とりあえず車を楽しむ

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【初心者向け】車のタイヤへの空気の入れ方│空気圧だけで車は変わりますよ

今回は車のタイヤへの空気の入れ方について書きたいと思います。

車のタイヤの空気圧管理について、普段からあまり気にしていないという人も多いかと思いますが、空気圧管理はとても大切で、空気圧によって車の乗り心地や操縦性、燃費は大きく変わります。

 

タイヤへの空気入れはお金の掛からないメンテナンスなので、やって損はないです。

足踏み式の空気入れを使用する方法とガソリンスタンド等にある空気入れを使う方法の2通りを紹介します。

 

空気圧計は必要

まずタイヤへの空気入れをするにあたって必要なものが一つあります。

それは、空気圧計(エアゲージ)です。

空気圧計を使って空気を入れるわけでないですが、これがないと正確な空気圧管理ができません。

 たいていの場合は空気入れ自体に空気圧計が付いていますが、精度が悪く正確でないことがあります。

また、空気を入れるときは目標値よりも多めに入れて、その後空気圧計を使って目盛りを見ながら余分な空気を抜いて微調整するのがいいです。詳しくは後述します。

 

空気圧計は1000円しないくらいで買えるので間違いなくあった方がいいです。

 

車の指定空気圧を確認する

タイヤの空気圧をどれくらいに調整したらいいのかは、指定空気圧を確認します。

車には指定空気圧が設定されており、ドアを開けたところに指定空気圧のステッカーが貼ってあり、そこに記載されています。(給油口の蓋の裏側にある車種もある)

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この車の場合、前輪230kPa、後輪220kPaです。空気圧を調整するときはこの値を下回らないようにします。(多少上回る分には問題ありません)

 

ただし、インチアップやインチダウンしてタイヤサイズが変わると(指定)適正空気圧も変わります。

また、タイヤサイズは同じでもロードインデックスが変わるだけも適正空気圧は変わります。例えば、タイヤサイズ表記の「215/45R18 89W」の89Wの値が93Yになると適正空気圧は前輪230kPa⇒250kPa、後輪220kPa⇒240kPaとなります。

 

タイヤを変更したときの適正空気圧は下のサイトで確認ができます。変更前後のタイヤサイズを入力するだけで簡単に適正空気圧の換算ができるので便利です。(インチダウンには対応していないようです)

タイヤサイズ変更時の推奨空気圧検索システム | タイヤ交換 | タイヤを知る(乗用車用) | 株式会社ブリヂストン

 

 

空気圧調整はタイヤが冷えているときにする

空気圧調整は原則、車を走らせる前のタイヤが冷えているときに行います。タイヤは走ると摩擦熱によって温度が上がり、タイヤ内の空気が温められることで空気圧も上がります。

 

上述した指定空気圧の値はタイヤが冷えているときの数値となります。

 

そのため、ある程度走ってタイヤが温まった状態で指定空気圧に合わせて調整をすると、タイヤが冷えて空気圧が下がったときに指定空気圧を下回ってしまうことがあります。

 

もし、車を走らせた後に空気圧調整をする場合は、タイヤが温まることによって増えた空気圧分を見越して調整する必要があります。厳密に何kPa増えたとかは分からないので、多め(10~30kPa程度)に空気を入れておいて、翌朝タイヤが冷えているタイミングで余分な空気を抜き、適正空気圧に合わすことになります。

 

また、車を走らせていなくても日差しが当たるだけでも空気圧は上がります。日の当たっている側のタイヤだけ10kPa高いなんてこともあります。そのため、できれば朝一や夜間に空気圧調整するのがいいです。

 

タイヤに空気を入れる

足踏み式空気入れを使用したやり方

私は普段、足踏み式の空気入れを使っているのでその方法を紹介します。車のタイヤの空気を人力で入れられるの?と思う人もいるかもしれません。私も最初そう思っていましたが、これが案外普通に入れられます。

 

シガーソケットから電源をとる電動の空気入れもありますが、音がとてもうるさいので場所を選びますし、その割に空気入れるのに結構時間が掛かり、長時間騒音をまき散らすことになるので好きではないです。(足踏み式で入れた方がはるかに早いです)

