V37スカイライン(非BOSE仕様車)のスピーカー交換+ツイーターを追加したので手順について書いていきます。
V37スカイラインの非BOSE車はフロント4スピーカー、リア2スピーカーの構成になっています。
純正スピーカーにしてはそこまで音は悪くなく、大きな不満はなかったのですが、年末年始の連休にやることがなかったので、スピーカー交換でもしようということになりました(笑)。
装着するスピーカー:カロッツェリア TS-C1730S
今回装着するのは、カロッツェリア TS-C1730Sです。ウーファーとツイーターが別々のセパレートタイプです。
オートバックスで試聴したときにいい音だったので、これにしました。
V37スカイラインは社外スピーカーをポン付けできない構造のようなので、装着する際にはインナーバッフルが別途必要となります。これがないと取付できません。
私はいざスピーカーを取り付ける段階でそのことに気付き、急ぎ注文したインナーバッフルが届くまで作業を中断する羽目になりました。
日産車にはカロッツェリアのUD-K522が適合します。
インナーバッフルにスピーカーをのせた状態ですが、インナーバッフル側に配線を逃がすための溝があります。
裏から見ると、このように配線をスピーカー背面の端子と接続できるようになっています。
V37の純正スピーカーはスピーカー表側のカプラーと接続しますが、社外スピーカーは大抵スピーカー背面の端子と接続することになります。
スピーカー背面はドアパネルの内部に入るので、配線もドアパネル内部に通す必要があるのですが、この溝のおかげで配線を通すための穴あけ加工が不要になるのが良いですね。
ドア内張りを外す
スピーカーを交換するには、まずドア内張りを外す必要があります。
↑こちらの記事に内張りの外し方について書いてあります。
スピーカーを交換する
ドア内張りが外れた状態からスピーカーを交換します。
まずはスピーカーに繋がっているカプラーを外します。矢印のツメを押しながら上に引っ張ることで外れます。
スピーカーはネジ穴付きのボルト3本で固定されています。ドライバーでもソケットレンチでもどちらでも外せます。
ネジ3本を外せばスピーカーが外れるはずですが、くっついたまま外れてくれなかったので、内張りはがしを突っ込んではがしました。
純正スピーカーが外れました。
右が外した純正スピーカー、左がこれから取り付けるTS-C1730S。
裏側を見るとマグネットの大きさの違いは一目瞭然です。純正品は非常に軽いのですが、TS-C1730Sはずっしりした重さがあります。いい音が鳴ってくれそうです。
スピーカー自体は純正品の方が大きく見えますが、ブラケット付きだからですね。
TS-C1730Sを取り付けますが、まずは純正スピーカーが固定されていた箇所にインナーバッフルを取り付けます。
上述していますが、インナーバッフルがないと社外スピーカーは取付できません。純正スピーカーを固定していたボルトを使って取り付けます。
念のため、ドアガラスを下してスピーカー裏のマグネットと干渉しないか確認しましたが、大丈夫でした。
TS-C1730Sには日産の純正カプラーとそのまま接続するための変換コネクターが付属しているので、カプラーを切り落としてギボシ端子で接続する必要はありません。
配線をスピーカーの端子とつなげて、ドアパネルに固定したインナーバッフルに取り付けました。
ネットワークは樹脂ブラケットの内側にちょうど良いスペースがあるので、ここに設置。
ネットワークは結構厚みがあるので、内張りの中に収まるか心配でしたが、問題ありませんでした。
ちなみにTS-C1730Sのネットワークのサイズは、おおよそですが、縦×横×高さ(厚み)=73mm×48mm×24mmくらいです。
ツイーターを追加
つづいて、ツイーターを取り付けていきます。純正位置に取り付けたいので、まずはツイーターのカバーを外します。
ただ、ツイーターのカバー単体では外れないので、赤く囲った窓枠のカバーごと外す必要があります。
ブラインドスポット警告灯用と思われる赤丸部のコネクターは抜いておきます。
カバー付け根部分に2つのクリップがあるので、ここを引っ張って抜きます。
この窓枠のカバーは両面テープとツメによって固定されています。外側から引っ張っていくようなイメージで外しましたが、剝がすのには結構力がいります。
ドアの外側から撮った写真ですが、窓枠カバーのツメがボディ側に引っ掛かるような感じになっているので、それを外していくようなイメージです(上の写真は既に外れた状態)。
ツメに加えて両面テープで固定されているので、剥がすのには力がいります。
ちなみに、カバー両端の出っ張ってる部分がパネルの隙間に入る構造になってるので、取り付けるときは、ここから先に入れてやる必要があります。
外したカバーはこんな感じです。一体型となっているので大きいですね。
外したカバーの裏側にツイーターがはまる枠があります。エプトシーラーが貼ってあるので剥がしておきます。
TS-C1730Sのツイーターはホルダーなどを外すとこの枠とジャストサイズです。
ただ、そのままだとツイーターを固定できないのでポロンと落ちてしまいます。
ツイーターを純正位置に固定するためのブラケットが付属していますが、残念ながらV37スカイラインには形状が合わず取り付けられませんでした。
先人のブログを参考にさせていただき、このようにワッシャーを重ねてかさ上げし、両端から大きめのワッシャーでツイーターを上から抑えこむ形で固定しました。
小さい方が5×25、大きい方が6×30のワッシャーを使用しています。
ツイーターを固定したカバーを取り付けて、ネットワークからツイーター用の配線をもってきて接続しました。
内張り側についている純正ツイーターは使わないことにしたので、異音防止のため外したカプラーにエプトシーラーを巻いて適当な場所に挟んでいます。
ごちゃついて汚いですが、余った配線もパネルとぶつかってコトコトと音が鳴らないように、束ねてところどころにエプトシーラーを巻いています。
あとはドア内張りを戻したら作業完了です。
カプラーの挿し忘れなどがあると後から面倒なので、ドア内張りを戻すときは気を付けましょう。
スピーカー交換の効果(純正⇒TS-C1730S)
純正スピーカーと比べると、音は大幅に良くなりますね。
全体的に音の解像度が上がったような感じです。
純正特有のこもったような音がなくなり、音量を上げても粗が目立たず音のクリアさを保ったまま、低音もしっかり出ますね。
前車(マッキントッシュ仕様)はサブウーファー付きだったので、比較すると低音は少し物足りなく感じますが、個人的には十分ですかね。
以前の車で、シート下に置くタイプのサブウーファーを使用していましたが、コンパクトながら低音はものすごいので、もっと低音が欲しくなったらそれを導入したいですね。
使用していたのは↑これより一つ旧型の製品ですが、低音はズンズンきます。
また、ツイーターが上方に設置されたことで、ボーカルの声も鮮明に聞こえるようになりました。
V37スカイラインの非BOSE車の純正スピーカーもそこまで悪くはなかったですが、やはり社外スピーカーの方が音は明らかに良いですね。
音がしっかり鳴るのでついついボリュームを上げたくなります。
ドライブがより楽しくなりそうです。
おわりに
V37スカイライン スピーカー交換について書きました。
効果が体感できるDIYは達成感があり楽しいですね。
ちなみに、制振材の余りが家にあったのでついでに軽くデッドニングしようかと思っていましたが、純正状態で制振材が貼られていたり、サービスホールが塞がれていたりしたのでやめました。
参考:V37スカイライン ドア内張りの裏側・ドアパネルがどうなっているかを見てみる