現在、レガシィに履かせているタイヤ「ダンロップ SP SPORT MAXX 050+」について距離にして13,000km程使用したので感想を残しておきます。
新車装着されているSP SPORT MAXX 050ではなくて、アフター品のSP SPORT MAXX 050+のレビューです。名前は似ていますが、別物なのです。
タイヤサイズは225/45ZR18 95Y (XL)です。ETRTOのエクストラロード規格のタイヤとなっています。
SP SPORT MAXX 050+ の位置付け
SP SPORT MAXX 050+ はダンロップの公式サイトでは輸入外車用ハイパフォーマンスタイヤを謳っていますが、もちろん国産車にも履かせられます。
カテゴリーとしてはプレミアムスポーツタイヤになり、下記タイヤなどと同じカテゴリーです。
- ブリヂストン POTENZA S007A
- ヨコハマ ADVAN Sport V105
- トーヨー PROXES T1Sport
- ファルケン AZENIS FK510
- ミシュラン PILOT SPORT 4
冒頭でも書きましたが、SP SPORT MAXX 050+ は新車装着タイヤのSP SPORT MAXX 050とは違うタイヤです。トレッドパターンやサイドウォールの硬さなどに大きな違いがあります。ちなみに私はネットショップでSP SPORT MAXX 050+を注文したところ、+なしのSP SPORT MAXX 050が届いたことがあります。
⇒ダンロップ 「SP SPORT MAXX 050」と「SP SPORT MAXX 050+」の違いについて
激安アジアンタイヤとの歴然たる違い
SP SPORT MAXX 050+の前は、HAIDA HD927という激安のアジアンタイヤを履かせていました。ネット通販で一番安いアジアンタイヤでした。
SP SPORT MAXX 050+はプレミアムスポーツタイヤ、HAIDA HD927は何か分かりませんが、スポーツタイヤではなさそうです。おそらく同じカテゴリー同士ではないので、単純に国産タイヤ VS アジアンタイヤという構図の比較にはなりませんが、両者の差は非常に大きいものがあります。
HAIDA HD927は215/45R18、SP SPORT MAXX 050+は225/45R18とタイヤ幅と外径が異なるので、単純比較はできないと思いますが、グリップ力に歴然たる違いがあります。
HAIDA HD927ではある程度の速度でコーナーを曲がると接地感が薄く、いつ滑り出すか分からずに怖いと感じる状況でも、SP SPORT MAXX 050+だと、同じ速度でのコーナリングでもタイヤが路面にねちねちと張り付いて、しっかり掴んでいるのが伝わり、安心感がまるで違います。多少滑っても反応が穏やかというか、あまり怖さは感じません。
コーナー途中でステアリングを右に左に、と切ってみても、その動作にしっかり反応して付いてきます。タイトコーナーの連続でもステア操作に対して遅れなく付いてくるので気持ちがいいですね。
多少無茶で下手くそな操作をしてもタイヤの力で曲がっていく、という感じですね。タイヤでここまで変わるんだなーというのをまさに実感できました。
高速巡行でもその差は明らかで、ハンドル握って真っすぐ走っているだけでもしっかり感や接地感が全く違いました。街中を普通に走っているときでも、それは感じ取れます。
SP SPORT MAXX 050+とHAIDA HD927では同じステアリングの舵角でも曲がり具合が違うような気がします。HAIDA HD927では速度によってはステアリングを切ってもその通りに曲がっていかないと感じることがありましたが、SP SPORT MAXX 050+ではステアリングを切ったら切った分だけぐいっと曲がる感覚です。
ただ、SP SPORT MAXX 050+はロードノイズは大きいと感じます。「シャーーー」という音が4,50km/hくらいでも結構入ってきます。HAIDA HD927よりもロードノイズは大き目です。
ちなみにこのHAIDA HD927という激安タイヤも普通に使う分には全く問題ありません。ロードノイズがとりわけ大きいということもなく、無茶な運転をしなければ激安タイヤだからといって危険な目にあうこともありません。
ただ、溝が減ってきた頃のウェットグリップには不安がありました。唐突に滑ることがあり、ウェットグリップへの不安からまだ溝は残っていたものの交換するに至りました。
空気圧に関して
レガシィの純正タイヤサイズは215/45R18 89Wで、今履かせているSP SPORT MAXX 050+は225/45ZR18 95Y(XL)です。ブリヂストンのHPにあるタイヤサイズ変更時の推奨空気圧検索で調べると、純正タイヤの指定空気圧と同じ前輪230kPa/後輪220kPaという値が出ます。
タイヤサイズ変更時の推奨空気圧検索システム | タイヤ交換 | タイヤを知る(乗用車用) | 株式会社ブリヂストン
しかし、前輪230kPa/後輪220kPaで走ると非常にふにゃふにゃとしたフィーリングでとても走れたものではないので、私は今のところ約一割増の前後輪共に250~255kPaにしています。
硬さが増し路面の凹凸を拾うようになりますが、個人的に操縦性と乗り心地のバランスがとれていると思っています。255kPa以上にするとタイヤが硬すぎて跳ねるし、操舵感も軽く、動きが敏感すぎて疲れます。
指定空気圧でフィーリングが悪く感じられるのは、もしかしたらタイヤではなく、アクセルレスポンスやサスペンションの悪さもあるかもしれません。
リーズナブルなプレミアムスポーツタイヤ
激安アジアンタイヤと比べると価格はだいぶ高くなりますが、同じプレミアムスポーツタイヤのPOTENZA S007Aや ADVAN Sport V105と比べると、ダンロップ SP SPORT MAXX 050+はリーズナブルな価格なので、おすすめできるタイヤだと思います。
以上、比較対象が激安アジアンタイヤで、参考にならないSP SPORT MAXX 050+のレビューでした。
ちなみに、アジアンタイヤを購入するならオートウェイがおすすめです。ラインナップが非常に豊富です。