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【デッドニングにおすすめ】制振材、制振シート7製品を紹介【メーカー別】

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車の静粛性を高めたり、音響を良くしたりするためにはデッドニングが効果的です。

デッドニング時には制振材や遮音材、吸音材などをドアや天井、パネルに取り付けることになりますが、中でも制振材の貼り付けは効果が分かりやすいですね。

制振材と一口に言ってもいろいろな製品がありますが、今回は制振材、制振シートをメーカー別に7製品紹介します。

 

制振材の貼り付けは効果が分かりやすい

冒頭にも書いていますが、デッドニング作業の中でも制振材、制振シートの貼り付けは効果が分かりやすいです。

具体的には以下の2点の効果です。

  • ドアの閉まり音が良くなる、上質感が出る
  • スピーカーからの音がはっきりする、音質が良くなる

それぞれ簡潔に説明します。

ドアの閉まり音が良くなる、上質感が出る

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制振材は質量があるので、それを貼り付けることによってドアが少し重くなります。くわえて鉄板の振動を抑えられるのでドアを閉めた時の音に重厚感が出ます。

以前乗っていた車は、制振材貼り付け前はドアを閉めるときに「バンッ」という鉄板が響く音がしていましたが、貼り付け後は「ボンッ」という明らかに重厚感が増した音になりました。

制振材を貼り付けた場所はボディを外側からコンコンと叩いてみても、鉄板が響く音がしなくなるので、しっかり振動を抑えてくれているのが分かります。

ドアは車に乗るたびに必ず閉めることになるので、閉まる音に上質感・高級感が出るのは地味に満足度が高いですよ。

 

スピーカーからの音がはっきりする、音質が良くなる

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ドアのパネルには一般的にはサービスホールと呼ばれる大きな穴があいています。中は空洞になっていますが、サービスホールの面積が大きいのでこのままではドアはスピーカーBOXの役目を果たせません。

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この穴を制振材で塞ぐことで密閉されたスピーカーBOXが出来上がり、音がはっきりと聞こえるようになります。純正スピーカーでも音質がよくなります。

例え高いスピーカーでも、ドアパネルから外して単体で音を鳴らすとシャカシャカと聞こえるだけですが、スピーカーBOXに入れると低音がしっかりして、音がはっきりと聞こえるようになります。

それほどスピーカーの「箱(エンクロージャー)」は大事なんですね。

 

制振材の貼り付けは効果が分かりやすく、コスパが良いのでおすすめのDIYです。

参考:素人作業によるデッドニングでもちゃんと効果はありますね 

 

制振材、制振シートをメーカ別に7製品

日東電工 レジェトレックス

レジェトレックスは低比重のゴムを用いた粘着剤付きの高機能制振材です。ブチルゴムとアルミ箔の2層構造になっていて、粘着剤いらずで曲面にも貼り付けることができます。

日東電工は自動車メーカーに純正採用されるシール材のエプトシーラーなども開発しているメーカーで技術力も高いです。

価格もリーズナブルで制振効果も高いのでデッドニングの定番ともいえる製品です。

 

積水化学工業 レアルシルト

レアルシルトはデッドニングの制振材としてレジェトレックスと同じくらいよく使われます。

レジェトレックスに使われているブチルゴムと違い粘着剤のべたつきがないのも特徴です。

ブチルゴムは高温になると柔らかくなり剝がれやすくなるので、ルーフ等の高温になる箇所にはレアルシルトの方が向いているかもしれません。

レジェトレックスと比べると価格は高くなりますが、カーオーディオ雑誌に取り上げられたりプロのオーディオショップで採用されたりする高性能な制振材です。

 

toolsisland(ツールズアイランド) アルミ 振動 制振シート

5mのロール品で量が多いですが、面積当たりの単価が安くお得な制振材です。

ドアやピラー、トランク、後部座席など量を気にせずにたっぷり使うことができます。

少量買って、足りない分を買い足していくと逆に高くつくこともあるので、本製品のようにロール品で一気に購入してしまうのもありですね。

耐熱温度は-15℃~130℃にまで対応しています。

 

Noisus(ノイサス)制振シート

日本の自動車メーカーで多くの車両に純正採用されている制振材です。

比重は1.6となっており、日東電工のレジェトレックス(比重1.4)より高性能な制振材となっています。

表面のアルミ層は手を切りにくい軟質素材を採用しています。手を切ると地味に痛いのでこれはポイントが高いです。

また、同社からは180℃の耐熱性能をもつ「Noisus-ノイサス耐熱制振シート」も販売されていて、エンジンルームやボンネット裏、高温になるルーフにも使用ができます。

 

日本特殊塗料 オトナシート

300mm×400mmのシートが5枚入っています。

他の制振材と違ってアルミ層がないので、施工時や貼り付けた箇所を触っても手を切る心配がないのが良い点です。

一方、冬場などの気温が低い時は粘着力が弱くて剥がれやすいのがデメリットです。

ヒートガン等で温めながら使用すれば大丈夫ですが、晴れた日であればダッシュボードの上にしばらく置いておくだけでもある程度の粘着力は出てくれます。

車以外にも流し台や冷蔵庫に貼ることで振動音を抑えることもできるので用途が広いです。

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エーモン 音楽計画 デッドニングキット

車のDIY用品を多く扱っているエーモンのデッドニングキットです。

「音楽計画」という名の通り、こちらの製品はどちらかというと、ドアスピーカーの音質向上を目的としたデッドニングキットです。

小さくカットされたポイント制振材やスピーカー背面制振吸音材などが同梱されていて、手軽にコスパ良く音質を向上できる人気の商品です。

同シリーズには大きめの制振シートや吸音シートが入っているタイプのキットもあります。

 

ALPINE(アルパイン) 車種専用デッドニングキット

カーオーディオなどで有名なアルパインから出ている車種専用設計のデッドニングキットです。

車種ごとに異なる、ドアの振動ポイントに合うように専用設計されているため、どこに貼り付けるか?を悩む必要がありません。

ドアのサービスホールに貼る制振材も車種ごとに合うように最初からカッティングされているので、過不足なく使用することができます。

自分でカットしたり、貼り付け位置を探ったりする必要がないため、手間なく手軽に施工できるのが良い点です。YouTubeに本製品の貼り方の動画もあります。

アルファード、ハイエース、ハリアー、セレナなど様々な車種用が出ています。

 

番外:オルファ(OLFA) ロータリーカッターLL型 136B

制振シートはブチルゴムが切れにくかったりするので、ハサミやカッターを使うよりもコロコロと転がして切ることができるロータリーカッターがあると便利です。

デッドニングの作業自体が大変ですが、「切る」という作業は結構多いので、その負担を減らして作業効率を上がることができるロータリーカッターはおすすめです。

くわえて、下地を切ってしまわないようカッターマットもあった方が良いですね。

 

まとめ

制振材、制振シートをメーカー別に7製品を紹介しました。

制振材はドアなどの鉄板の共振やビビりを抑えることができるので、不快な振動を防いだり音質を向上させたりできます。

様々な製品が出ていますが、メーカーごとに特徴が異なるので自分の車に合った制振材が見つかると良いですね。

ドアの閉まり音を良くするためには、エーモン 風切り音防止モールも手軽な割には大きな効果があります。

参考:ドアの閉まり音を簡単に良くする方法!エーモン風切り音防止モールを使う 

 

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