 

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まずはホイールにエアバルブキャップがついているので、これを外します。

アルミホイール装着車は写真のようにバルブキャップの位置はすぐに分かりますが、ホイールキャップ付きのスチールホイール装着車は、バルブが隠れていてホイールキャップを外す必要がある場合もあります。

 

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エアバルブキャップは反時計回しで緩められます。f:id:humidasu_1:20200613215757j:plain

バルブキャップが外れたら、空気を入れる前に空気圧を測定します。(バルブキャップは地面と同化しやすいですし、風で転がっていくこともあるので、見失わないようにポケットなどに入れた方がいいです)

 

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私はこのようなタイプの空気圧計を使っています。

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空気圧計の先をエアバルブに押し当てると空気圧は測定できます。

このときの注意点は空気圧計をエアバルブに対して真っすぐ、一気にしっかりと押し当てることです。

空気圧測定時にありがちなのですが、空気圧計を斜めに押し当てたり、ゆっくり押し当てたりすると空気がプシューと抜けてしまいます。

 

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車に採用される米式バルブは中心にある突起を押し込むことで空気の出し入れができますが、ここを中途半端に押すと空気が抜けてしまいます。

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このように空気圧計とバルブが斜めなっていると、中途半端に突起部を押している状態なので空気が抜けてしまいます。

特に、エアバルブの位置がタイヤの真下に来ているときなどは目線よりかなり下にくるので、真っすぐになっているかが分かりづらく空気漏れを起こしやすいです。

 

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コツとしては空気圧計先端を指先で触り面を確認しながら、その面がバルブ先端の面と平行になるように 指先の感覚と目視で互いを合わせます。人間の感覚は繊細なのでこの方法は案外いけます。

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両者の面が真っすぐになっていることを確認して一気に押し込みます。そうすれば空気が全く抜けることなく空気圧測定ができます。(写真を撮った日が異なるのでバルブの位置がばらばらになっていますが、気にしないでください)

 

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空気圧が測定できました。240kPaです。(私は適正空気圧よりやや多めに入れています)

 

空気圧が測定できたら空気を入れていきます。

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使うのはBALのツインシリンダーの足踏み式空気入れです。

これは幅広で踏んだ時の安定感が高く、大型のペダルなので踏みやすい。さらにツインシリンダーなので一回のストロークで入る空気量も多くとても使いやすいです。

 

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以前は写真左側のシングルシリンダーの自転車用空気入れを使用していましたが、横幅が小さく安定性に欠ける上に耐久性にも問題がありました。

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無茶な使い方はしていないと思っていますが、良くない方向に力が掛かってしまったのか、ロッドが曲がり、表面もガサガサに傷ついて使えなくなってしまいました。

 

できればツインシリンダーの空気入れをおすすめします。

 

話を戻します。

 空気入れの口をバルブに装着します。

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空気入れには数種類のアタッチメントがついていると思いますが、車の米式バルブの場合は、何もつけず写真のような素の状態でOKです。

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バルブに空気入れの口を当てますが、強く当てすぎなくても大丈夫です。

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バルブにはまったらロックレバーを倒します。

(空気を入れ終わり外すときは、ロックレバーを解除した瞬間に空気が漏れてくるので素早く外します)

後はペダルを踏んで空気をいれていきます。このとき目標とする空気圧より多めに入れて後で抜いて微調整するようにしていきます。多めに空気を入れるのは、空気入れをバルブから抜く際や空気圧を測定する際に多少空気が漏れてしまうことを考慮してです。

 

私は現状の240kPaから250kPaにしたいので、255~260kPaくらいを目途に入れていきます。

 

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空気を入れ終わったあと測定すると約255kPaでした。感覚的にはペダルを15~20踏みで10kPa入るイメージです。

 

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ちなみに、このとき空気入れ付属の空気圧計の値は約240kPaでした。どちらが正しいかまでは分かりませんが、このように誤差が生まれるので、毎回使う空気圧計を一つ持っておいた方がいいです。

 

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余分な5kPa分を抜いていきます。バルブの中にある矢印の突起を軽く押せば空気は抜けるので、空気圧計で軽くバルブを押してあげれば空気は抜けます。

