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V37スカイラインの社外ショックアブソーバーは何があるか調べてみた【純正形状・純正交換用】

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先日記事にしましたが、V37スカイラインの社外品のショックアブソーバー(例としてKYB NEW SR SPECIALを取り上げた)の価格は他車種と比べて非常に安いです。

スズキのアルトよりも安いのです。

安い理由は、V37のフロントサスペンションがストラット式ではないからだと思っています。(V37のフロントサスペンションはダブルウィッシュボーン式)

参考:V37スカイラインのショックアブソーバーはかなり安い!なぜなのか?

さて、今回はV37の社外品のショックアブソーバーはKYB NEW SR SPECIAL以外にどんなメーカー、製品があるか調べてみたので、紹介していきます。

※基本的に純正形状のショックアブソーバーをメインで取り上げます。

 

KYB NEW SR SPECIAL

KYBは純正ショックアブソーバーも数多く製造している大手メーカーです。

NEW SR SPECIALは、スプリングはそのままに、ショックアブソーバーのみ交換できるリプレイス用で、純正同等の形状になっています。減衰力は固定式です。

適応車種も非常に多く、アフター用のショックアブソーバーとしては一番有名な製品だと思います。

低価格ながら一台ごとに実車による開発がなされ、車種ごとの性格や使われ方に応じて減衰力特性が最適化されています。

V37スカイラインは1台分が3万円程で購入できます。

適応車種
HV37(ハイブリッド2WD)
HNV37(ハイブリッド4WD)

 ※HV37とHNV37とでは品番が違います。

 

KYB Lowfer Sports

 同じくKYBから出ている純正形状ショックアブソーバーですが、こちらはローダウン車用です。

ローダウンスプリングに合わせて本体長寸法を最適化しているので、ストロークを確保できるようになっています。

V37の場合は純正比で10mm短いようですね。

価格はNEW SR SPECIALと比べると少し高いです。

適応車種
HV37(ハイブリッド2WD)

 

TEIN Endura Pro

車高調のイメージが強いTEINですが、純正形状のショックアブソーバーも販売しています。

Endura Proの特徴は太いシェルケースとハイドロ・バンプ・ストッパー機構の搭載です。

純正や他社製品と比較してシェルケースが太いので、オイル容量を増やすことができます。そのため、安定した減衰力と高い耐久性が実現できます。

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上の写真はレガシィのものですが、KYBとTEIN Endura Proの比較です。写真では分かりにくいですが、Endura Proの方がシェルケースがひと回り太いです。手でつかんでみるとよく分かります。

 

また、ハイドロ・バンプ・ストッパー(H.B.S.)はサスペンションが大きくストロークするような衝撃があった際に減衰力を高める機構で、突き上げや挙動の乱れを抑えることができます。

ラリーの現場から生まれた技術のようです。

また、社外品で3年6万キロ保証付きというのも素晴らしいです。

適応車種
HV37(ハイブリッド2WD)
ZV37/YV37(2リッターターボ 2WD))

※ZV37/YV37とHV37とでは品番が違います。

 

TEIN Endura Pro PLUS

Endura Pro PLUSはEndura Proに16段階の減衰力調整機能が付いたものです。

純正形状のショックアブソーバーで減衰力調整機能付きは珍しいです。Endura Proに1本当たり+約2000円で減衰力調整機能が付けられるのでお得ですね。

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ピストンロッド先端に減衰力調整のダイヤルがついています。

ただ、リアの減衰力調整をするときは、リアシートを取り外さないとダイヤルにアクセスできないと思われます。減衰力調整のたびにいちいちリアシートを外すなどやってられないので、内装に小さい穴を空けて延長ワイヤーを通す必要がありそうです。

適応車種
HV37(ハイブリッド2WD)
ZV37/YV37(2リッターターボ 2WD))

※ZV37/YV37とHV37とでは品番が違います。

 

IMPUL SUPER SHOCK TYPE-1

IMPUL SUPER SHOCK TYPE-1は、星野一義氏自らが実走テストを行い、各日産車の車輌特性にベストの減衰力を持たせたオリジナル・スポーツショック シリーズです。

ギャップを柔軟に受け止め、コーナリング時に踏ん張る理想的な減衰力特性になっているようです。

減衰力は固定式です。

適応車種
HV37(ハイブリッド2WD)

 

番外:ビルシュタインB14

V37用のビルシュタインの純正形状のショックアブソーバーは残念ながら見つかりませんでした。

市販のビルシュタインでV37用に出ているのは、車高調のB14のみのようです。

 

東京、埼玉周辺であればKTSでの取り付けがおすすめ

サスペンション交換を考えていて、東京、埼玉周辺に住んでいる場合は、KTSというショップで取り付けるとかなり安いのでおすすめです。


KYB New SR SPECIAL 1台分 スカイライン HV37【NSF9237×2+NSF9238×2】取付セット アライメント込

例えば、NEW SR SPECIAL(2WD用)本体と取り付け工賃+アライメント調整込みで52,000円程です。しかもそのメニューを楽天市場で購入できるので、工賃やアライメント代にもポイントが付きます。

作業も早く、ディーラーに依頼すると1日預かりになりますが、KTSだとアライメントまで入れて3時間で終わるので、日帰りで車を預ける必要がないんですよね。ただ、予約は早めにしておかないとすぐには取れなかった記憶があります。

 

まとめ

V37の純正形状の社外ショックアブソーバーを紹介しました。

拾い切れていないものもあるかもしれませんが、不人気車種ということもあるのか、あまり種類はないですね。

ビルシュタインも市販品は純正形状はなく、車高調しかありませんでした。

ただ、V37のショックアブソーバーは他の車種と比べても価格が安いのは魅力的です。

 

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