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BLレガシィ STIエンジンマウントに交換しての感想

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先日、レガシィのエンジンマウントを純正品からSTI強化品へと交換しました。今回は交換に至った経緯や交換後の感想について書きます。

エンジンマウント交換の動機

エンジンマウントがへたってきたときの一般的症状としてはアイドリング時の振動が大きくなるなどがありますが、私の場合、特にそのような症状はなし。

ですが、ここ最近運転時のフィールが悪く、路面の凹凸での動きが大きい、ふにゃふにゃした動きやステアフィール、操縦性の悪さがありました。

あるとき、ふとエンジンを上から固定するピッチングストッパーを交換してみたところその効果は絶大で不満点の多くが解消したのです。

ところが、その効果はピッチングストッパーを交換してからなんと一週間でなくなってしまったのです。

理由は不明ですが、エンジン・ミッションを保持しているマウントはピッチングストッパー・エンジンマウント・ミッションマウントの3種類ありますが、ひとつだけ交換しても他のマウントがへたっていると効果が薄れてしまうのかもしれない。

ということで今回のエンジンマウント交換に至りました。

もちろんミッションマウントも交換予定ですが、まずはエンジンマウントから交換しました。

関連:ピッチングストッパー交換後の運転フィール大幅向上の効果がなくなってしまった!

純正エンジンマウントとSTIエンジンマウント

STI強化エンジンマウント

交換するエンジンマウントを純正にするかSTIにするか迷いましたが、純正品は非常に高いので、リーズナブルなSTI品にすることに。

関連:BL/BPレガシィ エンジンマウント交換費用【参考】

純正品は1個10,908円に対してSTI品は1個3,500円。なんと3倍近い値段差。なんでも純正品は液封エンジンマウントなので高いらしいです。

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STIエンジンマウントの部品番号:ST4100055110/20

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これがSTIのエンジンマウント。ブラケットと別体になっています。強化品だけあってゴムとは思えないほどの硬さがあります。

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ブラケットが別体になっているので、エンジンマウントとブラケットを固定するためのナットが別途必要になります。

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ナットの部品番号:902380007 

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事前準備としてブラケットをボルトに通し赤丸部をナットで固定します。

 

取り外した純正エンジンマウントの劣化状況

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 外した純正エンジンマウント

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アップすると、ゴム外周に亀裂が入っています。 

ただ、17万km無交換にしてはきれいなのかな?大きな破損等は見られません。

もっと完全にぱっくり割れていたとかそういうのを期待していたのに・・・純正品だけあって耐久性は高いようです。ゴム質もかちかちにはなってなく、きりで刺してぐにょぐにょさせてみると、ちゃんとゴムの弾力が残っているのが分かります。

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エンジンと固定するブラケット部分はPA66-GF50というガラス繊維強化プラスチックです。

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へたった純正品と新品のSTI品の比較。純正品がへたって明らかに縮んでいるのが分かると思います。

へたった純正エンジンマウントからSTI強化品に交換した効果は?

苦労して交換しただけの効果はありました。

・シフトフィールが良くなった
⇒これはシフトを1速に入れた時に分かる。かっちり感やシフトのスムーズさが増します。

・シフトアップ時の車体(エンジン)の動きがへった
⇒シフトアップするときにエンジンが大きく動くような感じがあったが、動きがへり、素早く変速できるようになった。

・アクセルのつきが向上した
⇒シフトアップ時にアクセルOFFにしてからのアクセルONのときに反応がよくなった感じ。

・ロールが小さくなった
⇒エンジンの横方向の動きが抑えられるためか、カーブでのロールの動きが小さくなった気がする。

色々書きましたが、以前記事にしたピッチングストッパー交換時ほどの大きな変化(といっても一週間で消えた)まではない感じです。

交換前後でエンジンルームの外からの動きを動画で撮っていましたが、エンジンを吹かしたときのエンジンの左右方向の動きは明らかに減っています。

振動・騒音について

STIのホームページに下記記載があり、STIエンジンマウントの導入に少し躊躇がありました。

※本製品を装着すると、車体振動および騒音が大きくなります。
※競技専用

引用元:STI公式サイト

STIのピッチングストッパーにはここまでの記載はないのですが、エンジンマウントには競技専用との文言まであるのです。

実際どうなのかというと、

あまり振動や騒音は気になりません。

冷間始動時、少し落ち着いてきて1000回転弱あたりになったときにやや振動している気がする程度。

エンジンが温まってからのアイドリング時の気になる振動はほとんどありません。

ただ、ある程度回転数上げて(4000回転~くらいかな)吹かしたときは車内に入ってくるエンジン音が勇ましくなりました。

でもこれは普段使わない回転域だし、逆にやる気にさせてくれる音でかっこいいし、気分がのっていい。人によって好みが分かれるところですが、個人的にはメリットの一つ。

これがもし、快適性を考慮した純正新品⇒STI新品への交換であれば騒音の増加を感じるかもしれません。

が、私のレガシィはそもそも純正品がへたっていて、車自体も経年劣化によって車内の防音・遮音性能もおそらく低下していて、エンジン回したときはある程度賑やかだったので、普通に運転する分での音の変化はほぼ分からないです。

過走行車にはおすすめだ!

エンジン・ミッションのマウント系が劣化していると振動・騒音だけではなくドライバビリティにも悪影響を及ぼすことが分かりました。

エンジンマウント交換はディーラーに頼めば部品代に対して工賃が高くつきますが、今回はDIYで交換したので、コスパは抜群。

そして今回のエンジンマウント交換は、先日のピッチングストッパー交換と違って一週間たっても効果がなくなったということもない。

やはりエンジンマウント系は一箇所のみ交換とかではなく、全部交換が望ましいのでしょうね。

エンジンマウント交換は過走行車に乗っている人にはぜひおすすめしたいです。

 エンジンマウント交換作業についてはこちら

ミッションマウントも交換しました。
DIYでBLレガシィのミッションマウントを交換してみた(純正⇒STI) 

 

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