減圧機能がついている空気圧計であれば、バルブに押し当て目盛りを見ながらボタンを押して空気を抜くこともできます。

 

空気圧計で確認しながら目標の空気圧になったら作業完了です。

 

ガソリンスタンドにある空気入れを使ったやり方

空気入れを持っていない場合は、ガソリンスタンドやオートバックスにも空気入れが置いてあるので、それを使う方法もあります。

 

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このような球体のタンクをもった空気入れだったり、固定型の空気入れ装置がどこかにあるはずです。

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使い方は一般的な空気入れと同じです。空気入れのホース先端をエアバルブに押し当てて、トリガーを引いて空気を入れます。(固定する必要はなく、しっかり押し当てるだけでOKです。※ものによっては固定用のツメがついているかもしれません)

足踏み式と違って人力ではないので、楽に早く空気を入れられます。

 

しかし、このやり方だと少なくともガソリンスタンドやオートバックスに行くまでに車をある程度走らせているはずなので、当然タイヤの温度が上がり、空気圧も上がっている可能性があります。(速度や走行時間にもよりますが、0~30kPaくらい上がります。)

なので、このとき適正空気圧に合わせて空気圧調整すると、タイヤが冷えたときに適正空気圧を下回ってしまうことになります。

 

そのため、走った後に空気を入れるときは、適正空気圧に合わせて空気を入れるのではなく、現在の空気圧を測った後、その空気圧+10~30kPaくらい多めにいれます。そして、朝一などタイヤが冷えてから余分な空気を抜くことになります。

  

この場合もやはり空気圧計が必要になってきます。

 

空気圧が10kPa変わると乗り心地は大きく変わる

空気圧は10kPa変わるだけで、車の乗り心地や操縦性が大きく変わります。

 

例えば、230kPa⇒240kPaだと変化量としてはたったの4%くらいですが、数メートル車を転がしただけで乗り味が変わったことが分かります。

 

一般的に空気圧を高めにすると、シャキッとした乗り味になっていきます。ステアリング操作に対しての車の応答が良くなり、転がり抵抗が減り、アクセル踏んだときに軽く車が進むようになります。適度に高めれば直進性も向上します。

しかし、空気圧を上げ過ぎるのも良くないので、ちょうどいい塩梅を探してみるといいと思います。

 

個人的な感覚では下記のようになります。(適正空気圧230kPaの場合)

適正空気圧+10kPa・・・ステアリング操作に対する応答が良くなり操縦性が向上。やや硬めの乗り心地になる。転がり抵抗がへり、以前よりスムーズに車が動く。

適正空気圧+20kPa・・・ステアリング操作に対する応答がより敏感になる。路面の凹凸でゴツゴツ感がより増える。車がより軽く進むようになる。

適正空気圧+30kPa~・・・ステアリング操作に対する初期の応答は良いが、接地面積が減りタイヤのより真ん中のみで路面と接するようになるので、ワインディング等を走ると明らかに接地感が薄くて怖い。路面の凹凸で車が跳ねるようになる。

 

適正空気圧の1割増し以内の範囲で調整するのが良いと感じます。30kPa~くらい増やすと悪影響が目立ってくる印象です。

 

逆に適正空気圧より低いのも良くないです。路面からの当たりは柔らかくなりますが、タイヤのゴムがよれてふにゃふにゃした操縦性になり、車が思ったように動いてくれないので、乗り心地が悪いと感じます。

 

空気圧は定期的に確認・調整した方がいいです

タイヤの空気は何もしなくても自然に抜けていきます。

なので、少なくとも月に1回はタイヤの空気圧は確認した方がいいです。できれば2週間に1回確認するのがいいと思います。

 必ずしも適正空気圧にぴったり合わせる必要はなく、+10kPa、+20kPaと試してみて自分の好みの乗り味を探してみると面白いですね。

 

個人的には足踏み式の空気入れを一つ持っておいても良いと思います。

自宅駐車場でも空気を入れられるようになるので、ガソリンスタンドで空気を入れて、タイヤが冷えてから後で空気を抜くという二度手間が発生しないですし、車に積んでおけば出先でも空気圧の調整ができます。

 

 

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