車のタイヤの空気圧管理はとても大切で、空気圧が不足していると燃費や操縦性の悪化、パンクによる事故の原因になったりします。
定期的に空気圧計でタイヤの空気圧をチェックすれば良いのですが、それが面倒だと感じる人もいると思います。
そんなときにおすすめなのが、空気圧センサー(TPMS)です。TPMSは車によっては標準装備されていますが、低コストで簡単に後付けすることも可能です。
今回は空気圧センサー(TPMS)について(メリットや種類)と5種類の製品を紹介したいと思います。
空気圧センサー(TPMS)とは?
空気圧センサー(TPMS)とはその名の通り、車のタイヤ4輪の空気圧を常時監視・車内のモニタに表示してドライバーに知らせてくれる機器です。
TPMS(Tire Pressure Monitoring System)と呼ばれることもあります。
ドライバーは社内のモニタから常にタイヤ4輪の空気圧状態を確認できるため、空気圧やタイヤの異常について察知できます。
タイヤの空気圧不足は危険を伴うため、アメリカや欧州などの国ではTPMSの装着は義務化されています。
空気圧管理はとても大切!
タイヤ内の空気は何もしていなくても少しずつ自然と抜けていきます。1か月で5~10%程低下するとも言われています。
タイヤの空気圧が不足すると、燃費の悪化、タイヤの偏摩耗、走行安定性や操縦性の悪化、高速走行時のタイヤバーストの危険性など様々なデメリットがあるため、適切な空気圧であることを管理するのはとても大切です。
低下していた空気圧を適切に調整すると、特に操縦性の変化は体感しやすいです。ふわつきが減ったり、ハンドリングがよくなったり、走り出しの加速がスムーズになったりするのが分かると思います。ただ、空気圧を上げすぎると路面の凹凸で跳ねるようになりますし、ステアリング操作に対して俊敏に反応する一方でグリップ力が落ちます。
空気圧を適切に管理することのメリットは非常に大きいのです。
空気圧センサー(TPMS)装着のメリット
空気圧センサー(TPMS)装着のメリットは、なんといっても空気圧管理が楽で正確ということです。
タイヤの空気圧管理は非常に大切ですが、日頃から空気圧管理している人は少ないと言われています。タイヤゲージを使って4輪の空気圧測定するのは地味に面倒ですし、ホイールを触ると手が汚れてしまいます。
TPMSを使用することでその手間を省くことができます。
お店やディーラーでタイヤ交換したり点検に出したりした後に、乗り心地悪いなあと思って測定したら空気圧がパンパンになっていることもたまにありますが、そういうときもTPMSがあれば空気圧が高いことにすぐに気付けます。
また、タイヤの空気圧は走行後やタイヤへの日当たり状態でも変わってきます。タイヤゲージでの測定だと測定のタイミングによっては正しい空気圧が測定できない場合もあります。
TPMSは常に空気圧の値を表示してくれるので、測定のタイミングを気にする必要がありません。
他には、走行中でも常に空気圧をモニタリングできるので、例えば高速走行時や標高の高い山間部ではタイヤの空気圧は上がりますが、そういう変化についてモニタの表示で実感できるのが面白い点でもあります。
写真は純正でTPMSを装着している車のディスプレイですが、このように4輪の空気圧状態をリアルタイムで把握することができます。適正値は240kPaなので前輪だけ空気圧高くてバランスが悪いなあというのが分かると思います。
空気圧センサー(TPMS)の種類
空気圧センサー(TPMS)には直接式TPMSと間接式の2種類があります。
直接式
出典:太平洋工業公式サイト
直接式TPMSはタイヤ内側のホイールにセンサーを取り付け、タイヤの空気圧や温度を測定し、無線で受信機に送信するタイプです。精度が高く、車によっては標準装備されています。
ただ、センサーの電池が切れた場合に、電池交換にタイヤの脱着が必要となり、手間や工賃が発生するというデメリットがあります。
間接式
出典:Amazon
間接式TPMSはタイヤの空気圧低下によって外径が小さくなった際に回転数が増加することを利用しています。
