最近、レガシィのアクセルレスポンスや走行時のフィールが悪く感じられ、もしかしたらエンジンマウントの劣化も影響しているかもと思い、自分で交換作業ができそうなエンジンマウントの一種?であるピッチングストッパーを交換することにしました。
そこまで期待はしていなかったものの、ピッチングストッパー交換の効果は大きく、これまでレガシィの運転フィールで不満に思っていたことの多くが一気に解消されました。
⇒⇒関連:BLレガシィ 最近どうもアクセルレスポンスが悪い
交換するSTIピッチングストッパー
まずはピッチングストッパーについての説明を引用します。
スバル車の多くは、トランスミッションからドライブシャフトが出力されているため、加減速によってトランスミッションが前後に動き、揺れてしまう。そこでこの動きを抑制するピッチングストッパーが純正装着されている
ピッチングストッパーはインタークーラーの下に隠れています。
エンジンとボディを繋いでいるロッド状の部品がピッチングストッパーです。
今回は、(おそらく)純正?のピッチングストッパーからSTIのピッチングストッパーに交換しました。
ブッシュは天然ゴムでできているようですが、手で動かそうとしてもびくともしないくらいの固さです。
ロッドは樹脂製ですが、PA66-GF50というガラス繊維を50%配合し強化されたポリアミドというもので、非常に高い強度があるようです。
ディーラーで注文し、税込み3,520円でした。ネットでも買えますが、ディーラーで注文した方が安いですね。
STIピッチングストッパーへの交換作業
おおまかな作業の流れは下記の通り
①インタークーラーを取り外す
②ピッチングストッパーのボルトを外して交換する
インタークーラーの取り外し
作業の流れはこちらの記事に書きました。
⇒⇒BL/BPレガシィ インタークーラーを取り外した 元に戻すのに苦戦!
慣れた人にとっては楽勝な作業かもしれませんが、私みたいな素人がやると時間が掛かります。
ピッチングストッパーの交換
インタークーラーさえ外すことができたら後は簡単です。
ピッチングストッパーは矢印で示したエンジン側とバルクヘッド側にそれぞれ14mmのボルトで固定されているだけなので、ボルトを外して交換します。
バルクヘッド側のボルトは力が入れにくく、短いメガネレンチしかなかったので、結構力がいりました。私は事前にボルトにはCRC 5-56を吹いときました。
エンジン側はボルトを回そうとすると、ナットが共回りしてしまうので、ナットをラチェットで押さえつけながらボルトを回しました。
このとき、ボルトとナット側両方にワッシャーがついているので、外したときに落とさないように気を付けましょう。
私は落としましたが、奇跡的にミッションの上に乗っかっていて、速攻で救出し、なくさずに済みました。
ボルトを外したらピッチングストッパーを上に持ち上げれば、外れます。
上がSTI、下が古い純正品です。古い方は思っていたよりきれいですが、ブッシュの割れや亀裂が見られます。樹脂部の劣化は全くないように感じます。
ブッシュ部を動かしてみると、古い方もある程度硬いのですが、STIの新品と比べると多少のぐらつきがあります。I
ブッシュの品番以外には両者に特に違いは見られませんでした。
新しいSTIのピッチングストッパーを取り付けていきますが、
エンジン側のボルト穴は上の写真のように長穴になっているので、先にこちら側を固定するとバルクヘッド側の穴位置が合わなくなる可能性があるので、先にバルクヘッド側のボルトから固定しました。
締付けトルクはバルクヘッド側が58N・m、エンジン側が50N・mです。
STIピッチングストッパー取付完了。あとはインタークーラーなどを元に戻せば作業終了です。
作業とは関係ないですが、赤丸のクラッチレリーズレバー、2か月前に新品交換したばかりなのにもう錆びちゃってるな。こんなものなのでしょうか?
交換後、走行フィールがかなり良くなった コスパ良すぎ!
交換手順よりも伝えたいのはこちらの方です。
しかし、結構長くなったので、別記事にします。
⇒⇒ピッチングストッパー交換 想像以上の効果に驚き!コスパもいい!【過走行車には超オススメ】
余談ですが、役目を終えたピッチングストッパーはドアストッパーとして我が家で新たに活躍してもらいます。冗談じゃなくてマジです(笑)
樹脂製なので軽いし、ちょうどいい具合にドアを保持してくれます。今まではクロックスのサンダルを挟んでいたので、それと比べると使い勝手もいいです。
重い荷物の搬入や掃除後の換気に活躍しそうです。