私の乗っているレガシィは2007年式で、今年で新車製造から12年目になります。
12年もたつといろんな部品が壊れたり、古くなってきたりしますが、内装部品の劣化も目立ってきます。特に劣化が激しいのが、ダッシュボードです。
車に乗るたびに目に触れる部品なので、交換したいなと思っていましたが、ダッシュボードは値段が高いことは知っていたのでそう簡単に交換に踏み切れるものではないですね。
先日、スバルディーラーに行った際にダッシュボードの値段を聞いてきましたので、記録代わりに書きます。
- ダッシュボードの劣化状況
- ダッシュボードの交換に掛かる費用(概算)
- 純正部品は高い
- 生産終了した車の純正部品は年々値上げされる
- ダッシュボードマットを被せるという選択肢もあり
- 直射日光や熱によって劣化が早まるのでサンシェードも有効
ダッシュボードの劣化状況
BL/BPレガシィのダッシュボードは全体に表皮が貼ってあります。ソフトパッドなどと呼ばれているものですね。
材質はPVC?なのかどうかは分かりませんが、長年の使用によって表皮の材質が変化してぺたぺたした手触りになり、ところどころにひび割れが見られます。
写真からは分かりませんが、表面がぺたぺた(べたべたではない)していて埃が付きやすいです。手で払っても落ちにくいです。夏になりダッシュボードが熱くなると、ぺたぺた度合いが強くなります。
また、この点が一番困っているのですが、表皮の部分がもろくなってきています。イメージ的には指でつまんで引っ張るとつまんだ部分が簡単に破けてしまいそうなもろさです。この表皮のもろさが原因となり亀裂が入っているのだと思います。
以前、このダッシュボードに両面テープで貼っていたレーダー探知機を設置場所を変えようと外そうとしたときに、表皮ごとぱっくりとはがれてしまったことがあります。
同じ表皮が使われているドアトリムの表皮部分はこのような劣化はないのですが、ダッシュボードは日光を浴びて非常に高温になる過酷な環境にさらされるので、ある程度の年数がたつと熱による劣化は仕方のないことなのでしょうか。
真夏時にはサンシェードをしていないとダッシュボードで目玉焼きが焼けるといわれるほどですからね。
毎日このような灼熱地獄にさらされて、冷やされてを繰り返していることを考えると劣化するのも無理もないことなのかもしれません。
車内にある部品ですが、思っている以上に過酷な環境に耐え、ぼろぼろになるまで頑張り続けていたのでしょう。
ダッシュボードの交換に掛かる費用(概算)
先日、ディーラーに行った際に、ダッシュボードのおおよその値段を聞きましたので、参考までに載せておきます。正式な見積もりを出してもらったわけではないので、だいたいの値段です。
ダッシュボード本体:5,7000円ほど
交換工賃:2,6000円ほど
工賃合わせると9万近い。やっぱり高いです。
ステアリングが5~6万くらいなので、同じくらいの値段ですが、ステアリング交換は難易度が低く自分でもできる作業なのに対して、ダッシュボードの交換はかなりの部品を外したりしないといけないはずなので、自分でばらして元に戻せる自信が全くありません。なので、もし交換するとしたらディーラーに頼むしかないですが、工賃まで含めると高いですね。
※追記
部品番号を調べてみましたが、仕様によって異なるかもしれませんが、おそらく下記2品番のいずれかとなります。(保証はできないのでディーラーで確認するのをおすすめします)
・66040AG061
・66040AG081
純正部品は高い
最近、ディーラーでいくつか純正部品を注文しました。純正部品が高いのは誰もが知っていることだと思いますが、想像していたより高かったです。
・クリップ 1個70円
・ショックアブソーバーのダストカバー 1個760円
・バンプラバー 1個1,140円
ダストカバーなんて筒状のただのプラスチックですが、これが1個税抜き760円します。4本分揃えると、3000円程になってしまいます。こんなものだというのは分かっていましたが、いざ純正部品を買うとなると改めて高いと思いました。
生産終了した車の純正部品は年々値上げされる
ディーラーの人から聞いた話では、BL/BPレガシィのような生産終了からある程度の年数が経っている車の純正部品の値段はものにもよるそうですが、年々上がっていくそうです。
そのため、ストックしておきたい部品がある場合は、生産中止になるのがまだ先のことであったとしても早めに購入した方が良いようです。
ダッシュボードマットを被せるという選択肢もあり
社外品ですが、このようなダッシュボードの上に被せるダッシュボードマットというものがあるようです。
車種専用設計なので、ちゃんとBL/BPレガシィのダッシュボードの形状に合うように作られています。
ダッシュボードのひび割れ等が目立たなくなり、直射日光をシャットアウトすることで劣化の進行も防止できるので、こういうのを使うという選択肢もありですね。
参考:BL/BPレガシィのダッシュボードのひび割れにはダッシュボードマットを!【5製品を紹介】
また、Carclub(カークラブ) ではオーダーメイドでダッシュボードマットを製作してもらえます。
オーダーメイドなので価格も高そうなイメージがありましたが、税込み6,820円からあり、とてもリーズナブルです。
表皮のデザインや素材もいくつか選べますし、質感が高そうなのでここの製品も良さそうですね。
直射日光や熱によって劣化が早まるのでサンシェードも有効
ダッシュボードの劣化は直射日光や熱によって早まるので、フロントガラスにサンシェードを装着することも、劣化防止には有効です。
いちいちサンシェードを装着するのが面倒だと思う人もいるかもしれませんが、習慣化してしまえば、数秒程度で付けられるようになりますし、逆に付けないことに違和感が出るようになります。
私は夏でも冬でも雨の日でもサンシェードを装着していました。特に夏は効果があります。
オンリースタイルという会社からフロントガラスだけではなく、ガラス全面に使える車種専用設計のシェードが売られています。断熱性が高く、車中泊にも使用できるので便利だと思います。
ただ、BL/BPレガシィの場合、BP用(ツーリングワゴン)しかラインナップがありません。
【関連記事】
⇒ダッシュボードのべたつき・ひび割れはなぜ起きるか?表皮に含まれる可塑剤が原因【考察】
⇒レガシィ ダッシュボードに付着して取れないほこりをアーマーオールを使って取る