直接式TPMSとは違い、取り付けにタイヤの脱着は必要なく、ホイールのエアバルブに取り付けるだけで良いため手間も少なく、また、リーズナブルな製品が多いというメリットがあります。
後付けするのであればこちらがおすすめです。
空気圧センサー(TPMS)を5選紹介
取り付けが簡単で比較的リーズナブルな間接式のTPMSを紹介します。
GreenGee タイヤ空気圧モニター
450mAhの大容量バッテリーを内蔵してあり、受信機本体はソーラーパネルとUSBの2通りの充電が可能です。
センサーはIP67級の防水性能があり、雨の日や洗車時に高圧洗浄機を使用しても安心です。
また、日本語音声のアラーム機能があり、空気漏れや空気圧が低いときに日本語での警告を出してくれます。
光度によって自動的にディスプレイの輝度を調整してくれる機能が付いているので、日差しで表示が見えないということを防げるのも良い点です。
Jansite タイヤ空気圧モニター
こちらの製品はフロントガラスに設置することができます。インパネにシールで機器を貼り付けるとインパネの素材が傷んだり、変色したりすることもあるので、インパネに機器を設置したくない人におすすめです。
また、ディスプレイの画面が大きいため表示が目視しやすいというメリットがあります。
受信機本体はソーラーパネルとUSBの2通りの充電が可能です。
Antion タイヤ空気圧センサー
こちらのTPMSはディスプレイがシガーソケットプラグと一体になっています。インパネやガラスに設置しないため、視界周りに影響が出ません。ディスプレイもコンパクトなので、シガーソケット周りもそこまで狭くならないのも良いです。
外部センサーには防水機能があり、雨の日でも安心して使用できます。
Zmart タイヤ空気圧センサー
こちらの製品は専用のアプリをインストールすることでスマートフォンで空気圧の状態を確認することができます。AndroidとiOSのどちらにも対応しています。
車内にディスプレイ等の機器を設置する必要がないため、車内がごちゃつかないのが良いところです。レーダー探知機やドラレコ等の機器が既に設置してあり、これ以上増やしたくない場合などに便利です。
スマホで空気圧をチェックするという最先端な感じも良いですね。
Airmoni(エアモニ)4
Airmoni(エアモニ)4は安心の国内メーカー製です。株式会社プロテクタが展開するエアモニシリーズで、様々なメディアにも掲載されている有名な製品です。
4輪車用だけではなく、6輪車やトレーラー等の8輪車に対応した製品も出ています。(4輪用を購入後でも、センサーを買い足すことで6輪や8輪にも対応可能)
受信機本体は充電式でソーラーパネルで充電可能(USB充電も可)なので、ワイヤレス状態で運用できます。
Amazonで買い物するときは、ひと手間掛かりますが、Amazonギフト券にチャージ(入金)してからギフト券を使って購入した方がお得です。
1回のチャージ額 | 通常会員 | プライム会員 |
---|---|---|
90,000円〜 | 2.0% | 2.5% |
40,000円〜89,999円 | 1.5% | 2.0% |
20,000円〜39,999円 | 1.0% | 1.5% |
5,000円〜19,999円 | 0.5% | 1.0% |
チャージ金額やプライム会員かどうかによって異なりますが、最大2.5%のポイントが還元されるためです。
例えば、90,000円分のAmazonギフト券を購入すると、2,250円分が還元されます。
まとめ
タイヤ空気圧センサー(TPMS)を紹介しました。
空気圧管理は本当に大事です。TPMSがあると、普段から手間もなく空気圧管理が実施でき、空気圧低下などの異常があるときは警告してくれるので、なかなか便利なアイテムです。
今回紹介した製品の多くは海外製品ですが、日本のメーカー・会社のTPMSもあります。
参考:【日本メーカー】のTPMS(タイヤ空気圧モニター)5製品を紹介!|国内メーカー・日本製品