車への満足感を高めてくれる要素の一つにドアを閉めるときの音があります。
たかがドアが閉まるときの音なのですが、ドアは車に乗るときに毎回開け閉めするので、その閉まり音というのは意外と重要です。
重厚感のある音であれば、それだけで車への満足感が一段と高くなるのです。
今回はドアにつけるだけで簡単にドアの閉まり音を良くできるアイテムを紹介します。
エーモン風切り音防止モールを使う
使用するのは、DIY派には有名なエーモンから出ている風切り音防止モールです。
名前の通り、本来は風切り音を防止するためのもので、ドアの閉まり音をよくすることを謳っている製品ではありません。ですが、副効果としてこれをドアに装着するとドアの閉まり音に重厚感が出ます。
このエーモンの風切り音防止モールは安くて取り付け自体も超簡単なのに効果が高いので、コスパの面でもお勧めの製品です。値段は1000円しないくらいです。
実際に使っての感想ですが、本来の効用である風切り音が減ったという実感はあまりありませんでしたが、ドアの閉まり音は間違いなく良くなります。
他にドアの閉まり音を良くするのに効果的なことの一つに、ドアの鉄板に制振材を貼り付けるという方法(デッドニングの一部)もあります。ただ、ドアの内張りを外したりと手間が掛かりますし、DIYでやればそこそこ費用は抑えられますが、材料費も安いとは言えないです。
エーモンの風切り音防止モールは製品そのものが安く、取り付けが簡単なので、コスパはかなり高いと言えます。
取付方法はドアエッジにはめるだけ
取付はとても簡単です。
フロントドアを開けたときに見える、リアドア先端のエッジ部分に風切り音防止モールをはめ込みだけです。
拡大するとこの部分です。
4枚ドアの車の場合は、右リアドアと左リアドアの2か所に取り付けることになります。製品の長さは2.1mあり、両側に取り付けられるだけの十分な長さがあります。
勘違いしやすいのですが、4枚ドアの場合、フロントドア用とリアドア用で製品が2つ必要というわけではありません。取り付けるのはリアドアのみなので、一般的な車は一つで足ります。
逆に2ドアの車には取り付けられません。
製品の詳細スペックはこちらから確認できます。
エーモン 静音計画 風切り音防止モール(ドア用) ドア2枚分(約2.1m)
適切な長さにハサミで切って、このように上からはめ込んでいくだけです。作業時間的には1分も掛からないと思います。
このモールはゴム製品ですが、ふにゃふにゃしたものではなく、ある程度の固さがあり、割りとしっかりしたものです。
取り付け前後の比較。
ボディカラーがグレーなので見にくいですが、フロントドアとリアドアの隙間が綺麗に埋まるので、見た目もよくなります。いかにも何かつけてます感が出ないのも良いです。
ゴムの色が黒いので、ボディカラーによっては多少目立つかもしれませんね。
取り付け後3年以上経った状態の写真なので、少し劣化もありますが、アップするとこんな感じです。
後付け感が出にくく、純正で付いていたかのような仕上がりです。
取り付け後の効果
取り付け後に、初めてドアを閉めた瞬間に明らかにいい音になったのが分かります。
取り付けた車はサッシュレスドアをもつレガシィなのですが、サッシュレスドア特有の鉄板が響くような閉まり音に重厚感が出ます。「バゥン」が「ボフン」になった感じです。
気密性が高まったことによる影響なのでしょうか。
元々、簡易的なデッドニングを施している車両だったのでノーマル状態よりドアの閉まり音は良かったのですが、エーモンの風切り音防止モールを取り付けたことでより一層高級感が出た感じです。
本製品が本来目的としている風切り音の防止の効果の方ですが、取り付けた車のレガシィが特別風切り音が目立つ車ではなかったということもあり、効果はいまいち分からず・・・。
デッドニングもそうですが、社内を静かにさせるのは、費用や労力に対しての効果がなかなか分かりづらいです。ただ、ドアの閉まり音が良くなるのははっきり体感できますし、ドアを開け閉めするたびに密かな満足を得られます。
まとめ
エーモンの風切り音防止モールは簡単取り付けでドアの閉まり音が良くなるのでおすすめです。
少ない費用と労力に対して得られる満足度は高いです。
制振材、制振シートを貼り付けることでもドアの閉まり音は良くなります。効果も大きいのでおすすめです。