先日、レガシィのミッションマウントを純正品からSTI品へと交換しました。これでピッチングストッパー・エンジンマウント・ミッションマウントの3点セットを全て新品のSTI製に交換したことになります。
⇒DIYでBLレガシィのミッションマウントを交換してみた(純正⇒STI)
一番最初にピッチングストッパーを交換してその激変ぶりに驚いたものの、その効果はたった一週間で消えてしまった・・・。原因は不明ですが、エンジンマウント・ミッションマウントをセットで交換すれば、また良くなるのではないかという希望をもって交換するに至りました。
⇒ピッチングストッパー交換後の運転フィール大幅向上の効果がなくなってしまった!
今回は順番としては一番最後になったミッションマウントを交換してどう変わったかの感想について書きます。
ピッチングストッパー・エンジンマウント・ミッションマウントについて
ピッチングストッパー・エンジンマウント・ミッションマウントのイメージ図として雑な絵をかきました。
位置関係や大きさとかは適当。これらの3つのマウントを介してエンジン・ミッションは車体に固定されています。ピッチングストッパーは上からエンジンを吊るように固定しますが、エンジンマウント・ミッションマウントはエンジン・ミッションが直接メンバーと接しないようにゴムを介して下から支えるイメージです。
今回交換したのはミッションマウントのみですが、ピッチングストッパー・エンジンマウントもつい最近交換したばかりなので、3点セットをSTI強化品に交換したレビューも兼ねています。
新旧ミッションマウントの比較
純正品はゴムが柔らかく、少し力をいれて手でねじってみると、ぐにょぐにょと動きます。一方STI品の方はぎっしりとゴムが詰まっており、ゴム自体も非常に硬いので、ねじってもびくともしません。いかにも強化品という感じ。
ちなみに純正品は前回交換してから約6万km使用しています。
6万km使用の純正品はそこまでへたりはないように感じます。ゴムにもひび割れ等見られず、弾力もしっかりあります。
古い純正品の方は端の部分のゴムがちぎれているように見えます。
ミッションマウントと同時にクロスメンバークッションラバーも交換しておきました。これだけは純正品⇒純正品への交換です。
写真2枚とも上2つが新品、下2つが旧品。いずれも純正品です。
このクロスメンバークッションラバーは6万km使用では汚れやカラーの錆が付着しているものの、潰れや硬化はなく、全く劣化していないように見えます。せめて10万kmくらいは使っていないと交換する意味はなさそうです。お金を無駄にしちゃったかな・・・
ちなみに純正品はかなり柔らかく、スポンジみたいです。
STIミッションマウントに交換後の効果は?
古い純正ミッションマウントは大して劣化していませんでしたが、今回は純正品からSTI強化品への交換となるので、効果(変化)はありました。
車内に入るエンジン・ミッションの音が大きくなる
これはエンジンを掛ける瞬間に分かります。明らかにセルの音が大きい。ピッチングストッパー交換で感じたときよりも大きくなりました。
そして走り出すとエンジンの音が以前より良く聞こえる。上まで回さなくても徐行するスピードでも音が車内に入ってくるようになったことがはっきりと分かります。
エンジン・ミッションの音が良く聞こえてくるので、好きな人はかなりはまるんじゃないかと。ただ長距離運転したときに疲れの元にはなるかもしれません。
マフラー交換と違って大きくなるのは車内に聞こえる音だけで外から聞こえる音量は変わらないので、周囲への迷惑を考えるとそこはいいですね。
車内に聞こえる音だけが大きくなるので、何となく吸気音を車内に取り入れる86のサウンドクリエーターに通じるものがある気がします。オーナーにとっては不評のようですが、レンタカーで乗った時はアクセル踏みこんだときに「ぐおーん」と聞こえるサウンドクリエーターは個人的にかなり好みでした。
運転フィールの変化は?
下記効果がありました。
・シフトフィールが良くなった
・アクセルのつきがよくなった
・シフトチェンジ時のエンジン・ミッションのぐらつきが抑えられるようになった
・シフトの繋がりがよくなった
ただ、ミッションマウント交換単体での効果なのか3点セットをSTI強化品に交換したための効果なのかは分かりません。
劇的変化ではないですが、3点セットを交換する前と比べると運転フィールはかなり良くなったのではないかと思います。(話がそれますが、劇的を激的というのは間違いらしいですね。恥ずかしながら勘違いしていました。)
まだ課題が残る
ピッチングストッパー・エンジンマウント・ミッションマウントの3点セットをSTI強化品にしたことで運転フィールの向上は確かにありました。
しかし、まだ運転フィールの悪さは残っています。
・ふにゃふにゃしたハンドリングでセンター付近の反応が鈍い
・路面の凹凸でのフロントの上下方向の動きが大きく、乗り心地、操縦性共に非常に悪い
フロントの不安定感が強く、タイヤの接地感がいつも一定ではなく、普通の道を道なりに沿って走るのが怖いのです。思ったラインを全然走れなくて、ハンドルをしっかり握って常に修正舵をあてながら走る必要があります。
これらを改善しないととても走れたものではないし、ドライブになど行く気になりません。
怪しいとにらんでいるのは、ステアリングラックマウントブッシュとサスペンションです。サスペンションに関してはビルシュタインB12のローダウンスプリングに変えてからこの症状が出ているので、純正スプリングとビルシュタインの組み合わせに戻そうと考えています。
それにしてもピッチングストッパーを交換してから一週間は非常に運転フィールが良くなったのですが、あれは何だったのか、何で一週間で元に戻ってしまったのか疑問だらけです・・・
追記
※ショックアブソーバーにホースバンドを巻くことで運転フィールが大幅に向上しました。
⇒これはすごい!へたったショックアブソーバーにホースバンドを巻いて減衰力が復活!?