とりあえず車を楽しむ

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BLレガシィ ショックアブソーバー交換 ビルシュタインからKYBへ(フロント編)

前回の続きですが、BLレガシィのショックアブソーバー(フロント)の交換作業の手順について書いていきます。素人が作業をしたときの手順を書いているだけですので、これからDIYで交換しようとして見る人もあくまでも参考程度にしてください。

humidasu-1.hatenablog.com 

フロントショックアブソーバー交換手順

まずは、ジャッキアップする前にエンジンルーム内にあるアッパーマウントのナット類をある程度緩めておきます。

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アッパーマウント真ん中にゴムの蓋がついているので、外します。手でも外せますが、マイナスドライバーを矢印のところに差し込んで浮かせた方が簡単だと思います。

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蓋を外すと、アッパーマウントとショックアブソーバーを固定しているナットが見えます。これを回しますが、ナットだけを回すとピストンロッドが共回りして外せないので、ナットの真ん中(ピストンロッドの頭部)に六角穴があるので、六角レンチ等で回らないように固定しながらナットを回します。

ビルシュタインの場合、ナットは19mmです。六角穴は6mmです。

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準備編に詳しく書いていますが、このようにして回し、真ん中のナットをある程度緩めます。ここでの注意点ですが、完全に外してはだめです。スプリングの力でアッパーマウントが吹っ飛ぶ恐れがあります。

なぜある程度緩めるかというと、サスペンションが車に固定されている状態でないとこのナットが外しづらいからです。そこそこ硬く締まっていますが、サスペンションを車から取り外した後だと、不安定なため力を入れづらく外しにくいです。

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緩め具合についてはナット上部が、ピストンロッドから出ないくらいでいいと思います。

 

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アッパーマウントを車体と固定している3本の12mmナットをある程度緩めます。(規定トルクは20N・m) ジャッキアップ前のタイヤが地面についている状態で緩めた方が、ボルトに変な力が掛からず良いようです。ここも緩めるのはある程度で完全には外しません。

ちなみにこの車にはストラットタワーバーが装着されていますが、ショックの交換作業では外す必要はありません。

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フロントの両輪をジャッキアップして、ウマかけします。

次にショックアブソーバー下側の外し作業に移りますが、ショックアブソーバ本体に固定されているABSセンサーの線とブレーキホースを外していきます。

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ブレーキホースは金具でショック本体に固定されています。矢印の12mmのボルトを外します。

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ボルトが外れたらホースごと下向きに引っ張ればショックから外れます。

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ABSセンサーの線も12mmのボルトを外すだけで固定がとれます。

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次に、ショックとナックルを固定しているボルトを外していきます。19mmの2つのボルトで固定されていますが、上側の赤丸のボルトは偏芯ボルトといって、回す量によってキャンバー角を調整できるようになっているようです。キャンバー角を狂わせないように取り外す前にどの位置についていたかをマーキングします。

ちなみに上の写真はブレーキホースを外す前に撮った写真です。ラチェットでボルトを回している感じを撮りました。

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私は黒のマジックペンでよく分からないマーキングをしていますが(笑)、赤く引いた線のようにボルトとナックルにそれぞれ線を引いて位置関係が分かるようにした方がよかったですね。 

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それからショック下部のボルトを外す前にロアアームが下がらないように小さめのジャッキ等で保持した方がいいようです。

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ショック下部のボルトを外していきますが、ボルトとナットが共回りしないようにボルトにメガネレンチを掛けて、ナット側をスピンナハンドルで外しました。

私は125mmのエクステンションバーを装着して回す際にブレーキローターと干渉しないようにしています。

スピンナハンドルの長さは505mmでしたが、やはりナットが硬く、かなりの力が必要でした。もう少し長いものでもよかったかもしれません。固着している可能性もあるので、事前にKURE556を吹いておいたほうがいいと思います。

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ナットが緩んだら外します。


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ナットが外れたらボルトはそのまま引っこ抜けるはずですが、スムーズに抜けず、私はなぜかラチェットでボルトを回し続けていました。

また、ショック下部のボルトを外すとローターの重みに引っ張られるのか矢印の向きに倒れようとします。事前に小さいジャッキでロアアームを支えていましたが、意味がなかったのでしょうか?

