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低遅延のaptX,aptX LLに対応したBluetoothトランスミッター7製品【テレビ、映画鑑賞にオススメ】

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Bluetoothトランスミッターは、Bluetooth機能が搭載されていないテレビや、デスクトップパソコンを無線接続したい場合に役立つ機器です。

  • テレビの音声をワイヤレスヘッドホンで聴きたい
  • PS4/PS5でBluetoothイヤホンを使用したい
  • Bluetooth非対応のデスクトップパソコンでBluetooth機器を使用したい

のようなシチュエーションで活躍します。

ただ、Bluetooth接続のヘッドホンやスピーカーで音声を聞くときに気になるのが音の遅延。

送信側のBluetoothトランスミッターと、受信側の Bluetooth機器(ワイヤレスヘッドホン等)が共にaptX、aptX LLのコーデックに対応していれば、ほぼ遅延を気にすることなく、音声や音楽を楽しめます。

Bluetoothトランスミッターにはいろいろな製品がありますが、価格の安いものだと遅延の大きいコーデックであるSBCにしか対応していないこともあります。

今回の記事では低遅延コーデックである、aptX、aptX LLに対応したBluetoothトランスミッター7製品を紹介したいと思います。

 

Bluetoothトランスミッターとは?

f:id:humidasu_1:20220131145140j:plain出典:taotronics

Bluetoothトランスミッターとは、Bluetoothに対応していないテレビやPS4/PS5、デスクトップパソコンなどに接続することで、音声などをワイヤレスオーディオ機器で聞くことができるアイテムです。

トランスミッターは「送信機」の意味。

テレビのイヤホンジャックやゲーム機のUSBポートに接続して使います。

また、Bluetoothに対応しているパソコンやスマホであっても、より遅延の少ないコーデック「aptX」や「aptX LL」に対応しているBluetoothトランスミッターを装着することで、遅延なしでの動画観賞やゲームをすることができます。

 

音ズレ・遅延の少ないコーデック aptX, aptX LL

Bluetooth接続のヘッドホン、イヤホン、スピーカーを使用するさいに起きる音の遅延は、コーデック(音声圧縮方式)が原因です。

遅延の大きいコーデックだと、映画のセリフで声と口の動きがずれたり、ゲームで操作音や効果音がずれたりします。

Bluetoothの音声コーデックには以下のものがあります。

音声コーデック 遅延時間
SBC 0.17~0. 27秒
AAC 0.09~0.15秒
aptX 0.06~0.08秒
aptX LL(Low Latency) 0.04秒以下

遅延・音質に関してざっくりと以下のような関係。

低音質・高遅延  SBC < AAC < aptX < aptX LL ~  高音質・低遅延

「SBC」は標準で全てのBluetoothオーディオ機器が対応しているコーデックですが、音の遅延が大きく、映画や音楽MVでは体感できるほどの口の動きと声のズレがあります。

安いBluetooth機器では「SBC」のみに対応していることが多いですね。

「aptX」でも数値的には0.06~0.08秒程度のズレがありますが、体感ではほとんど分からないです。

音の遅延が少なさを求める場合は、「aptX」、「aptX LL」のコーデックに対応している製品を選ぶ必要があります。

特に「aptX LL」は最も遅延が少なく、テレビや動画視聴に最適なコーデックです。

 

注意点としては、送信側(Bluetoothトランスミッターを装着するテレビやPS4/PS5))と受信側(ヘッドホンやスピーカー)の両方が同じコーデックに対応している必要があります。

なので、例えばBluetoothトランスミッターがaptXに対応していても、ワイヤレスヘッドホンがaptXに対応していないと、低遅延で音声を聞くことはできません。

 

aptX以上に対応したBluetoothトランスミッター 7製品

Tao Tronics TT-BA09

Bluetooth バージョン Bluetooth 5.0
対応コーデック(TX) SBC、aptX、aptX LL
対応プロファイル(TX) A2DP、AVRCP
連続使用時間 最大15時間
充電時間 約2時間

「TaoTronics」は中国深センに本社を置くSUNVALLEYグループのブランドの一つです。

同社は、他にもモバイルバッテリーの「RAVPower」やスマート家電の「VAVA」などのブランドも展開しています。

TT-BA09は、最も低遅延なコーデックであるaptX LLに対応しています。光デジタルケーブル、3.5mmのケーブルで接続することができます。

Amazonランキングでも一位のBluetoothトランスミッターとなります。

 

