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アウディ TT RSクーペ 6MTに乗ってみた 内外装編

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先日、アウディの2代目TT RSクーペの6速マニュアルのレンタカーを借りて乗ってきました。

アウディのクワトロに興味があったこと、5気筒エンジンをマニュアルで乗れるということがレンタルする決め手となりました。

TTという車種にはあまり興味を持っていませんでしたが、今回1日乗ってみて、印象が変わりました。

この車は千葉県にある「おもしろレンタカー」さんから借りました。

この記事ではレンタルしたTT RSクーペという車についてと内外装について紹介していきます。

 

TT RSクーペについて(2代目)

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「RS」の称号がついたTT RSクーペはTTの高性能版という位置づけです。アウディのCセグメント車のA3がA3→S3→RS3という順番で高性能になるのと同じように、TTもTT→TTS→TT RSという順番で高性能になっていきます。

TTには2シーターオープンの「ロードスター」とクローズドボディの「クーペ」があります。今回の車両はTT RSのクーペとなります。

ベースのTTには時期によっても異なりますが、FFの1.8リッター4気筒ターボ(160ps、25.5kgm)、FF/4WDの2リッター4気筒ターボ(211ps、35.7kgm)が設定されているようです。

SモデルのTTSは4WDの2リッター4気筒ターボ(272ps/6000rpm、35.7kgm/2500-5000rpm)で、エンジンスペックがノーマルTTより高いです。

最高峰モデルのRSになると2.5リッター5気筒ターボエンジンが搭載されます。駆動方式は4WD。

今回乗ったのは2代目TT(8J型)をベースとしたTT RSです。

簡単なスペックは下記の通り。

全長×全幅×全高:4200×1840×1380mm

ホイールベース:2465mm

最小回転半径:5.2m

車重:1500kg

駆動方式:4WD

エンジン:2.5リッター直列5気筒ターボ(340ps/5400-6500rpm、45.9kgm/1600-5300rpm)

タイヤサイズ(FR・RR):255/35R19

サスペンション形式(FR/RR):ストラット式/4リンク式

外観

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ショートホイールベースで全長が短いためか、クーペとしては全高(1380mm)が高めに見えます。数値的にはスカイラインクーペ(CKV36)の全高1390mmと同じくらいです。ホイールベース2465mmというのは、Z34が2550mm、新型スープラが2470mmであることを考えると、かなり短いです。

TTのウエストラインは高いです。張り出したフェンダーやルーフラインなど一目でTTと分かる独特なスタイリングですが、まとまり感があっていいです。

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フロントは一目でアウディと分かる顔つきです。アウディのエンブレムは現行型である3代目はボンネットにありますが、この2代目はグリル内にあります。

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リアビュー。エンブレムはTTの横にRSの文字があり、この車が特別なモデルであることをさりげなく主張しています。

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ノーマルTTは電動格納式のリアスポイラーが装備されるようですが、TT RSにはやや大きめの固定式リアスポイラーが装着されます。

 

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テールゲートはこのように開きます。TTの全高の倍くらいの高さまで上がります。天井が低いところでうっかり開けるとぶつけてしまいそうです。

 

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張り出したフロントフェンダー

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ドアは非常に分厚く、いかにも頑丈そうです。ドア自体も重く閉めるときは重厚な音がします。

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点灯させていないので、見えにくいですが、スモールライトを点灯すると下の方にある12個のLEDが点灯し、アウディ名物のアイラインになります。

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 大きな楕円形のマフラーカッターがついています。個人的には好きな形状です。

 内装はシンプル

ドア

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ドア内装はシンプルにまとまっています。ドアグリップがあるのがいいですね。

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材質は一見、プラスチッキーですが、触ってみると硬めではあるもののソフトタッチな材質で、プラスチックではないことが分かります。ドアトリム全体の表面にこの素材が使われています。

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ドアのアームレストの中には指で押してみると分かりますが、パッドが入っています。BMW3シリーズもそうだったのですが、パッドは硬めでふかふかした感じはありません。

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真ん中に貼ってある表皮には模様がついていますが、近くで良く見ると、実はこの模様は無数の「T」を表しています。車名のTTから来ているのだと思いますが、遊び心があっていいですね。

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表皮に穴を空けて模様に見えるようにしているようです。

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パワーウインドウスイッチはちょっと安っぽい。クリック感は良くもなく、悪くもなくですね。でも私の乗っているBLレガシィよりは遥かに良いです。

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ドアグリップには一部アルミ??が使われていて質感が高いです。そしてがっしりしていてTTの重たいドアを開け閉めするのにも頼もしいです。

室内

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室内もスポーツカーらしくシンプルにまとめられています。

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ダッシュボード全面はドア同様、ソフトタッチな材質でした。ダッシュボード横の小さいパネルとインパネの下の方はプラスチックでした。 矢印つけてないですが、ステアリングコラムもプラスチックです。

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エアコン吹き出し口は丸型です。アルミっぽいリング(材質は不明)の加飾があります。

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グローブボックスは外側はプラスチックです。上の方にアルミっぽい加飾とクワトロのプレートがあります。

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グローブボックス内は起毛素材が使われています。

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ステアリングはパンチングレザーが使われています。Dシェイプとなっており、円形に慣れている身としては回すときに違和感があります。

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サイドブレーキの上には小さいアームレストのようなものがあります(笑)助手席側にあるので、本国の左ハンドル仕様のときにドライバーが腕を休める用なのでしょうか。

それにしても小さい。

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足元をのぞくと、オルガン式アクセルペダルが採用されています。現行型は吊り下げ式になったようです。アクセル、ブレーキ、クラッチペダル共に適度に重いです。

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センターコンソール側面にはソフトパッド使用のニーパッドがあしらわれています。せっかく装備されているのにクッションが効いてなく結構硬いため、右コーナーで膝が押し当てられると普通に痛かったです。見た目だけのニーパッドなのか??

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ピラーの内張りには黒い表皮が貼られています。

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革シートです。サポートが大きく、しっかり体を支えてくれます。

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シートの模様をよく見てみると、なんとここにも「T」が隠れていました。洒落てるなー。T探しが楽しみの一つとなりそうです。

f:id:humidasu_1:20190616221313j:plain続いて後部座席。TTのクーペには一応、後部座席があります。車の全長が短いので、やはり狭そうです。ルーフが傾斜しているので、大人が乗ると頭上の空間がかなりきついと思います。

でもこういうクーペに後部座席があるのとないのとでは大違いです。後部座席がないと二人乗車したときの荷物の置き場がなく、トランクに入れることになったり、荷物を抱いて乗ることになります。後部座席があると荷物置き場にできますね。

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後部座席横のトリムもドアと同様にソフトタッチな材質が使われています。よく触れる前席側だけではなく、こういうところでコストダウンしないのがいいですね。

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大きいテールゲートを開くとトランクスペースは意外と広いです。TTは後部座席を倒して荷室とつなげることができるそうです。荷室容量は700リットルにもなり、BLレガシィB4よりも余裕で広いです。ゴルフバッグも2本は積めるようです。 

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まとめ

外観は全体的に丸っこく、ふっくらとワイドなボディはかっこいいでもなく、かわいいでもなく、独特なスタイリングだと感じました。

内装は全体的にシックでシンプルにまとめられていました。一見、プラスチックに見える内装材もソフトパッドが使われていて、質感は高いと感じました。ただ、やや地味目で高級感ただよう感じとは違います。

TTはラグジュアリークーペとかではなく、スポーツ要素が強いクーペかなという印象を受けました。

 

次回は、実際に運転してみてのドライブフィールについて書きたいと思います。

 

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