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BL/BPレガシィ 純正形状の社外ショックアブソーバーを調べる

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 先日こちらの記事に書きましたが、またもやレガシィのショックアブソーバー交換を考えています。乗り心地・操縦性改善の最後の望みをかけて。

【備忘録】乗り心地・操縦性の悪さはやっぱりショックの減衰力不足が原因じゃないか?

 

純正スプリングはそのままにショックアブソーバーのみ交換する予定ですが、各メーカーから出ているBL/BPレガシィのアフター品・リプレイス用として存在する純正形状のショックアブソーバーが何種類くらいあるのかを調べたので紹介します。

 

ビルシュタインB6

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BL/BPレガシィの2.0GT、3.0R、2.0R spec.Bには純正でビルシュタイン製のショックアブソーバーが装備されますが、こちらは同じビルシュタインでもアフター品となります。

純正形状スポーツダンパーと謳われ、純正スプリングとの組み合わせを考えられています。 純正ビルシュタインはリアがオーバーホールできない仕様ですが、ビルシュタインB6は純正と違ってリアもオーバーホールできます。

お値段は10万強と高めですが、オーバーホールすれば繰り返し使用し続けられるので長期的にみるとコスパはいいのかもしれません。

以前、新品購入して使用していましたが、コンフォート寄りの乗り心地でした。

 

ビルシュタインB12

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ビルシュタインB12はショックアブソーバー単体ではなく、ローダウンスプリングとショートストロークショックアブソーバーのセット商品となります。水色のスプリングと黄色のショックアブソーバーが映えます。2.0i、2.0R用と2.0GT、3.0R用の2種類があるので購入時は間違えないよう注意が必要です。

2.0GT、3.0R用のビルシュタインB12はビルシュタインB6と比べて、伸び側のみFR:1.4倍、RR:1.8倍強い減衰設定になっているようです。(縮み側は同じ)

スプリングのバネレートはフロント:28.5N/㎜~40.2N/㎜、リア:48N/㎜ ~58.8N/㎜です。

 

こちらの商品もかつて使用していました。スプリングも硬くなっているため単純比較できませんが、B12はB6と比較するとかなりハードな乗り心地でした。その代わりにワインディングでの走りや高速の安定性は抜群に向上します。

 

KYB NEW SR SPECIAL

 KYBから出ている純正交換用ショックアブソーバーの定番です。ネットでの最安値は約4万5千円程で、ビルシュタインと比べるとかなりリーズナブルな価格です。

みんカラなどでも車種問わず多くのレビューがあるので、交換を考えている人は参考にすると良いと思います。

 2.0GT用と2.0i、2.0R用の2種類があるようです。セット品番はそれぞれ NS-52809138とNS-52799138。

2.0GT用(NS-52809138)はspec.Bは適合不可となっていますが、理由はspec.B純正のビルシュタインより減衰力が弱いからなんだそうです。(みんカラ情報)

適合詳細は下記リンクを確認ください。

http://www.kybweb.com/kybes/new_pilot/html/index_s.html

 

KYB Lowfer Sports

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 同じくKYBから出ているローダウンスプリングとの組み合わせを考えられたショートストロークショックです。適合車種は2.0i、2.0Rのみとなっていますが、2.0GT、3.0Rでもフロント側のみ2.0i、2.0R用の純正バンプラバーとダストブーツを別途準備すれば物理的には装着できます。

KYB公式サイトを確認すると、フロント左右は在庫が無くなり次第、販売終了となるようなので欲しいと思ってる方は早めに入手した方が良さそうです。

 

こちらの商品はビルシュタインB12のスプリングと組み合わせて使用していましたが、かなり硬めの乗り心地でした。使い方が悪く壊れてしまったのか、1,000km程使用したところでふわふわした乗り心地になってしまいました。

リアはスプリングシートの位置調整ができないため、使用するスプリングによると思いますが、リアの軽いB4はやや尻上がりのスタイルになります。

 

TENNECO MONROE ORIGINAL

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出典:croooober

テネコ社から出ている純正交換用のショックアブソーバーです。KYBよりは高めの値段ですが、比較的リーズナブルな方かと思います。

黒い外観なので純正っぽさがあります。

純正ビルシュタイン装着グレードはフロントのみKYB装着グレード用のバンプラバーとダストブーツの純正品が別途必要なようです。

 

テネコのHPを見ると、ショックアブソーバーは80,000kmで交換することを推奨しているようです。

 

TEIN Endura Pro

 テインというと車高調が真っ先に思い浮かびますが、プレミアムリプレイスメントとして純正形状のショックアブソーバーも販売しているようです。Endura Proは純正スプリングと純正アッパーマウントの使用を前提とした設計で、ローダウンスプリングと組み合わせて使用することも可能なようです。

適合グレードは2.0i、2.0Rでビルシュタイン装着車は取り付け不可となっていますが、KYB lowfer Sports同様、物理的には装着可能と思っています。(保証はできないです)

 

Endura Proはラリーの現場から生まれた技術であるハイドロ・バンプ・ストッパー(H.B.S.)を搭載していて、サスペンションが大きくストロークするような衝撃があった際に減衰力を高める機構をもつことで、突き上げや挙動の乱れを抑えることができるようです。


H.B.S./ハイドロ・バンプ・ストッパー ってなに?

 

また、社外品で3年6万キロ保証付きというのも素晴らしいです。

 

TEIN Endura Pro PLUS

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Endura Proに16段の伸/縮同時減衰力調整機構を搭載された製品です。価格はネットショップで63,000円程とそこまで高くはありません。Endura proと比べて1本あたり2,000円プラスで減衰力調整機構がつけられるのでお得ですね。

BL/BPレガシィ用で一般市販されている純正形状のショックアブソーバーで減衰力調整機構がついているのはこのEndura Pro PLUSくらいではないでしょうか。

Endura Pro/Endura Pro PLUSは2017年6月頃に発売が決まったようですが、生産終了済みのBL/BPレガシィ用もラインナップされているのが嬉しいです。

 

Enduraシリーズの開発の経緯としては、荒れた路面の多い海外(ロシアやモンゴル等)での展開を視野に入れているようです。路面状況が悪い国ではショックアブソーバーはタイヤと同時に交換するような消耗品として捉えられているため、耐久性2倍を目標として掲げているようです。

テインの調査ではタイヤとショックアブソーバーの交換頻度の比率は、

ロシアやモンゴルでは、1:1
日本では、5:1

なんだそうです。

 

番外:ビルシュタインをオーバーホールする

市販品のショックアブソーバーに満足できない場合は、ビルシュタインをオーバーホールして市販品とは違った、好みに合う減衰力仕様のショックアブソーバーを作成してもらうことも可能です。

費用はオーバーホールするベースとなるショックアブソーバーの状態にもよるのでまちまちですが、場合によっては新品のショックアブソーバーを購入するより安くでオーバーホールすることもできます。

 

おわりに

BL/BPレガシィ用の純正形状のショックアブソーバーを紹介しました。

テインは車高調メーカーのイメージが強く、純正形状のショックアブソーバーを発売しているとは今まで知りませんでした。新しい発見です。

 

 

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