先日、カローラスポーツ1.2Lターボのレンタカーを借りて乗りました。各社強豪がひしめくCセグメントに属するトヨタの車です。結構気になっている車でしたが、ようやく乗ることができたので、いろいろとレビューしたいと思います。今回は外装について書きます。
車のグレードはG“X”、一番下のベースグレードです。
スタイリングはTHE ハッチバック
ボディーサイズは全長×全幅×全高=4375×1790×1460mmです。全長が短く伸びやかさを感じさせるデザインでないためか、スタイリングはいい意味でTHE ハッチバックという感じです。きびきびと気持ちよく走ることができる車なのでスタイリングとマッチしているのではないでしょうか。
この角度から見ると15インチホイールもあって何となくデミオっぽい。
バックドアの形状が特徴的で、軽量化による使い勝手向上とこの曲線を多用した立体的デザインにするために樹脂製にしているとのことです。
カローラスポーツのSportのエンブレムが端っこに申し訳なさそうについています。
スポーツと名乗っていますが、カローラのスポーツモデルというよりもアクセラスポーツ、インプレッサスポーツと同様にセダンに対してのハッチバックという意味でのスポーツだと個人的に思っています。
調べているとトヨタ公式サイトに車名の由来についての記載がありました。
Q:カローラスポーツの車名の由来は何ですか?
A:若々しくかっこいい、さらに、スポーティな印象を与える「カローラ」。引用元:トヨタ公式サイト
簡潔な文章すぎて、いまいち分かりません。(笑) 要はカローラという名前におじさんっぽさがあるので、スポーツとつけて爽やかな感じにしたかったのでしょうか。
なら欧州での車名のオーリスでいいような気もしますが。
フロントガラス、ピラーは結構寝ています。
ボンネットはアルミです。前後重量配分を考えてのことのようです。車検証を見たところ車両重量:1310kgで前前軸重:800kg、後後軸重:510kgとなっていました。前後重量配分は61:39です。
ボンネットインシュレーターはついていませんが、普通に走っている限りエンジン音は非常に静かなので遮音性は高いと思います。
エンジンルームを見た後にボンネットを閉めようとして、自分の車(アルミボンネット)を閉める場合と同様の高さから落とすようにしましたが、ボンネットが軽いので中々閉まらず、結構高い位置から落とさないと閉まりませんでした。手で押して閉めようとするとボンネットフードがグニャグニャするので、下手するとおそらく凹みます。
エンジンルーム。エンジンカバーがついていません。バッテリー搭載位置は奥の方です。
テールランプはこのように光ります。
G“X”のスモールライトはこのように光ります。LEDですが、G“Z”とは形状が大きく異なります。
やっぱりG“Z”の方がかっこいいです。
カローラスポーツはフェンダーがツメ折り加工されている
カローラスポーツの特徴的な部分としてフェンダー内側があげられます。踏ん張り感のあるスタイルにするためタイヤをぎりぎりまで外側に出せるようにフェンダーのツメ部分をあらかじめ折り返しているようです。
こちらはフロントフェンダーのツメです。三角形ぽくなっています。
こちらはリアフェンダーのツメ部です。2枚貼っていますが、撮る角度を微妙に変えただけで同じ部分です。
分かりにくいですが、リアフェンダーは特にツメがきれいに折り返されています。触ってみるとツメがないように感じます。
こんな感じですね。
ツメを折り返すことでタイヤをぎりぎりまで外側にだし、ツライチのような見た目にできるようです。
引用元:くるまのニュース
こちらはG“Z”グレードに装着される225/40R18タイヤです。たしかにツライチに見えますね。ホイールのリム幅は8インチあり、このクラスの純正ホイールとしては太いです。そのおかげもあってワイド感がありカッコいいです。
G“X”の装着タイヤはブリヂストン エコピア195/65R15でした。キャップ付きのスチールホイールです。このタイヤは結構ロードノイズが大きく、ゴォーという音がします。
カローラスポーツはPCD100、5穴
ちなみにカローラスポーツに装着されるのはプリウスと同様にPCD100の5穴ホイールです。私が乗っているBLレガシィもPCD100なので仲間が増えて嬉しいです。
G“Z”の純正ホイールは18×8J+40は魅力的ですが、カローラスポーツはハブ径が54mmでレガシィは56mmなので、トヨタ⇒スバルへの純正ホイール流用はできません。仮に流用できたとしてもレガシィだとおそらくはみ出しますが。
次回は内装について書きます。
カローラスポーツのエンジン・走りについての感想はこちら
カローラスポーツの内装について