ここのボルトを外すときにローターを支えていないと引っ張られてドライブシャフトブーツが抜けてしまう可能性があるとネットで調べていたので、かなりびくびくしながらの作業になり、無駄に時間を消費しました。

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いろいろ試しながら、私はこのようにウマをキャリパーの下においてブレーキローターが倒れてこないように支えるようにしました。

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下側が外れたら上側も同様にして外します。

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ショック下部のボルトを外す前にアッパーマウント部の3本のナットも1本か2本残して外します。残したナットも手で回るくらいまで緩めておきました。

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上側の偏芯ボルトです。変わった形をしています。

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ショック下部のボルトを外すと、サスペンションはアッパーマウント部のナットだけでとまっているので、落ちないように手で持ちながら、手で回せる程度まで緩めておいたナットを外します。

フロントのサスペンションは重いので落としてホース類やドライブシャフトブーツを傷付けないよう気を付けましょう。

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無事にサスペンションが外れました。

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外したサスペンションです。今回はショックアブソーバーの交換のため、スプリングを外していきます。

このときの注意点ですが、サスペンションを分解する前に、元の状態に戻せるようにアッパーマウント・スプリング・ショックがそれぞれどのようにして組んであるか写真を撮るなどして細かく確認しておいた方がいいと思います。

初めて作業する場合は、特に大事です。スプリング下端がどのようにしてショックと接しているか、スプリング上端とアッパー側はどのように接しているかなど細部まで確認しましょう。覚えていないと後で元に戻せくなる可能性があります。

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 スプリングの巻き数が少ないですが、このようにスプリングコンプレッサーを掛けます。爪がしっかり掛かっていることを確認した方がいいです。

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電動インパクトレンチを使用して縮めていきます。縮めるときは少しずつ左右交互にバランスよく縮めます。

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スプリング先端とスプリングシート部との間に遊び・がたつきが出たら、アッパーマウントを外してスプリングを取り外せます。手でがたがたと動かしてみれば、スプリングに遊びが出ているのは分かります。

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車体についているときに緩めておいたアッパーのナットを外します。事前に緩めておかないとサスペンション単体になると不安定で力を入れられず、外すのは大変だと思います。

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アッパーマウント、スプリングシートを外すとスプリングが外れます。

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下が今まで頑張ってくれたビルシュタイン、上がこれからお世話になるKYB lowfer sports

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元のようにサスペンションを組んで、車両につけていきます。アッパーマウントは前回交換時から2年半、46,000km使用していますが、再利用しました。大きなへたり等は見られませんでした。

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まずは、上の方から取り付けましたが、ここは大変でした。サスペンションアッパーのボルトを車輌の穴に差し込むように持ち上げるのですが、重たい上にアッパーマウントのベアリングが回転するので、上手く定まらず時間が掛かりました。

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アッパーのボルト3本が車輌側の穴に入ったら片手でサスペンションが落ちないように持ちつつ、ナットを締めていきます。

ここはもっと簡単にできる方法もあるかもしれません。

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上側のナットが固定されたら下側を締めていきます。ボルトには一応グリスを塗っておきました。

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後は元のように戻していくだけです。偏芯ボルトは外す前の向きからずれないようにします。ここの2本のボルトの規定トルクは175N・mです。

 

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フロントの右が交換できました。左も同様のやり方です。

大変だったこと・時間が掛かったこと

ショックアブソーバー交換をDIYでやるのは初めてですが、フロントの交換に掛かった時間は約5時間です。最初に交換した右側が3時間、左側は要領をつかんだので少し短くなり2時間弱です。素人が作業をしてみて大変だったこと・時間が掛かったことについて書きます。

サスペンションが外れない 

ショック下部のボルトとアッパーマウントのボルトを外した後、フリーになったサスペンションを外そうとしました。

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ナックル側を手前に引くと、ローターが手前に倒れてドライブシャフトが抜けるのが怖かったので、ショックを矢印方向に動かして外そうとしました。ローターの重みにつられて結構ぐらつくので、かなり慎重になっていました。

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しかし、ドライブシャフトやブーツに干渉してショックがナックルから外せませんでした。しばらく格闘しましたが、外れない原因は小さいジャッキをつかってロアアームを青矢印の方向へ押し上げていたからでした。(ナックルのボルトを外すときにロアアームが引き下がらないようにした方がいいとネットで見たためやっていた)ジャッキを下げてロアアームが下がった状態になると無事引き抜けました。

アッパーマウントのボルトを車輌側にはめ込むのが難しい

新しいショックを組み込んだサスペンションを車輌に取り付けるため、まずは3本のアッパーマウントのボルトをストラットタワーのボルト穴に下から入れようとしました。

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サスペンションが重たい上に、アッパーマウントにはベアリングがついていて、くるくる回るので、下から重たいサスペンションを持ち上げて小さな3つの穴に狙いを定めてボルトを正確に入れ込むというのが意外と難しかったです。

右側はそんなに時間は掛からなかったのですが、左側は疲労がたまっていたこともあり、なかなか上手くいきませんでした。

 

フロント編はこれにて終了です。次回はリア編を書きます!

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