レガシィのミッションマウントを交換してみました。ピッチングストッパー交換⇒エンジンマウント交換と来ているので、これでエンジン・ミッションマウント系の交換を全て制覇となります。
【ピッチングストッパー交換】
⇒BLレガシィ ピッチングストッパーを交換した すごいぞ!想像以上に効果あり(作業編)
【エンジンマウント交換】
⇒DIYでBLレガシィのエンジンマウントを交換してみた(純正⇒STI)-①
ミッションマウント交換作業はそんな難しくはないと思いますが、作業手順について書きます。
ちなみにSTIのサイトを見るとBL/BPレガシィには5MT用のSTIミッションマウントしか設定されてなく、6MT用のSTIミッションマウントの適合車種にBL/BPレガシィは該当していませんが問題なく装着できます。部品番号はST410224S000
大まかな作業の流れ
①ジャッキアップする
②車の下に潜る
③ミッションをジャッキで支えておく
④クロスメンバーを固定しているボルトを外す
⑤クロスメンバーを外す
⑥ミッションマウントを外して新旧交換する
⑦元に戻す
ミッションマウントの交換作業
古いミッションマウント外し
まずはジャッキアップして車の下に潜る空間を作ります。ミッションマウントは少し奥の方にあるので、高めに上げておくと作業がし易いです。
↓私はこのウマを使って3番目の高さまで上げました。
このくらいの高さまで上げました。そしてミッションマウントの位置(作業場所)は赤丸部分。すげー広そうに見えますが、下から写しているのでそう見えるだけで実際はそうでもないです。
横から見るとこの場所です。
何度もくどいですが、ここです。 矢印のところにミッションマウントが隠れていますが、赤く囲ったクロスメンバーを外さないとミッションマウントは外せません。
写真はクロスメンバーとミッションマウントの図です。青丸・緑丸のボルト、青四角・赤丸のナット、合計8本外せば、真ん中と下のクロスメンバーが外れてミッションマウントを外せるようになります。(青丸のボルトは17mm、他は全て14mm)
一番上のクロスメンバーはボルト4本でとまっていますが、今回は外す必要はないです。
青四角のナットを緩めます(外すのは後でOK)。奥まった位置にあり、ボルトの先が出っ張ってるのでディープソケットがあった方がいいです。
※このナットはそこそこ硬く(指定トルク:70N・m)締まっているので、クロスメンバーが車体に固定されているときに緩めておいた方が力を入れやすい
ちなみにこの青四角のナットはミッションマウントのみの交換であれば外す必要はないですが、私はクロスメンバークッションラバーもついでに交換したので外しています。
赤丸のミッションマウントとクロスメンバーを固定しているナットを外します。ここもディープソケットが必要。
緑丸のボルトを外します。奥のボルトは排気管と工具が干渉して回しにくかったです。ここでエンジンマウント交換でも活躍したロングフレックスメガネラチェットレンチが再活躍しました。(なくても外せます)
最後に青丸のボルトを外しますが、クロスメンバーが外れるとミッションが下にずれ落ちるそうなので、事前にジャッキをあてて支えておきます(持ち上げる必要まではない)。
ジャッキが真ん中にあるとスペースを取り作業しづらいので、私はある程度ボルト・ナットを手で回せるまで緩め終わるまでジャッキはあてませんでした。
ミッションオイルパンにジャッキをあてました。洗車スポンジをクッション代わりに使用。
青丸のボルトは指定トルクが140N・mなので、ちゃんと締まっていれば非常に硬いです。柄の長いスピンナーハンドルがあると便利です。このボルトは元に戻すときの方が大変でした。寝っ転がりながら140N・mの力で締めるのはかなりきつい(笑)
私は緩めるときは全長505mmある下記工具を使いました。結構便利な工具です。
全てのボルト・ナットを外すとクロスメンバーが落ちてくるので、最後のボルト・ナットを外す際は手でクロスメンバーを支えながら排気管を上手く避けて下ろします。
ミッションマウントがあらわになりました。
一部写ってないですが、4本のボルトでミッションに固定されているので外します。
ミッションマウントが外れました。
新旧比較。純正と比べるとSTIの方はゴムぎっしり詰まっています。硬さも全然違います。純正は結構柔らかいですが、そこまでへたっているようには見えませんでした。
クロスメンバークッションラバー交換
ミッションマウント交換のついでにクロスメンバークッションラバーも交換しました。これもSTI強化品があるのですが、気付くのが遅く純正品を購入してしまった・・・
ミッションマウント交換のみであれば、この作業は不要で新しいミッションマウントを取り付けて元に戻せば作業終了です。
これは外したクロスメンバーですが、赤丸部分を上下に挟むようにクロスメンバークッションラバーが装着されます。
①41022FE100(CUSHION RUB CRMN R)
②41022FE090(CUSHION RUB CRMN F)
③41022AG080(CUSHION RUB CRMN R)
↑純正部品番号記載しておきます。
上記写真のように組みつけます。
新しいエンジンマウント取り付け
新しいミッションマウントを取り付けて、クロスメンバーを元に戻せば作業終了です。
クロスメンバーを取り付けるとき17mmのボルト穴が車体側に届かなくて少し苦戦しましたが、ジャッキで支えていたミッションをほんの少し持ち上げてやると無事届きました。
締付けトルクは下記参照
STIミッションマウントに交換しての感想は次回書きます。