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2年目の激安アジアンスタッドレス「リンロンタイヤ」で雪道を走ってみた感想

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先日、雪道走行する機会があったので、約一年前に購入した激安アジアンスタッドレスタイヤである「リンロン GREEN MAX WINTER UHP」の2年目のレビューをしたいと思います。

※参考(新品時のレビュー)
激安アジアンスタッドレス リンロンGREEN-MAX WINTER UHP のレビュー 

 

リンロン GREEN MAX WINTER UHPについて

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リンロン GREEN MAX WINTER UHPは中国のリンロンタイヤ(Linglong Tire)というメーカーから出ているスタッドレスタイヤです。多くの人は聞いたこともないメーカーかと思いますが、中国では大手のメーカーのようです。

なんでこのタイヤにしたかと言うと、単に安いから。それだけです。

225/40R18が4本送料込みで約30,000円程でした。17インチ、16インチにすればもっと安くなります。

 

自分の住んでいる地域では雪は年に降って数回です。ウィンタースポーツに毎年行くわけでもないので、雪道を走る機会は滅多にありません。それだけのために国産の高価なスタッドレスタイヤを買うのはどうしてももったいないと感じてしまいます。

国産は止めて安いアジアメーカーのスタッドレスにしようと考えていましたが、どうせならアジアンタイヤの中でも一番安いものを試してみようと思い、ネットで探す限りで一番安かったリンロン GREEN MAX WINTER UHPを注文しました。

新品時は問題なく雪道走行可能

リンロン GREEN MAX WINTER UHPは激安なうえに、商品レビューもほとんどないタイヤだったので、本当に雪道を走っても大丈夫なタイヤなのか不安だらけでした。

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結論を言うと、新品で購入した昨年は、リンロンのスタッドレスは雪道で普通に走る・止まる・曲がるをこなしてくれました。

群馬の赤城山の急坂や長野の山奥を走りましたが、無茶な操作をしない限り滑ることもありませんでした。

 

ただ、激安アジアンスタッドレスで気になるのはその耐久性です。一年目は使えても翌年になってゴムが硬化して雪道で滑ってしまうとなると話になりません。安物買いの銭失いになってしまいます。

2年目のリンロン GREEN MAX WINTER UHPはどうか?

タイヤの状態

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リンロン GREEN MAX WINTER UHPのトレッド面です。室内保管していましたが、ゴム質は2年目でも十分に柔らかさを保っています。

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タイヤの残り溝は7mm程。

溝の深さはこちら↓のゲージを使って計測しています。

 

雪道を走った感想

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今シーズンは箱根と福島のスキー場にリンロンタイヤを履かせて行ってきました。写真はグランディ羽鳥湖スキーリゾートの駐車場です。かなり吹雪いていました。

 

さて、2年目の激安アジアンスタッドレスの雪道での実力はどうだったのか?

 

2年目でも基本的には問題なく走ることができました。

車がレガシィなので、上りでは四駆の性能に助けられている部分もあると思いますが、下りではタイヤの性能に依存する部分が大きいはずです。

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標高の高いスキー場近くの新雪の上や圧雪路ではしっかりとグリップしているのが分かり、比較的安心して走ることができました。

 

しかし、山を下り、圧雪路からシャバシャバしたシャーベット状の雪質に変わると途端に滑りやすくなりました。

下りでスピードが乗るとブレーキ時に簡単にABSが効いてしまい、止まらないしハンドル操作に対して反応してくれないことがあり、怖かったです。

ただ、これは調べてみると安物のスタッドレスだからというわけではなく、一般的にスタッドレスタイヤはシャーベット状の雪道は苦手なようですね。

こまめにブレーキをちょん掛けしたり、時折ハンドルを切ってみたりしてグリップを探りながら走らないと危ないかなと思いました。

ただ、ゆっくり丁寧な操作を心掛けていればリンロンの激安スタッドレスタイヤでも山道の上り下りでも一応走ることはできました。

 

雪道以外ではどうか?

スタッドレスタイヤは雪道での性能も大事ですが、私のように滅多に雪の降らない地域に住んでいると実際には雪道ではない普通のドライ・ウェットの路面を走ることの方が多いですね。

ドライ路面においてはノーマルタイヤと比べるとふにゃふにゃ感やステア操作に対しての反応の鈍さなどを感じます。ゴム質の柔らかいスタッドレスタイヤなので当然といえば、当然ですね。

雨の日に弱いと言われるスタッドレスタイヤですが、雨の高速道路や峠道を常識的な速度で走っている限りでは特に滑ることもなく、安心して走れます。

 

ブレーキ性能(グリップ)はやや低めではないかと思います。以前、峠の急な下りで思いっきりブレーキを掛けたときザザーッと滑るような挙動がありました。

でも、晴れの日・雨の日に関わらず普通に走る分には何の問題もないタイヤです。

 

また、タイヤそのものもブロック飛び・欠けは見られず、バランスウェイトの量も多くなく、いたって普通です。

 

時速100km/hでのノイズの大きさがデメリット

一つだけリンロン GREEN MAX WINTER UHPの悪い点を挙げておきます。

それはちょうど100km/h付近で特有の「ブーー」「ゴーー」というようなノイズが出ることです。これは結構うるさいです。

90km/hもしくは110km/hになるとノイズは治まるのですが、ちょうど100km/hあたりでノイズが出るのです。100km/hというのは多くの高速道路の上限速度でもあり、よく使う速度域でもあると思うので、高速を多用する人だと気になるかもしれないですね。

ただ、このノイズは最初は結構気になりましたが、慣れてしまえばこんなものかと受け入れられます。300km程度の移動ではノイズが原因で疲れるということはそこまでありませんでした。車内での会話のボリュームは上げる必要がありますね。

また、一般道でも40km/hくらいからそこまで気になるものではないですが、多少のロードノイズが発生します。

はっきり言って静粛性は期待できないタイヤです。

 

まとめ

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リンロンの激安スタッドレスタイヤ「GREEN MAX WINTER UHP」は2年目でも雪道において走る・止まる・曲がるをこなしてくれました。

ただし、シャーベット状の雪質だとグリップを失いやすいので注意が必要です。

3年目、4年目となったときの耐久性は未知ですが、個人的にはリンロン GREEN MAX WINTER UHPは次回も選択肢としては有りかなと思います。雪道なんて滅多に走らないので、やはり安さが魅力です。

素性の分かりにくい無名のアジアンタイヤは、特にスタッドレスタイヤとなると選ぶのに抵抗がある人も多いと思いますが、リンロンの激安のスタッドレスタイヤはちゃんと雪道走行できました。

雪に備えてスタッドレスタイヤを買いたいけど、車を近々買い替える予定があるため高価な国産スタッドレスタイヤは買いたくない等の事情がある人にはいいのではないかと思います。

私の個人的な思いでは、一年の大半の期間使用する夏タイヤは高くても性能の良いタイヤがいいですが、年に1回雪道を走るかどうかのスタッドレスタイヤは安いアジアンタイヤで十分かなというところです。

アジアンタイヤはオートウェイで数多く取り扱っているのでおすすめです。いろんなタイヤがあるので眺めているだけでも面白いですね。

 

 

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