ドライブレコーダーの配線を隠すためにV37スカイラインのAピラー内張りを外しましたので、その手順について記します。
V37スカイライン Aピラー内張りの外し方
まずは、ピラーの取り外しがしやすいようにウェザーストリップは外した方が良いです。これはただ引っ張るだけで外れます。写真ではインパネサイドとアクセルペダル横のパネルを外した上でウェザーストリップを外していますが、ついたままでもウェザーストリップは外せます。
位置はおおざっぱですが、ピラーは赤丸の3箇所で固定されています。上部と真ん中付近のクリップと、下部にあるツメがインパネの中にはまることで固定されています。(正確にいうと真ん中のクリップは固定の役割はもっていません)
真ん中のみ変わった形状のクリップが使われているので、そこだけクリアできれば後は難しい点はありません。
まずは上部のクリップを外します。隙間に手を突っ込んでボディから離す方向に引っ張れば、難なく外すことができます。矢印で指した場所にクリップがあります。
上部のクリップを外せばこのようにピラーが垂れ下がりますが、赤丸の位置にある特殊な形状のクリップが引っ掛かってそのままでは外れません。
ここのクリップは外す前・後を見比べると分かると思いますが、ピラー側の長方形の穴に対して、クリップ先端が返しとなるような形状となっています。そのため、ただ引っ張るだけでは外すことができません。
ラジオペンチなどでクリップ先端をつかみ、90度捻じれば長方形の穴からクリップを引き抜くことができます。(上の写真は元に戻す際に撮ったものです)
真ん中のクリップまで外れたら、後はピラー根本のツメがインパネに入っているだけなので、上に引き上げればピラーを外すことができます。
外れました。
ピラーの根元にある黒い物体はデフロスターのダクトですね。
ちなみに、これが真ん中のある特殊な形状のクリップです。エアバック展開時にピラー内張りが吹き飛んで乗員に怪我をさせないためにこのような返しの形状になっているのだと思います。
ここのクリップを破損させてしまった場合は、部品番号76988-JM00Aで単品購入できるようです。