V37スカイラインのフロントのジャッキポイントとサイドのジャッキポイントについて紹介します。
エンジン形式や駆動方式によって違いがあるかは不明ですが、対象車はHV37 ハイブリッド 2WDです。
言葉で説明しても分からないと思うので、写真を多めに使って説明します。
フロントのジャッキポイント
フロントからのぞいた視点です。ちょうど前輪タイヤを結ぶ真ん中にある赤枠部がフロントのジャッキポイントです。
ジャッキアップした状態から見た図。黒い樹脂のアンダーカバーの中に白っぽい部分なので、分かりやすいと思います。
ジャッキポイントのアップ。面積が広いのでジャッキを当てやすいです。
周りがカバーに覆われていて分かりにくいですが、このジャッキポイントはサブフレームの一部でとても頑丈です。
アンダーカバーを一部外すとサブフレームの一部分が見えます。
ジャッキをあてている状態。
フロントを持ち上げた状態。
ジャッキアップ時は最低地上高を上げる必要がある
V37スカイラインは最低地上高が低いので、ジャッキアップ時はスロープなどに乗り上げて高さを稼がないとジャッキが入ってきません。
このくらい上げてやれば、ジャッキは入っていきます。
↑こういう低いスロープがあると良いと思います。
ただ、本当に少しかさ上げするだけで大丈夫なので、こういうスタックラダーでも代用できそうな気がします。スタックラダーは雪道などでの脱出用のものですが、これに乗り上げることで少しだけ地上高を稼げます。本来の用途のスタック用にも使えるので、スタックラダーという選択もありだと思います。
カースロープだと少し上がりすぎになるし、樹脂製のカースロープは地面の状態によっては、車の荷重が掛かったときに欠けることもあります。
ちなみに、使用しているジャッキはアルカンのフロアジャッキです。安定性抜群で、1.8トンあるスカイラインハイブリッドの前輪側を軽々と持ち上げてくれるし、コスパが良いのでおすすめです。
サイドのジャッキポイント
サイドのジャッキポイントは、パンタグラフジャッキやジャッキスタンド(ウマ)を掛ける場所のことです。
一応、取扱説明書に載っているのですが、ざっくり過ぎて全く分かりません。
上図のサイドのジャッキポイント付近を下から見上げると、このような切り欠きが2箇所あるので、サイドのジャッキポイントはおそらくここの切り欠きの間です。
これは先ほどの切り欠き部分を真下から見上げた写真ですが、車両内側の赤枠部に補強プレートのようなものが付いています。やはりここで間違いないと思われます。
このようにしてジャッキスタンド等をあてます。出っ張りを挟んで車両内側と外側で高さが微妙に違うし、すぐそばにボルトの頭があるし、本当にここなのか?と少し疑問には思いますが、特に問題なく支えられたので良いのでしょう。
車両内側から見た図です。ジャッキスタンドが補強プレート部と接しています。基本的にはジャッキスタンドと車両側との接点はこちらの補強プレートのみになるんじゃないかと思います。
最後にジャッキスタンドに車を載せた状態です。タイヤが設置しているように見えますが、わずかに浮いています。
おわりに
V37のフロントとサイドのジャッキポイントについて書きました。
リアをジャッキアップする機会があったら、リアのジャッキポイントについても追記したいと思います。