先日、レガシィのA/Fセンサーの交換を試みました。
A/FセンサーやO2センサーを交換するには、一般的にはO2センサーソケットという専用工具が必要になります。(名前はO2センサーソケットでも勿論A/Fセンサーにも使えます)
このO2センサーソケットにはディープソケット型とクローフット型の2つのタイプがあるようです。私はディープソケット型を購入し、レガシィのA/Fセンサーを交換しようとしたのですが、全長の大きいディープソケット型は狭いエンジンルーム内で他の部品と干渉してしまい、交換することができませんでした。
O2センサーソケットの購入を考えている人がいれば、この記事が何か参考になればと思い書きます。
O2センサーソケットとは?
名前の通り、O2センサー(A/Fセンサー)を取り外すための専用工具です。
これはBLレガシィ用のA/Fセンサーです。六角になっている部分があるので、そこを回すことでエキマニ・エキパイから緩めたり締めたりできます。
しかし、センサー部からハーネスが出ているので、普通のソケットレンチでははめられず、また先っぽにコネクターが付いているので、メガネレンチを通すこともできず、六角部にアクセスできません。
コネクターが大きくメガネレンチが通らない。
ここで登場するのがO2センサーソケットです。ディープソケットっぽい見た目ですが、スリットが入ってあり、ここからハーネスを逃がすことでO2センサー(A/Fセンサー)の六角にアクセスできるようになります。
このようにスリットからハーネスが逃がせるので、ソケットが六角部にはまります。
ディープソケット型とクローフット型
私は購入時に深く考えなかったのですが、O2センサーソケットにはディープソケット型とクローフット型の2種類あるようです。
ディープソケット型は上で紹介したもので、ディープソケットにスリットが入ったような見た目のものです。
クローフット型は下のようなものです。
使い分けとしては、ディープソケット型は遮熱カバーで覆われていて奥まった位置にセンサーがある場合、クローフット型は狭いスペースにセンサーがある場合といったところでしょうか。
ディープソケット型は全長が大きいので、狭いスペースには不向きです。
BLレガシィのA/Fセンサー交換にはディープソケット型は不向き
私はレガシィのA/Fセンサー交換にあたり、こちらのディープソケット型のO2センサーソケットを購入しました。
BLレガシィ2.0GTのA/Fセンサー交換手順、といっても交換できてないのでディープソケット型のO2センサーソケットを使用して失敗したところまでを書いておきます。
エンジンカバーを取り外すとインタークーラーの下の方にA/Fセンサーが見えますが、スペースが狭く作業は難しいと思うので、インタークーラーを取り外します。
インタークーラー取り外し手順についてはこちら
インタークーラーを外したらこのようにA/Fセンサーにアクセスしやすくなります。
カプラーが繋がっていると回せないので、先にカプラーを外しておきます。ツメを押しながら引っ張れば抜けます。
後は、O2センサーソケットを使って、A/Fセンサーを回して外すだけですが、、、
ここで問題が発生。
スピンナーハンドルと組み合わせて使っていますが、赤丸のところでクラッチフルードのリザーバタンクから出ているホースと干渉して、A/Fセンサーの六角部に届きません。いけそうなようにも見えますが、色んな角度で試してみたのですが、無理そうです。
O2センサーソケット単体ならこのように被せられますが、この状態で既にクリアランスはぎりぎりです。柄がないととても回せそうにないので、A/Fセンサー交換は断念しました。
モンキーレンチで回そうとも試みましたが、自分の手持ちのものだと全然力が掛からず、びくともしませんでした。
BLレガシィ 2.0GTのA/Fセンサーを交換するならディープソケット型ではなく、クローフット型のO2センサーソケットでないと厳しそうですね。
O2センサーソケットを購入するときは自分の車に合うタイプを事前に確認してから買うことをお勧めします。