とりあえず車を楽しむ

【DIY】V37スカイラインのエンジンオイル交換をする【HV37ハイブリッド】

※記事内のリンクには広告が含まれる場合があります。

先日、V37スカイラインハイブリッドのエンジンオイル交換をしたので、作業手順について書き残しておきます。

V37スカイラインハイブリッドのオイル交換時期は下記の通りです。

オイルのみ交換 オイルとフィルター交換
通常使用 シビアコンディション 通常使用 シビアコンディション
1年/
15,000km
6ヶ月/
7,500km
1年/
15,000km
6ヶ月/
7,500km

 納車点検の交換時より約7か月、走行距離3500km程で交換しました。

走行距離的にはまだ交換時期ではないのですが、現在の私の用途では1回あたりの走行距離が短くシビアコンディションにあたります。距離よりも先に期間でオイル交換が必要になりました。

ガソリン車の場合は、通常使用、シビアコンディション共に交換時期は同じようですね。

 

必要な道具類

エンジンオイル

オイルのみ交換の場合は4.6L、オイルとフィルター交換の場合は4.9L、オイル粘度は5W-30です。排気量が3.5Lなので、もっとオイル量が必要なのかと思っていましたが、意外と少ないですね。

純正オイルはストロングセーブX Eスペシャル SN 5W-30のようです。4L缶1本では足りないので1リッター分買い足す必要があります。

ドレンパッキン

外径20mm、内径12mmのドレンパッキンを使用します。柔らかい金属でできており、オイルパンとドレンボルトの間で潰れることで気密性を上げます。オイル漏れを防ぐために基本的には交換が必要です。

14mmレンチ

ドレンボルトを回すのに使用します。私は17×14mmのメガネレンチを使いました。

10mmレンチ

エンジンアンダーカバー取付ボルトに使用します。16本も外すのでラチェットタイプが良いです。上記リンクのものはソケットサイズやアタッチメントが豊富で使いやすいです。

 

内張りはがし

エンジンアンダーカバー取付のクリップを外すのに使用します。

マイナスドライバーで代用できるので無くても大丈夫ですが、一つ持っておくといろんな用途に使えるのであっても良いと思います。

オイルジョッキ

オイルの分量の目安にするのと、注ぎ入れるために使います。

オイル缶から直で注ぐと大惨事になる可能性があるので、オイルジョッキは絶対に準備した方が良いです。

 

オイル交換の手順

今回はジャッキアップして下抜きでオイル交換をします。

エンジン形式によって違うかもしれませんが、ハイブリッドの場合、エンジンアンダーカバーを外さないとドレンボルトにアクセスできません。これはちょっと面倒くさいですね。

 

f:id:humidasu_1:20210525150553j:plainf:id:humidasu_1:20210525150601j:plain

まず、作業に取り掛かる前にオイルフィラーキャップが開くか確認しましょう。反時計方向に回して開けます。オイルを抜いた後に固着等で開けられないことが分かったらどうしようもなくなります。

f:id:humidasu_1:20210525144251j:plain

まずはジャッキアップしてウマに載せます。

参考:V37スカイラインのジャッキポイント【HV37ハイブリッド】

エンジンオイルパンは赤枠部あたりにありますが、エンジンアンダーカバーに覆われていてアクセスできないので、まずはこれを外す必要があります。

f:id:humidasu_1:20210525150211j:plain

エンジンアンダーカバーは赤線から前方方向のものを取り外します。

f:id:humidasu_1:20210525151325j:plain
f:id:humidasu_1:20210525151328j:plain

ボルト(10mm)16本と樹脂クリップ3個でとまっているので外します。

f:id:humidasu_1:20210525152250j:plain

取り外したアンダーカバーですが、ボルト(赤丸)とクリップ(青丸)の位置はこのようになっています。

f:id:humidasu_1:20210528195514j:plain

外したボルトと樹脂クリップ。軽いアンダーカバーを固定しておくためだけなのにボルト多すぎじゃね?とは思います・・・

f:id:humidasu_1:20210525200332j:plain

アンダーカバーが外れました。ボルトの本数は多いですが、カバー自体は軽いですし、変な形状をしているわけではないので、取り外しは楽です。

f:id:humidasu_1:20210525154843j:plain

オイルパンとドレンボルトが見えました。オイルフィルターも見えますが、今回は交換しません。

f:id:humidasu_1:20210525155226j:plain

ドレンボルトを14mmのメガネレンチで緩めます。

f:id:humidasu_1:20210525155437j:plain

ボルトがある程度緩まったらオイルがポタポタと漏れ出てくるので、手にかからないように注意しながら一気に取り去ります。ゆっくり取り去るとオイルがドバーと手に掛かるので素早さが大事です。

ドレンボルトはオイルと一緒に廃油受けに落としても良いのですが、後で廃油の中からボルトを探すのが面倒なので、できれば落とさずに取った方が後が楽ですね。

エンジンが冷えていなければ、素手や軍手にオイルが掛かると間違いなく熱いので、耐油グローブはあった方が良いです。

 

f:id:humidasu_1:20210525161214j:plain

オイルが流れ出てきます。最初は勢いよく放物線の軌跡で出てくるので、オイル受けの設置位置には気を付けましょう。

オイル受けは100均の樹脂ケースで問題ないですが、深くて横長のものが良いです。

 

f:id:humidasu_1:20210525162608j:plain

ある程度の時間がたってオイルが出てこなくなったら、ドレンボルトをしめます。フィラーキャップは軽く開けておいた方が、オイルが排出されやすくなります。

f:id:humidasu_1:20210525162651j:plain

ドレンボルトを閉める前にドレンパッキンは新品に交換しておきます。ネジ部に砂が付いていたらパーツクリーナー等で綺麗にした方が良いです。

 

f:id:humidasu_1:20210525162838j:plainf:id:humidasu_1:20210525162857j:plain

ドレンボルトを閉めたら、オイル缶からオイルジョッキに注いで分量を量り、オイルフィラーキャップを外したところから注いでいきます。

オイル交換のみの場合は4.6Lなので、4L入れ終わったあたりからはレベルゲージで確認しながら少しずつつぎ足すようにした方が良いです。

f:id:humidasu_1:20210528202248j:plain

レベルゲージを確認して、オイルが付着しているところと付着していないところの境界が下限ー上限の間に収まっていたらOKです。(上の写真では青の破線付近)

このとき上限ぎりぎりまでは入れない方が良いです。エンジンが冷えてオイルが下りてきてから再確認すると上限をオーバーしていたっていうことがあるからです。

 

廃油の処理

f:id:humidasu_1:20210525195546j:plain

このように元々オイルが入っていた缶にジョーゴをさして廃油を流し込み、その後近所のホームセンターに持っていき、引き取ってもらっています。

引き取ってくれるホームセンターがない場合は、廃油処理箱を使うと良いと思います。

 

おわりに

V37スカイラインハイブリッドのオイル交換の手順についておおざっぱに書きました。

フィルターの交換なしでもエンジンアンダーカバーを外さないといけないのは少し面倒ですね。

ドレンボルト周辺だけでもサービスホールが空いてたら良いのにと思いますが、空力等、いろいろな事情がありそうです。

 

'