とりあえず車を楽しむ

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BLレガシィ ショックアブソーバー交換 ビルシュタインからKYBへ(リア編)

前回の続きです。BLレガシィのショックアブソーバー(リア)の交換作業の手順について書いていきます。フロントと同じくビルシュタインB12からKYB lowfer sportsへの交換です。

 リアショックアブソーバーの交換手順

リアシートとトランクの内装を外す

BLレガシィのリアサスペンションを取り外すためには、リアシートとトランクの内装一部を取り外す必要があります。リアのアッパーマウント部が内装の中に隠れています。

※トランクボードは事前に外しておきました。

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まずは、リアシート座面を外します。赤丸部でフロアに挿し込まれているので、上に引き上げるようにして抜きます。青丸部にフックがあり、そこでも引っかかっていますが、赤丸部を上に引き抜いて座面を手前に(緑矢印の方向に)引くときに勝手に外れてくれるので、特に気にする必要はないと思います。

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次に背もたれを外します。下側が4つの12mmボルトでフロアに固定されているので外します。

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真ん中の2つのボルトはシート側と干渉して回しづらいので、エクステンションバーで伸ばして回しました。

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下側のボルトが外れたら、あとは上側の赤丸あたりでフックに掛かっているので、下から上に引き上げるようにして外します。※外す前に真ん中のアームレストは前に倒してトランクスルー状態にしておきます。ヘッドレストも外しておきます。

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真ん中のフックだけこのような形状になっているので、すんなりとは外れませんが、矢印のようなイメージ(途中で背もたれ下部を手前に引く)で引き上げるといいと思います。

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トランクスルーの後ろの部分がトランク側に引っ掛けてあります。樹脂のネジみたいなもので外れないようにとめてあるので、樹脂ネジを回して外し、引き抜きます。

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背もたれと車体側の固定を全て外したら、背もたれを外に出しますが、真ん中のシートベルトをくぐるような感じになっているので、シートベルトを伸ばしつつ、背もたれを横にスライドさせて車外に出します。この背もたれは意外と重たいです。

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シートは置く場所がなかったので、ルーフの上に載せときました(笑)。 

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シートが外れたらトランクと車室の間にあるカバーを外します。上でマークした場所でとまっています。赤丸のクリップは普通にとまっています。

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赤の四角はクリップではなく、上の写真のように表と裏から挟み込むようにしてとまっています。

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緑丸のクリップはトランク側から差し込んであります。尖った部分がトランクに出ないように逆側からついているのでしょうか。

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青丸のクリップはトランクの内装と共留めになっているので、元に戻すときは注意しましょう。

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固定を全て外したら外側にスライドさせてカバーを引き抜きます。

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カバーが外れたら車室とトランクがつながります。リアショックのアッパーマウントは赤丸のトランクの内装の中に隠れています。

この状態だと隙間が狭く、作業しづらいので、

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私はトランク側のクリップを2つ外して隙間を広げやすいようにしました。

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14mmのナット2つでとまっているので、左右ともにある程度緩めておきます。

真ん中のゴムキャップの下にショックアブソーバーとアッパーマウントを固定しているナットが隠れています。

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真ん中のナットはフロントと同様に共回りしないようにピストンロッドを固定しながら緩める必要がありますが、奥まったところにあるため手持ちの工具では届かず緩められませんでした。

仕方ないので、車体から外した後で緩めることにしました。(実際は車体から外した後に緩められるか分からなかったので、作業を進めていいものかしばらく躊躇していました。でもせっかく手間かけて内装まで外したので、とりあえず試してみるかということで作業続行しました。)

ショックアブソーバーを交換する

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 リアの両輪をジャッキアップし、ウマをかけ、タイヤを外します。MT車の場合は前輪にタイヤ止めを置いた方がいいです。

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ショックアブソーバー下部の19mmのボルトを外しますが、ここでちょっとした問題が発生しました。奥側にあるボルトをフロントで使用した505mmのスピンナハンドルで緩めようとしたのですが、地面からの高さがあまりないため、スピンナハンドルの柄が地面についてしまい回すことができません。ウマの高さを上げてみてもだめでした。

短いメガネレンチに替えて回そうとしましたが、短い上に、場所的に力を掛けづらいので、トルクが掛からずびくともしませんでした。 

しかし、ここで硬いボルト外し用に準備しておいた電動インパクトレンチが活躍しました。

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ナット側はブレーキローターとインパクトレントがぶつかるので、ボルト側にインパクトを掛けました。数回掛けるとナットが回るのが確認できたので、ナットを外しました。

ショックアブソーバーの下にフロアジャッキを掛けているのは、アッパーマウントのナットを外した時に落ちないようにするためです。

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 ボルトを抜こうとしたのですが、またもや問題が発生しました。ボルトが抜けません。なぜ抜けないのかが分からず、ラチェットレンチでボルトを延々と回していました。しかし、回るということは固着はしていないはずです。