Agedate BT-B20

Bluetooth バージョン Bluetooth 5.0
対応コーデック(TX) SBC、aptX、aptX LL、aptX HD
対応プロファイル(TX) A2DP、AVRCP
連続使用時間 最大22時間
充電時間 約3時間

本製品は対応コーデックの種類が多く、送信側はSBC、aptX、aptX LL、aptX HDの4種類に対応しています。

トランスミッターとしてだけではなく、レシーバーとしても使用できるので、有線スピーカーに電波を飛ばしてワイヤレススピーカーのようにして使うこともできます。

どのコーデックで接続しているかをLEDライトで表示してくれる機能があるので、「本当にaptX LLで接続しているのか?」などが確認できて良いですね。

 

Mekano Bluetoothトランスミッター

Bluetooth バージョン Bluetooth 5.0
対応コーデック(TX) SBC、aptX、aptX LL
対応プロファイル(TX) A2DP
連続使用時間 8時間
充電時間 約2.5時間

本製品はBluetoothトランスミッターとしてもBluetoothレシーバーとしても使えます。

ダブルアンテナを搭載しているのでBluetoothの通信範囲が広くなり、60mの通信距離に対応しています。

マルチポイントに対応しているので、2台のBluetooth機器(例えばヘッドホンとスピーカー)に同時に音声を飛ばすことができます。(レシーバーとして使用する際は、2台の機器と同時接続できますが、音声が出るのはどちらか一方のみのようです。)

トランスミッターとして使用する場合、プロファイルがAVRCPに対応していないので、ヘッドホンなどの機器側で音量調整や曲送りなどができないので注意が必要です。

 

ゼンハイザー Bluetoothトランスミッター BT T100 

Bluetooth バージョン Bluetooth 4.2
対応コーデック(TX) SBC、aptX、aptX LL
対応プロファイル(TX) A2DP
連続使用時間 -
充電時間 -

音楽関係のプロの現場でも使用される製品を製造しているドイツの音響機器メーカーSennheiser(ゼンハイザー)のBluetoothトランスミッターです。

マルチポイントに対応しているので、2台の機器で同時に音声を聞くことができます。

バッテリー非搭載で給電しながら使用するタイプとなります。

Bluetoothトランスミッターにありがちな、音声が小さくなったときに音が途切れる症状がないとのレビューもあります。

本製品には、2年のメーカー保証が付きます。

 

August MR230B

Bluetooth バージョン Bluetooth 4.2
対応コーデック(TX) SBC、aptX、aptX LL
対応プロファイル(TX) A2DP、AVRCP
連続使用時間 10時間
充電時間 1.5時間

Augustはヘッドホンやスピーカーなどのオーディオ機器を取り扱っている会社です。

低遅延コーデックのaptX LLに対応しています。

価格も3,000円程度と安い方です。

 

JPRiDE(ジェイピー・ライド) JPT1

Bluetooth バージョン Bluetooth 5.0
対応コーデック(TX) SBC、aptX、aptX LL
対応プロファイル(TX) A2DP
連続使用時間 13時間
充電時間 2時間

JPRiDE(ジェイピー・ライド)は日本の会社であるエムピートレーディングが展開しているオーディオ機器のブランドです。

「本当に欲しいと思える商品ができたときにしか発売しない」ということをブランドポリシーの一つとして運営しているようです。

トランスミッターとレシーバーの両方の機能があり、トランスミッターとして使う場合は、最大2台のBluetooth機器(スピーカー・ヘッドホン等)に音声を飛ばすことができます。

 

Creative BT-W3

Bluetooth バージョン Bluetooth 5.0
対応コーデック(TX) SBC、aptX、aptX LL、aptX HD
対応プロファイル(TX) A2DP / AVRCP / HFP
連続使用時間 -
充電時間 -

CREATIVE(クリエイティブ)はシンガポールに本社を置くマルチメディア製造機器企業です。

旧モデルのBT-W2と比較して、Bluetoothのバージョンが2.1から5.0に向上、aptX HDに対応、などの変化点があります。

コーデックは低遅延のaptX LLだけではなく、ハイレゾ相当の音源対応のaptX HDにも対応しています。

本製品はUSBポートに挿すタイプのため、テレビの音声を飛ばすのには使用できないので注意が必要です。

PS4/PS5、Switch等のゲーム用途に向いている製品です。

 

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まとめ

音の遅延が少ないコーデックであるaptX,aptX LLに対応したBluetoothトランスミッター7製品について紹介しました。

今回紹介したのは海外製品が多かったですが、日本のメーカーが販売しているBluetoothトランスミッターもあります。

参考: 日本メーカーのBluetoothトランスミッター7製品 

 

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