とりあえず車を楽しむ

【レビュー】シビックハッチバックFK7 6MTに乗った【ワンディングが超楽しい!】

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前から気になっていたHondaのシビックハッチバック FK7。

レンタカーとしては珍しい6MT車がホンダレンタカー共立さんにあるらしいので借りて乗ってきました。

結論から言うと、「TYPE Rいらなくね?」となるくらいの想像をはるかに超える楽しさでした。

軽やかな身のこなしと、めちゃくちゃ良く曲がるのでワインディングがとにかく楽しいです。

 

高速とワインディングと渋滞を堪能

高速に乗って奥多摩へ行きワインディングを楽しみ、高速で帰路に着くコースでした。

距離にして250km程でしょうか。

運転するのが楽しかったので、景色見たり、観光したりも特にせずとにかく走り回りました。

帰りの高速では渋滞にはまり、ジャンクション上り坂の渋滞というMT車には嬉しくないシチュエーションに遭いましたが、ヒルスタートアシスト機能の便利さを実感。

「ヒルスタートアシスト機能?そんなもんいらん派」でしたが、慣れない車+疲れ気味の帰路では非常にありがたかったです。

 

シビックハッチバックFK7 外観・内装

メカメカしくてガンダム感があるとも言われるFK7のデザイン(私は好き)ですが、実車を見ると意外と派手さはなく、流麗なボディラインでクーペライクなワゴンのような印象を受けます。

前後バンパーの大きな黒いダミーダクトがガンダム感を一段と強めているのではないかと思いますが、実車に対面してみると、ダミーダクトは下の方にあるのであまり目に入らないんですよね。

ソニックグレー・パールのカラーも絶妙に良くて、車から降りた後に思わず振り返りたくなる美しさです。

でも写真におさまったシビックからはやっぱりガンダム感が出てて不思議。

タイヤサイズはフロント、リヤ共に 235/40R18と、このクラスの車としてはかなり太いタイヤを履いています。

このタイヤの太さもあってか、コーナリング時の路面に張り付いている感が頼もしいです。

また、タイヤが太いとやはりリアビューがカッコいいですね。

ボンネットはスチール製で長さもあるため、かなり重たい。

センター2本出しマフラーが、走りの車であることを主張しています。

ものすごく高馬力なエンジンを積んでいるわけではないですが、走りの気持ちよさ・楽しさは紛れもなくスポーツカーだと感じました。

シフトレバーは短く、コクコクとした節度感があって気持ち良い。

センターコンソールにドリンクホルダーがあるのですが、深い位置にあるため500mlのペットボトルを置いても頭が飛び出ず、シフト操作時に肘がぶつかりません。

ちゃんとMT車の操作に配慮された設計になっていて、ここはポイント高いです。

BLレガシィ

BLレガシィは手前のドリンクホルダーにペットボトルを置くと2速、4速、6速に入れるときにちょうどファニーボーンに当たるので実質使えませんでした・・・

シートはサイドサポートがしっかりしているので、コーナリング中もしっかり体を支えてくれます。

着座位置も低く、着座位置が高めなV37スカイラインと比べると非常にスポーティー。

人によっては乗り降りしにくいデメリットになるかもしれませんが、低いシートって乗り込むときにワクワクするんですよね。

前席のドアトリム。赤く囲った部分には手触りは硬めではあるものの表皮が貼られています。

アームレストには生地が貼られていますが、クッションが入っていないので、腕を置くと硬さを感じます。

リアドアはアッパー部には表皮は使われず硬い樹脂となっていました。赤く囲った部分には表皮が貼られています。

ダッシュボードにも手触りは硬いですが、ソフトパッドが貼られています。

 

シビックハッチバックFK7 走行レビュー

シビックハッチバックFK 6MTの簡単なスペック
全長 × 全幅 × 全高 4520×1800×1435mm
ホイールベース 2700mm
車両重量 1330kg
エンジン 1.5Lガソリンターボ
最高出力 182ps(134kW)/5500rpm
最大トルク 24.5kg・m(240N・m)/1900~5000rpm

 

ターボのトルク感

1.5Lのターボエンジンですが、低回転のトルクが太くて運転しやすいです。(ECONはずっとOFFにしていました)

特に1600~3000回転のトルクが(感覚的に)厚い印象。

1600回転くらいからでもブーストが掛かっていれば、登りでもぐんぐん加速してくれるトルクがあります。

以前乗っていた2リッターターボ 6MTのBLレガシィは低速トルクが細く、2000回転はないと坂道は上っていかなかった記憶があります。

 

ウインドウを開け、1600~3000回転くらいでアクセルを踏み込むとターボの「シューーーーーッ」という音が結構大きく聞こえてくるので、めちゃくちゃ気分が高揚します。

やっぱりターボ車のこの音が好き。

 

上り坂を60km/hで走るときも、5速1700回転程?でも失速せず上ってくれるほどのトルクがあります。

せわしなくシフト操作する必要がなく、いい意味で楽です。

一方、3000回転以上回してもあまりトルクの盛り上がりはないと感じました。エンジン音が大きくなるのですが、あまりトルクが付いてこない印象です。

ですが、スペック上は1900~5000rpmで最大トルクが発生するので、私の感覚がおかしいのかもしれません。

排気量は違いますが、同じターボのレガシィが3000回転以降に爆発的にパワーを出す車だったので、その記憶に引っ張られている可能性大です・・・

エンジンを引っ張るよりも低回転から出てくるトルクを楽しみながら、ポンポンと早めにシフトアップしていく方が気持ち良いと感じました。

そもそもダウンサイジングターボなので、回して乗るものではないと思いますし、モアパワーを求めるのなら「TYPE Rへ」ということなのでしょう。

 

