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BLレガシィ オイルフィルターを交換した【DIY】しかし、悲劇が起きてしまった

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レガシィのエンジンオイルとオイルフィルターの交換をしました。今までオイル交換は自分でやっていたのですが、オイルフィルター交換はお店に任せていたので、初めてのDIYでのオイルフィルター交換です。

準備するもの

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・エンジンオイル 5W-40(純正指定は5W-30)
フィルター交換時は4.3L必要


・オイルフィルター PIAA 品番PF1

 

・フィルターレンチ PIAA W-68

 

・ドレンパッキン(サイズ:26×20×2.5)

・17mmレンチ(ドレンボルトを回すのに必要)
・12mmレンチ(エンジンアンダーカバーの固定ボルトを回すのに必要)
・内張り剥がし(エンジンアンダーカバーの固定クリップを外すのにあると便利) 

 

レガシィ エンジンオイル/フィルター交換手順

BL/BPレガシィの場合、オイルフィルターを交換するにはエンジンアンダーカバーを外す必要があります。エンジンオイルだけ交換する場合は、アンダーカバーに開いた穴からドレンボルトを回せるので外す必要はないのですが、フィルターも交換する場合は面倒ですが、アンダーカバーを外さなければいけません。

~エンジンアンダーカバー外しまで

エンジンオイルを抜くには車体下に潜る必要があるので、ジャッキやカースロープを使って車体を持ち上げます。

ですが、BL/BPレガシィの場合は車を持ち上げる前に、エンジンアンダカバーを固定している樹脂クリップを外しておいた方がいい箇所があります。

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エンジンアンダーカバーは、
・赤丸の12mmボルト3本
・青丸の樹脂クリップ2箇所
・緑丸のクリップ2箇所
・赤四角のツメ
で固定されています。

青丸の樹脂クリップはタイヤハウス内にあるのですが、タイヤをいっぱいに切っておかないと手が届きません。なので、私のようにカースロープで持ち上げる場合は、先に青丸の樹脂クリップを外しておく必要があります。

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奥まった位置にあるので、この樹脂クリップを外す際には内張り剥がしがあると便利です。

青丸のクリップを外したらカースロープにのせて車体下に潜れる空間を確保します。

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こんな感じまで上げます。
ここで、カースロープを上るときに悲劇が起きたのですが、それについては後述します・・・

車体下に潜ってアンダーカバー外し作業を続行します。

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狭くて写真が撮りづらかったのですが、車体前方のボルトはこんな感じ。2本あります。

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後方のボルトはこんな感じ。ここはジャッキポイントで力が加わる場所でもあるので、カバーが片方ねじ切れています。また、赤四角の場所にツメがあり、車体側に引っ掛けてあるので、ここも横方向に引っ張って外します。

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ツメはこんな感じになっています。

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これが緑丸のクリップ。外すときはアンダーカバー側ではなく、車体側を矢印のように上に引っ張りながらの方が外しやすいと思います。

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ちなみに、このクリップを取り付けるときは赤丸の突起部が下(エンジンアンダーカバー側)になるようにします。そうじゃないと形状が合わずに付けられません。

 

全て外したらアンダーカバーの固定が外れ落っこちてくるので、邪魔にならない場所に置いときましょう。

ドレンボルト/オイルフィルターを外してオイルを抜く

エンジンアンダーカバーが外れたらオイルを抜きます。

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オイルを抜く前にフィラーキャップ(オイル注入口のフタ)が外れるかどうかは必ず確認しましょう。もしオイルを抜き終わってから、フィラーキャップが何らかの原因で開かなかった場合、オイルが空っぽで車を動かせなくなります。

フィラーキャップが緩まることを確認したら車体下に潜ってドレンボルトを外してオイルを抜きます。

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黒い容器がエンジンオイルパンです。ドレンボルトは17mmです。ここは、アンダーカバーを外さなくても見える部分です。

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ドレンボルトが外れたらオイルが勢いよく排出されますが、廃油受けの位置は注意が必要です。ドレンボルトが斜めになっているのが分かると思いますが、最初は勢いよく矢印のような軌跡を描いて落ちてくるので、廃油受けを真下に置いておくと地面にぶちまけます。

