属のプレートと樹脂のエンジンアンダーカバーの境界部分です。エンジンアンダーカバーがプレートの半分近くを覆っているので、実際にフロアジャッキを掛けるときは、ジャッキの皿がプレートとアンダーカバーの両方に接することになると思います。
エンジンアンダーカバーを外すとこのようにクロスメンバーに固定されているプレートが見えます。ジャッキアップするときに実際に力を掛けるのは赤く囲った部分になります。
こちらは車体から取り外したプレート。中心部がジャッキポイントになります。
実際にジャッキアップするときは、正面から見てもジャッキポイントに掛かっているか分かりづらいので、側面から確認しながら上げていった方が分かりやすいです。
車高を下げている場合は、アンダーカバーにつっかえてジャッキが入っていかないため、スロープや厚みのある本等にタイヤを乗せて地上高をかせぐ必要があります。
このようにしてジャッキアップします。もう少し車両後方寄りに当ててもよかったかもしれません。
ちなみに間に挟んでいるには使い古したハンドタオルです。少しでも均一に力を掛けるためと、ジャッキの皿に付いているゴムを直接傷つけないために使っています。
リアのジャッキポイント
リアをジャッキアップするときは、フロントタイヤにはサイドブレーキを掛けられないので輪留めは必須です。
車両後方の下から覗き込んだ視点です。リアのジャッキポイントはリアデフとなりますが、排気管を越えたところにあります。クリアランスはぎりぎりに見えますが、10~15mm程度のローダウンであれば、高さを嵩上げしなくてもそのままジャッキを進ませることができます。
リアデフの下は平らになっているのでそこにジャッキを掛けられます。
このようにしてジャッキアップします。
ちなみに使っているのはアルカンのフロアジャッキです。がっしりした作りでとても安定してジャッキアップできますが、アルミとスチールのハイブリッドなので、重すぎるということもなく扱いやすいです。
サイドのジャッキポイント
最後にサイドのジャッキポイントです。フロアジャッキで2輪を一緒に持ち上げた後、作業するときはサイドのジャッキポイントにウマを掛けます。
ここはフロント左側ですが、赤丸付近を下から覗きます。
このように2箇所の切り欠きがあるので、この間がジャッキポイントです。
このようにしてウマを掛けます。