先日27インチの外部モニター(DELLのS2722DC)を購入してデュアルディスプレイの環境にしたのですが、一番最初に悩んだのが「モニターをどう配置するか?」でした。
同じようなことを考える人もいるのではないでしょうか?
横に並べるか、上下に配置するか、両方試してみましたが、最終的には横並びの配置がしっくりきて落ち着きました。
今回は、デュアルディスプレイではモニターを左右に横並びさせるのが良いと思う理由について書きます。
ただ、どちらの配置が良いかは使用しているモニターや環境によって個人差があると思いますので、参考程度にお読みください。
- 27インチモニターと15インチノートPC
- 横並びで27インチモニターをメイン、15インチノートPCをサブにした
- デュアルディスプレイ配置は横並びが良いと思う理由
- モニター上下配置のメリットもある
- おわりに
27インチモニターと15インチノートPC
どのようなモニターでデュアルディスプレイ環境を構築するかは人それぞれだと思いますが、私の場合は、27インチの据え置き型モニターと15インチのノートPCです。
試してみた上下配置(縦並び)と左右配置(横並び)はそれぞれ以下のような感じです。
こちらが上下配置(縦並び)です。ノートPCの上に、27インチモニターがくるように配置しています。
2つのモニターが同じ方向にあるので、首を左右に動かす必要がないメリットがあります。
モニターの高さが足りず、上限までリフトした状態でもモニター下端がノートPCの画面で隠れてしまっています。
ただ、これはモニタースタンドやモニターアームなどの導入で調整できますね。
こちらが左右配置(横並び)。27インチモニターを正面に置いて、その横にノートPCを配置しています。
27インチモニターをメイン、ノートPCの方をサブモニターとして使います。
ノートPCのキーボードが正面にないため、外付けのキーボードが必要になります。
横並びで27インチモニターをメイン、15インチノートPCをサブにした
当初はモニターとノートPCを上下配置して使っていました。
ただ、その理由は合理的なものではなく。
ノートPC自体も新しく調達したものでお気に入りだったので、ノートPCをサブ的な使い方にしたくなかったというしょうもない理由です。
横並びに配置するとノートPCを端に追いやることになるので、何となくノートPCの存在感が薄くなるような気がして・・・
モニターよりノートPCの方が高価ですし、機能面でもノートPCが頭脳で、モニターはあくまでも画面を映し出しているだけです。
主役のノートPCを正面に置いてメイン的な使い方にしたかったんですね。
上下配置にすれば、ノート PCのキーボードも使うことができますし。
横並びにするとしても、ノートPCを正面に置いてモニターを横に置く方法もあります。
ですが、モニターを見ながらノートPCのキーボードで打つときに、首が横を向いて疲れの原因になりそうだったので、最初から検討しませんでした。
最終的には、27インチモニターを自分が着座したときの正面に置いて、15インチノートPCをその右側に置く、横並びの配置で落ち着きました。
完全に真横に置くとノートPCの画面が遠くなるので、ノートPCはモニターより15㎝くらい手前に置いて内側に少し角度を付けています。
デュアルディスプレイ配置は横並びが良いと思う理由
最終的に上下配置ではなく横並びでデュアルディスプレイ環境にすることにした理由は、
「上を向き続けるのは首が疲れる」「上下の視線移動は疲れる」
これにつきます。
人によるかもしれませんが、私の場合は、左右の視線移動よりも上を向き続けること、上下の視線移動の方が首、肩が疲れる原因になりました。
1回や2回、上下に視線移動するくらいならたいして疲れませんが、パソコン作業をしているときは何度も何度も上下のモニターを行き来することになると思います。
そうすると、目や首、肩への負担もバカにならなくなってきます。
出典:Microsoft
PCモニターの最適な高さについては、その画面の上端が目線とほぼ水平か、やや下になる高さが望ましいと言われています。
これに関しては確かにそうだなと思っていて、実際、目線を上げておくのって結構疲れます。
試しに真正面を向いた状態から、目線を軽く同じ距離だけ上がるのと下げるのを両方やってみてください。
距離は同じでも目線を上げる方が少し負担が大きいと感じるのではないでしょうか。
でも、横並びでも左右の視線移動が大きくなるので、結局は一緒じゃないか?という疑問もあると思います。
使い方にもよると思いますが、私は27インチモニターをメインとして使って、ノートPCのモニターはサブ的な使い方しかしていないので、基本メインモニターばかり見ていて、たまにノートPCのサブモニターに目線を移動する程度です。
例えば、メインモニターを2画面表示にして、片側でブログ執筆、片側はブラウザを開いて調べもの、サブモニターのノートPCでは画像編集といったように分けています。
なので、そこまでメインモニター⇔サブモニターで目線が行ったり来たりはしません。
モニターを横並びにしてからは、首や肩が疲れるといったことはなくなりました。
モニター上下配置のメリットもある
ただ、必ずしもモニターを左右配置するのが良いとは思っていません。
デュアルディスプレイ環境を構築するモニターや使い方によっては、上下に配置した方が快適に使える場合もあると思います。
具体的には以下のメリットがあると思います。
省スペース
モニター2台を横並びにしようと思うと、デスクにある程度のスペースが必要です。他のモノとの兼ね合いやデスク自体の面積が狭いとモニターを横に配置するのが難しい場合もあると思います。
上下配置にすれば、左右のスペースを無駄にすることなく使えますね。
私のように小さなノートPCではなく、大きなモニター2枚をデュアルディスプレイにするなら尚更ですね。
このようなモニターを縦並びに配置できるアームもあります。
ノートPCのキーボードが使える
ノートPCのモニターでデュアルディスプレイにする場合に限りますが、正面に置いたノートPCのキーボードをそのまま使えるので、後付けキーボードを準備する必要もありません。
おわりに
デュアルディスプレイ環境構築にあたり、27インチモニターをメイン、15インチノートPCをサブとして運用する使い方では、個人的には横並びの配置が使いやすいと感じるという話でした。
大きなモニター2台を使う場合などは、横並びが使いにくいこともあるかもしれません。
余談ですが、デュアルディスプレイ環境では、片方のモニターのみの全ウインドウを閉じることができる「しまう窓」というソフトが超便利なのでおすすめです。
大きなモニターを導入すると、画面が大きくなる分ブラウザなどの戻るボタンが遠くなるので、戻るボタン付きのマウス↑があった方が便利です。