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数秒したら勢いはおちて、このように真下にちょろちょろとオイルが落ちてきます。風が強い日だと落ちる場所がずれるので、適宜、廃油受けの位置は調整しましょう。

オイルパンからオイルが抜けたら、次はオイルフィルターを外します。

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位置関係はこんな感じ

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フィルターレンチとラチェットレンチを組み合わせて、

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オイルフィルターの先端の外周には凹凸がついていてそこにフィルターレンチを被せて回します。

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ある程度緩まると、空いた隙間からオイルがどばどばと垂れていきます。結構な勢いで垂れてきて手に掛かりましたが、エンジンが温まっている状態だとそこそこ熱いので、火傷しないように耐熱グローブは付けていた方がいいと思います。正直、勢いよくオイルが出てくるとは予想していなかったので焦ってオイルを地面にこぼしてしまいました。

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フィルターを外した場所からも結構オイルが垂れてくるので、廃油受けも移動させた方が良いです。私は少し地面に垂らしてしまいました。(砂利にオイルをこぼしても目立ちにくいですが、土壌汚染になるので良くないです)

新オイルフィルターを取り付けて新オイルを入れる

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左が古い方、右が新しい方

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新しいオイルフィルターの黒いOリングに新品のオイルを塗布しておきます。気密性をあげオイル漏れを防ぐためと、フィルターを締めるときにOリングがよじれないようにするためのようです。締め付け時にOリングがよじれるとオイル漏れが発生してしまうようです。

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新しいオイルフィルターを手で締まるまで回して装着します。私はその後フィルターレンチを使い、少しだけ締め増しました。

新しいフィルターの装着が完了したら、ドレンボルトを締めます。

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ドレンパッキンは新しいものに変えます。

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ドレンボルトを装着したら新しいオイルを入れていきます。

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レガシィ2.0GTの場合、オイル交換だけであれば4Lで足りるのですが、オイルフィルターも一緒に交換する場合は中途半端に4.3L必要です。

廃油の処理

私の場合の廃油の処理方法です。

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空になった4L缶に廃油を入れます。100均で買ったでっかいジョウゴをセットし、奥に写っている廃油入れ(これも100均商品)からオイル缶に廃油を移します。今回はオイルフィルターを交換したので、4.3Lの廃油が出るはずなのですが、なぜか全てこの4L缶の中に収まりました。補充したオイルも4Lのみでオイルゲージのフルより少し下くらいまで入りました。

全てのオイルが抜けていなかったのでしょうか?でも、まあ良しとします!

オイル缶に廃油を入れてどうするかというと、近所のホームセンターに持っていき、引き取ってもらいます。そこで購入したものでなくても無料で引き取ってもらえます。

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車に廃油を積んで持っていくのですが、勢いがついて倒れた拍子にオイルを車内にぶちまけるとシャレにならないので、工具箱や今回使用しなかったオイル缶で挟んで倒れないようにしました。

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ちなみに、外してあった蓋をつければ、このように横に倒しても廃油は漏れてきません。

カースロープを上るときにやってしまった・・・

今回はカースロープを使って車の前方を持ち上げたのですが、カースロープを上っている途中で悲劇が起きました。

 

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スロープを上る際に、バンパー下部とスロープがぶつかり、バンパーの塗装が剥がれ下地のプラスチックまで見えてしまいました。スロープから下ろすときも同様にぶつかっているので、上の写真よりも被害は大きいです。

砂利の駐車場で平らではなく、左タイヤ側が低くなっていることやレガシィの車高が少しだけ下がっていることなど要因はいくつかあると思いますが、これまで一度もこういうことは起きなかったので油断していました。

バンパーを傷つけたショックが大きく、オイルフィルター交換が終わった達成感どころではなかったです。しかも走っているうちにぱりぱりと剥がれてきて被害が拡大しそうな予感がするので何だか憂鬱です・・・

 

ちなみに使っているのは上記のカースロープです。リフト量が大きく、作業空間を広くとれるのがいいのですが、上るときの傾斜がきついので、車によってはバンパーを擦ってしまいます。リフト量の大きいカースロープを使う際は、慎重になった方がいいですね。

DIYは費用を浮かせる他、車の構造について学べる利点がありますが、常にこういうリスクがつきまといますね。

 

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