シャキッとしたハンドリング

「ステアリングを切った通りに曲がる」

文章にしてみると当たり前のことなのですが、本当にステアリングを切った通りにノーズごとギュインと曲がる感じ。

曲がってる最中にも、とにかくがっしりとした剛性感があります。

右にロックするまで切った状態(1.1回転程)

ロックトゥロックは2.2回転程とかなりクイックです。

可変ギア比が採用されていますが、特に違和感はありません。

ロックトゥロック2.2回転と可変ギア比相当が採用されているのは、V37スカイラインのDAS仕様(ステアバイワイヤ)車と同様です。

V37スカイラインはシビックと比較して遊びが少なく、ステアリングを切ったときの応答が速いです。重い車体が鋭く動くのは面白いのですが、クイックゆえに緩いカーブが若干走りにくいときもあります。

シビックFK7はそのようなことはありませんでした。

 

操舵力は適度な重みがあるので、車体との一体感があります。

操舵の手応えはあるものの、路面からのインフォメーションはあまり伝わってこないと感じました。

砂利道を走ってもステアリングからは状況が分かりづらい感じ。

 

コーナリングが楽しすぎる

シビックハッチバックFK7の一番気に入ったところですが、コーナリングがとにかく楽しい!

軽やかな身のこなしなのですが、剛性感のある鉄の塊が4輪の接地感を保ったまま、ひょいと向きを変える感じ。

コーナー立ち上がり時にアクセルを入れてやると、上手いこと表現できませんが、前から引っ張られてギュイーーンという感じ(笑)に曲がっていきます。

FFなのにこんなに曲がるの?というくらいに気持ちの良いコーナリングです。

 

タイヤの太さもあると思いますが、コーナリング中のグリップ感がずっとあって安心感のある楽しさなんですよね。

下りのワインディングをペース上げて走っても4輪の接地感がしっかりあって終始安心感が途切れない。

普段、車重1800kgのスカイラインハイブリッドに乗っているので、やっぱり軽いっていいなあと実感。

 

「シューーーーーッ」という爽快なタービン音を聴きながら、押し出すトルクで駆け上がり、コーナー前でシフトダウン。

ステアリングを切ると、剛性高いボディが接地感をしっとりと保ったまま俊敏に向きを変えていく。

コーナー出口に向けてアクセルを入れると面白いように曲がっていく。

はっきり言って楽しすぎです。

クイックなハンドリングですし、車体も軽いので、このような狭めのワインディングを走っても楽しいです。

 

高速道路

100km/hの回転数は6速で2200rpm程。今どきのAT車はより低い回転数で走れますが、MTであればこんなものだと思います。

回転数が低すぎるとちょっとした起伏でもシフトダウンが必要になって走りにくいですしね。

ステアリングは操舵力が重くなるので安定感があります。

トルクもあってパワー不足は感じませんでした。

 

タイヤが太いためか、ロードノイズはそこそこ大きいと感じました。そこはスポーツ性とのトレードオフですね。

 

ブレーキ

フロント

リア

踏み始めの初期制動がやや強めに感じましたが、基本的には踏んだ分だけ効くブレーキでコントロールしやすいです。

山道を登ったり下ったりを繰り返していたのですが、フットブレーキの多用でフェード気味になったのか、制動距離がするすると伸びてしまうようになりました。

ブレーキ容量は少ないのかもしれません。

 

気になった点

他の人のレビューでも言及されていることですが、アクセルオフ時のエンジンの回転落ちは確かに遅いと感じました。

フライホイールが重たいためかと思いましたが、ECUチューンすると回転落ちは良くなるそうなのでそういうセッティングなのかもしれません。

 

回転がなかなか落ちてくれないので、発進後1速⇒2速⇒3速と上げていくシフトアップのテンポは悪いかなと思います。

回転落ちを待たずにクラッチを繋いでしまうと前に飛び出るようなシフトショックが出ます。

エンジンブレーキの効きも弱めで下り坂では3速に入れてもするすると速度が上がってしまいます。

ただ、回転落ちが遅いことでシフトアップ時にせわしなくシフト操作する必要がないので一長一短あると思います。

 

まとめ

シビックハッチバックFK7 6MTのレビューでした。

走りが良い・楽しい車としてもともと期待値の高い車でしたが、実際に乗ってみて想像の180%くらいは走りが良かった(特にワインディング)です。

「これがTYPE R」と言われても正直違和感はない・・・。

  • カッコいい
  • 楽しい
  • MTの設定がある
  • 後席も広い
  • 1500ccで自動車税が安い
  • 燃費も(測ってないけど)悪くはないはず

で、ファミリーカーとしても使えるし、一人で楽しむこともできる。

かなりバランスのとれた車だと感じます。

TYPE R程のハイパフォーマンスカーはいらないけど、楽しい車が欲しい人にはピッタリなのではないかと思います。

中古車価格が下がってきたら本当に欲しいと思える車です。

 

久しぶりのMT車で楽しかったです。MT車を安く借りたい場合はアースカーがおすすめです。

earthcar(アースカー)で借りられる車種一覧をリストにしてみた【MT車もある!】

 

 

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