ここまできてボルトが抜けないので、どうしようかと途方に暮れましたが、ネットで色々サーチしたり、試してみたりして分かってきました。(ここでかなりの時間を消費しました)

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どうやらボルトを外した状態だとショックが下側、アームが上側にいこうとするようです。そのため、ボルトにはせん断力のようなものが掛かり、そのままでは抜けないようです。ボルトが入っていない状態でお互いの穴の位置が合うようにしなければなりません。

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そこで、車載のパンタグラフジャッキをアームと車体側のどこかの間に挟み伸ばすことでアームを引き下げます。

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このとき注意することはジャッキとアーム・車体側が点や線で接している状態で伸ばさないことです。点や線で接している状態で力を掛けると途中でこらえきれずに、勢いよく外れてしまいました。下手したら怪我をしたり、車に傷をつけたりしてしまうので危険です。

私は、下側はアームと面で接していて、上側はコップみたいな形の部品のふちとジャッキの切り欠き部がちょうどはまったので、この状態でジャッキを伸ばしました。

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アームの引き下げ具合がちょうどよくなるとボルトが抜けるようになります。車載ジャッキは新しいショック付きのサスペンションを取り付けるまでそのままにしておきましょう。

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下側のボルトが抜けたら、緩めておいたアッパーマウントのナットを外します。

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上側が外れたら、サスペンションが落ちてこないように支えておいたジャッキを引き下げてサスペンションを引き抜きます。

サスペンションが取り外せたら、ショックを交換するために分解していきます。

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車についている状態で緩めていなかったアッパーマウント真ん中のナットは上の写真のようにラチェットレンチと六角レンチで緩めようとしても、固定されていないサスペンションでは力が入りづらく、やはり緩めることができません。

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試しにインパクトレンチを使用してみたところ、緩めることができました。ピストンロッドを固定していないので、インパクトレンチでは共回りして緩められないと思っていましたが、瞬間的に大きなトルクを掛ければ、ピストンロッドは共回りしないのでしょうか?

※ここでの注意点はフロント同様、スプリングを縮める前にナットを完全に外さないことです。完全に外すとアッパーマウントが吹き飛ぶ恐れがあります。

ナットが緩まったら、フロントと同様にしてスプリングコンプレッサーを使用してアッパーマウントとの間に遊びが出るまでスプリングを縮めます。

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 アッパーマウントのナットを外して、アッパーマウントとラバーシートを外し、スプリングも外します。

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上が外したビルシュタイン、下が新しいKYBです。

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KYBのショックアブソーバーに元のようにスプリング、ラバーシート、アッパーマウント組付けていきますが、このとき注意が必要です。

ショック下部の輪っかになっている部分とアッパーマウントのボルト(赤丸)が一直線上にないと車体に取り付けることができません。リアはフロントと違ってアッパーマウントが回らないので、スプリングを戻す前に位置決めをする必要があります。

上の写真はずれているので、車体に取り付けられず、スプリングを縮めるところからやり直しました。

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写真のようにマスキングテープを貼り、一直線上にあることを確認しながらスプリングを元に戻していきました。

交換前のサスペンションをばらす前に、どのように組み付いているか細部まで確認しておいた方が失敗はないですね。

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サスペンション組付けが終わったら車体に取り付けていきます。まずは、車体側の穴にアッパーマウントを入れます。※ちなみに上の写真は車輌右側のものです。

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ジャッキをつかってショックアブソーバーを持ち上げていき、車体側の穴に差し込み、アッパーマウントの2本のナットを手で締まる範囲で締めます。ジャッキで支えているため、ショックが落ちることはないので、焦らずにナットを締められます。本締めは車体を降ろしタイヤが地面についてからします。

アッパーマウントのナットを締めたら、ショック下部のボルトを締めます。規定トルクは62N・mです。

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左側のショックアブソーバー交換完了です。右側も同様にして交換します。ここで忘れてはいけないのが、(使っていた場合は)車載ジャッキを外すことです。黒いので、足回り部品の一部にも見えてしまいます。つけっぱなしのままタイヤを装着しないようにしましょう。

作業に掛かった時間

リアショックアブソーバー交換に要した時間は・・・

内装外し:40分

リア左ショックアブソーバー交換:2時間30分

リア右ショックアブソーバー交換:1時間

内装戻しは別の作業もついでにやりながら行ったので、含めていません。

素人による初めての、写真を撮りながらの作業でしたが、合計で4時間強ほど掛かりました。左側はショック下部のボルトを抜くのに手こずったのもあり、時間が掛かりました。左から交換作業を始めて、ある程度要領をつかんだので、右側は早く終わりました。

1回でも作業をやっていて、要領さえつかんでいれば、次回からは大幅に時間を短縮できると思います。もし、私が次回同じことをする機会があれば、2.5~3時間程度でできるかもしれません。

 

KYB Lowfer Sports使用のインプレはこちら