先日、BLレガシィのスマートキーが突然、電池切れになってしまいました。
朝の通勤時に車に乗り込もうと、解錠ボタンを押しましたが、ピッと1回鳴ったあと全く反応しなくなりました。
今回の記事では、その時どう対応したのかとスマートキーの電池が切れたときに車を解錠し、エンジンを始動させる方法について書きます。
電池切れは突然やってくる
私のBLレガシィのスマートキーはやたら頻繁に電池切れします。キーの保管方法に問題があるのか、100均の電池が悪いのか、今回は前回の電池交換から4か月間しか持ちませんでした。
定期的に起きてしまうシチュエーションのため、電池切れのときの対応や電池交換には慣れていますが、急に訪れることに頭を悩ませています。
普通は電池の残量が減ってくると、エンジンを切った時に電池残量低下などの警告がメーターのインフォメーションディスプレイに出るはずなので、事前に交換しておくという対応ができます。
ですが、今回は昨日までは使えたスマートキーが何の前触れもなしに電池切れになり、朝の急いでいる通勤時に、車のドアが解錠できなくなりました。
最大のやっかいごとは盗難防止装置
スマートキーの電池が切れても、スマートキーには物理キーが内蔵されていて、それを鍵穴に差し込めば、簡単に解錠できます。ただ、一つだけ問題点があります。
それは、物理キーで解錠した後、車のドアを開けるとクラクションがなってしまうことです。今どきの車には盗難防止装置が装備されていると思います。ありがたい装置ではありますが、やっかいなときもあるのです。
盗難防止装置が装備されているのであれば、スマートキーで施錠した場合は、スマートキーで解錠する必要があります。
スマートキーで施錠 → 物理キーで解錠した場合はクラクションがプーッ、プーッ、プーッ、プーッ、と鳴り響きます。悪い奴がいることを周りに知らしめようとします。
私が車をとめている駐車場は閑静な住宅地にあり、すぐ側に人の家があります。そのため、朝早くにクラクションを鳴らしてしまうと迷惑が掛かってしまいます。それも連続で鳴らし続けてしまうと、うるさい何事だ?となってしまう可能性もあります。
クラクションを止める方法は2択あります。
①エンジンを始動させる
②ドアを閉めて物理キーで再施錠する
②だと、結局車に乗れないので、現実的には物理キーでドアを解錠してから素早くエンジンを掛ける必要があります。
対応方法:ドアの解錠~エンジン始動まで
物理キーでドア解錠
スマートキーの電池切れによりキーのボタンや車側のリクエストスイッチからドアの解錠ができない場合は、物理キーによってドアを解錠します。
物理キーは緑枠部分に内蔵されています。赤丸部に突起があるので、赤矢印方向に動かした状態のまま、物理キーを緑矢印方向に引っ張り、引き抜きます。
このように物理キーがスマートキー本体から取り出せます。
ドアハンドルの鍵穴に物理キーを差し込み、時計回りに回し、解錠します。
そしてここからは覚悟を決める必要があります。物理キーでドアを解錠した場合、ドアノブを引っ張り、ドアが開いた瞬間にクラクションが鳴りだします。物理キーで解錠しただけでは鳴りません。
車によってはドアを開けて一定時間経ってからクラクションが鳴る親切設計?になっているようですが、レガシィの場合は開けた瞬間にです。
ドアを開ける瞬間はクラクションが鳴ると分かってるとはいえ、どきどきします。
葛藤(エンジン始動方法のみ知りたい人は読み飛ばしてください)
私はこのときドアを開けるのをためらいました。朝の静まり返っている時間帯に人の家のすぐ側でクラクションを鳴らし続けるのは勇気がいります。(後述しますが、クラクションは短くても数秒程度は鳴らしっぱなしになります。)
何回かスマートキーで解錠できないか試しましたが、全く反応はありませんでした。
自宅に電池のストックはあったので、すぐに電池交換ができればいいのですが、自宅から駐車場まではそこそこ離れているので、往復して電池交換していると時間的に会社に遅刻してしまいそうでした。
ぎりぎりの時間に出ているとこういう突発的なトラブル時に困りますね。
しばらく(といっても1分間くらい)悩みました。
・遅刻覚悟で自宅に戻り、電池交換してクラクションを鳴らさないか
・会社に遅刻しないように、物理キーで解錠して盛大にクラクションを鳴らすか
悩んだ結果、電池交換してから解錠しクラクションを鳴らさない方向で意思が固まりつつあり、自宅に向かって歩き始めました。
しかし、さすがにキーの電池切れで遅刻というのもまずいとすぐに思いとどまり、物理キーで解錠し、クラクションを鳴らしてしまうことにしました。
電池切れ状態でエンジン始動
ドアの解錠は物理キーでできますが、プッシュスタート式の車の場合、物理キーではエンジン始動はできません。
クラッチペダルを踏んで(AT車の場合はブレーキペダル)、このようにスマートキーをスタートスイッチに触れさせます。
しばらく(数秒程度)待つと、スイッチのランプが緑色に点灯します。
ここは大事ですが、緑色のスイッチが点灯するまではある程度待つ必要があります。5秒のときもあれば、それ以上かかるときもありました。すぐにはランプは点灯しませんが、焦らずに待ちましょう。
勿論、緑色に点灯するのを待っている間もクラクションは鳴りっぱなしです。数秒程度なのですが、すごく長く感じます。
緑色のランプが点灯したらスマートキーでプッシュスイッチを押せば、無事にエンジンを始動できます。
エンジン始動後は、インフォメーションディスプレイに盗難防止装置が作動した旨の表示が出ます。
覚え書き
この方法は、電池が完全に切れていてもエンジン始動できます。試しにスマートキーから電池を抜いてやってみましたが、エンジン始動できました。
盗難防止装置が働き、クラクションが鳴るのは、下記パターンです。
・スマートキーで施錠後、物理キーで解錠する
下記パターンではクラクションは鳴りません。
・物理キーで施錠後、物理キーで解錠する
・物理キーで施錠後、スマートキーで解錠する
・スマートキーで施錠後、スマートキーで解錠する(当たり前)
※別記事にBL/BPレガシィのスマートキーの電池交換方法について書きます。