暑い時期になると、車内でクーラーをつけていてもシートと背中の間が汗で蒸れることもあります。
なによりもシートに汗が付着するのが嫌なんですよね。シートは簡単に洗浄できないので。
CX-60は、Exclusive Mode以上のグレードになると、シートベンチレーションが標準装備されます。私が購入したXD Lパッケージはオプションでも装着不可。
なので、背中の蒸れとシートへの汗付着防止目的で、BONFORM(ボンフォーム)の後付けのシートクーラーなるものを購入しましたので、レビューします!
- BONFORM(ボンフォーム)クールエアーを購入!
- BONFORM クールエアーの外観、機能について
- BONFORM クールエアーをCX-60に装着する
- 6月中旬くらいの暑い時期からはかなり効果ある!
- 音は結構うるさい(エアコンの風量全開なみ!)
- サイドがないスリムタイプを選んだのは失敗だった
- まとめ:後付けシートクーラーは使える!
BONFORM(ボンフォーム)クールエアーを購入!
Amazonで「シートクーラー」と調べるといろんな製品が出てきますが、以下の理由でボンフォームのクールエアーを選びました。
- USB給電できる
- オートバックスでも取り扱っている商品で信頼性がありそう
株式会社ボンフォームというカー用品を扱う日本の会社の製品です。
シートクーラーやクールシートなど様々な呼び方がありますが、ボンフォームではクールエアーと呼称するよう。
足元にあるファンから空気を取り込み、シート表面から送風する仕組み。
スタンダードタイプと、バケットシートなどでも使える幅32cmのスリムタイプがあります。
見た目がすっきりしているという理由で私はスリムタイプを購入。
シートクーラーは12Vのシガーソケット給電のものが多いのですが、この製品はUSB給電できるのも特徴です。
シガープラグから電源をとると、配線の取り回しでケーブルがごちゃつくのが嫌なんですよね。
純正シートベンチレーションと後付けシートクーラーの大きな違いは、シートベンチレーションはシート表面で空気を吸い込むのに対して、後付けシートクーラーは空気を吹き出すこと。
吸引式の方が涼しいと聞きますね。
BONFORM クールエアーの外観、機能について
クールエアーの表面。座面下にある一つのファンで空気と取り入れて、18個ある送風孔から空気が吹き出されます。上端と下端が合皮で、中の方はメッシュになっています。
裏面。
重量は実測で796g。
背もたれ上部にヘッドレストに引っ掛けて固定するためのストラップがあります。
裏側に座面と背もたれの間に差し込んで固定するストッパーがあります。
座面下にファンが一つついています。
BONFORM クールエアーをCX-60に装着する
CX-60の本革シートにボンフォームのクールエアーを装着します。
シートの座面と背もたれの隙間にストッパーを押し込みます。
ヘッドレストにストラップをかけて、長さを調整します。
送風ファンからUSB Type-Aの電源ケーブルが伸びています。
ケーブルの長さは約110cmで、USB端子から25cmのとこに電源&風量調節スイッチがあります。
センターコンソールにあるType-Cポートより電源をとります(クールエアー側はType-Aなので変換アダプタ使用)。
コンソールから電源をとるとスイッチがちょうど良い位置にきますね。
余ったケーブルは隙間埋めポケットの中に入れました。
参考:【CX-60 純正シート隙間埋めポケット・レビュー】スマホ置きにちょうど良い!
装着後はこんな感じ。グレージュ色のシートに取り付けているので、見た目はイマイチですが、快適性にはかないませんね。
しっかりと固定されて走行中にずれることもないです。
座面の長さもCX-60のシートにはぴったりです。
足元にファン(写真はカバーをめくった状態)がありますが、特に邪魔にもならないです。
スイッチは電源ON(強)→中→弱→電源OFFの順で切り替わります。メモリー機能はないので、車のエンジンをかけるたびに逐一スイッチONにする必要があります。
6月中旬くらいの暑い時期からはかなり効果ある!
クールエアーをCX-60に装着したのは4月下旬だったのですが、そのくらいの春の陽気の時期だと、シートクーラーの効果は、はっきり言ってほとんど分かりません。ただ作動音がうるさいだけみたいな。
純正の吸引式シートベンチレーション装着車を試乗したことがありますが、そのくらいの時期でもひんやり感があるのが分かりました。
ただ、6月中旬で昼間の最高気温が30℃に迫くらいになると、後付けのシートクーラーでもあるのとないのとではだいぶ違いますね。
特に外を歩いたあとや、運動した後で、汗をかいているときですね。
少し背中が汗ばんでいるくらいの状態でシートクーラーを使うと、気化熱によって結構ひんやりきます。
シートクーラーがなければ、背中の汗っていつまでも乾かないので不快なんですよね。
シートクーラーを作動させれば、常に送風している状態となるので、汗もひいてきますし、蒸れが収まるのが圧倒的に早いです。
出先で長時間駐車後の熱々の車内に乗るときも、シートクーラーがあってよかったと思いますね。
↑動画を撮ってみましたが、風量は音の割にはたいしたことはありません。最大にしてもティッシュを吹き飛ばすほどの風量はない感じですかね。
座面と背もたれにそれぞれ8個ずつ送風孔がありますが、体を密着させると穴が塞がれて、風を感じにくくなりますね。
ちょっと背中を離してみると、ひんやりした風が当たりますね。
3段階で風量調整できるようになっていますが、最大風量でもそんなに強くないので、基本的には最大風量以外で使用することはない気がします。
シートに厚みがあり、2cmくらいは着座位置が上がってしまうので、最初は違和感あり。
ミラーやステアリングの位置も調整が必要。
音は結構うるさい(エアコンの風量全開なみ!)
上記動画でも確認できる通り、作動音は結構うるさいですね。
エアコンを風量全開にしているくらいの音はします。
私はシートクーラーを常につけておくのではなく、ある程度涼しくなって汗が引いてきたら一旦切るので、そこまで気にならないですかね。
サイドがないスリムタイプを選んだのは失敗だった
見た目がすっきりして良さそうという理由でスリムタイプを選択しましたが、これは失敗。
クールエアーの座面の厚みがそこそこあるので、純正シートのサイドサポートが相対的に低くなり、真っ平らなシートに座っているような感じになります。
シートによる支えが大幅に弱くなるので、カーブを曲がるときに体をずれるようになって、まるで車のロールが大きくなったかのように感じます。
最初は違和感がありすぎて、すぐに外すつもりでしたが、1か月ほど使用していると、その状態にも慣れて特に違和感もなくなりましたが。
スリムタイプはバケットシート用ですね。普通のシートに装着するとホールド性が大幅に悪化します。
新しく買いなおすなら間違いなくサイドまであるタイプを選びます。
まとめ:後付けシートクーラーは使える!
後付けシートクーラー「ボンフォーム クールエアースリム」のレビューでした。
近年の夏は猛暑なので、エアコンだけでは物足りなくなってきています。
背中も蒸れないくなりますし、シートに汗も付着しなくなります。
必要なくなれば簡単に外せますし、これからの夏の必需品になることは間違いないです。
USB給電なので、車ではなくて自宅のチェアにも使えるのがいいですね。