とりあえず車を楽しむ

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希少な5気筒エンジンの車を紹介【現行~約10年前までのモデル・国内販売あり】

エンジンのレイアウントには直列3気筒、直列4気筒、直列6気筒、水平対向4気筒、V型8気筒など様々な種類がありますが、割と珍しいエンジンレイアウトの直列5気筒を採用している車もあります。

 

先日、アウディのTT RSをレンタルして乗りました。

TT RSは2.5リッター5気筒エンジンを搭載していますが、回したときの独特なサウンドに惹かれ、5気筒エンジンに興味を持ちました。調べると5気筒エンジンを搭載している車は非常に珍しいことが分かりました。国内販売されている/いた、5気筒エンジン搭載車の中でも現行型から約10年前くらいまでのモデルを調査したので、紹介していきます。

アウディ・RS3スポーツバック/セダン

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f:id:humidasu_1:20190630010225j:plain引用元:https://www.webcg.net

販売期間:2015年~

全長×全幅×全高=4335(4480)×1800×1440(1380)mm、(   )はセダン

車重=1590kg/1600kg(スポーツバック/セダン)/駆動方式=4WD

2.5リッター直列5気筒ターボ(400PS/5850-7000rpm、48.9kg・m/1700~5850rpm)

RS3はCセグメント車 A3の最も高性能なバージョンです。トランスミッションは7速Sトロニック。2017年のマイナーチェンジによってエンジンスペックが向上しています。

通常モデルのA3は1.4リッター4気筒ターボと2.0リッター4気筒ターボ、高性能モデルのS3は2.0リッター4気筒ターボ(A3よりも高スペック)が搭載されます。

RS3はノーマルのA3と比べてトレッド幅が前が20mm、後ろが14mm拡大され、コーナリング性能が向上しています。

アウディ・RS Q3

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f:id:humidasu_1:20190629075213j:plain引用元:https://clicccar.com/

販売期間:2014年~2019年5月

全長×全幅×全高=4410×1840×1595mm

車重=1700kg/駆動方式=4WD

2.5リッター直列5気筒ターボ(310ps/5200-6700rpm、42.8kgm/1500-5200rpm)

アウディのコンパクトSUV Q3の「RS」モデルです。アウディのSUVであるQシリーズ初の「RS」モデルとなります。フルモデルチェンジし、2代目に移行したQ3が、近いうちに日本国内に導入される予定で、RS Q3もいずれ新型が出るようです。

ちなみにRS Q3パフォーマンスという最大出力が367psにまで高められたモデルもあるようです。

アウディ・TT RS

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f:id:humidasu_1:20190629132047j:plain引用元:https://response.jp

 販売期間:2017年~(現行型)、2010年~2013年(先代型)

全長×全幅×全高=4190×1830×1370mm、車重=1490kg/駆動方式=4WD

TT RSは TTの「RS」モデルで、2.5リッター直列5気筒ターボエンジン(400ps/5850-7000rpm、48.9kgm/1700-5850rpm)を搭載しています。トランスミッションは7速Sトロニックです。上記スペックは現行型のTT RSのものです。

現行型には7速Sトロニックしかありませんが、先代TT RSにはモデルライフ途中まで6MTが設定されていました。

TTの名称は、イギリスのマン島にて開催されるバイクレース「ツーリスト・トロフィー(Tourist Trophy)」に由来しているようです。

 

先代TT RSはレンタカーに乗ったことがあり、こちらの記事でも紹介しています。

なお、TT(RSも含む)は将来的に生産終了となり、次期型は出ないことがアウディCEOにより正式発表されているようです。

ボルボ・V40

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f:id:humidasu_1:20190630010725j:plain引用元:https://response.jp


販売期間:2013年~(5気筒エンジンは2014年まで)

全長×全幅×全高=4370×1800×1440mm、車重=1540kg/駆動方式=FF

V40はBMW 1シリーズやベンツ Aクラスと同じCセグメントに属する、ボルボのラインナップ上最もコンパクトなモデルです。

「T5 」というモデルに5気筒エンジンが搭載されています。エンジンは2.0リッター5気筒ターボ(213ps/6000rpm/30.6kgm/2700-5000rpm)で、トランスミッションは6ATです。

しかし、残念ながら「T5」は2015年モデルより2.0リッター4気筒ターボエンジンに取って代わられました。エンジンスペックは最高出力245ps、最大トルク35.7kgmとアップしていて、8ATと組み合わされます。

 

V40は国内でも売れたモデルなので、玉数もそこそこあります。(5気筒エンジン搭載のT5は少ないですが)中古市場の相場としては120~250万程です。

5気筒エンジン搭載のV40は年式が一番新しいもので2014年モデルまであり、比較的新しく、リーズナブルな価格で手に入れられ、サイズも手ごろな唯一の5気筒エンジン車かもしれません。 (アウディRS兄弟は現行モデルもありますが、中古でも非常に高価です)

ちなみに車高を上げ背を高くしたモデルである「V40 クロスカントリー」にも5気筒エンジンの設定があります。 

ボルボ・C30

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引用元:https://www.webcg.net


販売期間:2007年~2013年

全長×全幅×全高=4265×1795×1430mm、車重=1430kg/駆動方式=FF(T5 R-DESIGN)

3ドアハッチバックで、クーペ・カブリオレを意味する「C」が車名に付けられています。「30」という数字が表すように当時はボルボの中では最もコンパクトな車体でした。

後期型には2リッター直列4気筒NAエンジン/6AT「2.0e Aktiv」と2.5リッター直列5気筒ターボエンジン/5AT「T5 R-DESIGN」が設定されました。5気筒エンジンのスペックは(230ps/5000rpm、32.6kgm/1500-5000rpm)。上記写真はフェイスリフト後の後期型の「T5 R-DESIGN」です。

前期型には2.4リッター直列5気筒NAエンジンと2.5リッター直列5気筒ターボエンジン(共に5AT)が設定されていました。

 

また、C30はセダンのS40とステーションワゴンのV50と車体の多くの部分を共用しており、S40/V50にもC30前期型と同様の2.4リッター直列5気筒NAエンジンと2.5リッター直列5気筒ターボエンジンが設定されていました。

 

ボルボ・3代目V70

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f:id:humidasu_1:20190630011915j:plain引用元:https://www.webcg.net


販売期間:2007年~2016年(5気筒車は~2011年)

全長×全幅×全高=4825×1890×1545mm、車重=1750kg/駆動方式=FF

ステーションワゴンのV70には2011年のマイナーチェンジまで2.5リッター直列5気筒ターボエンジン(200ps/4800rpm、30.6kgm/1500-4500rpm)が搭載されていました。

ちなみに、4WDには、直列6気筒エンジンがなんと横置きに搭載される珍しいモデルもありました。

f:id:humidasu_1:20190630011946j:plain引用元:https://www.webcg.net


 セダンのS80にも同様に5気筒エンジンが搭載されていました。

ボルボ・2代目XC70

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販売期間:2007年~2017年

XC70はV70のクロスカントリーモデルです。ベースがV70なので同様に、2.5リッター直列5気筒ターボエンジン搭載モデルがあります。

ボルボの中でパワートレインの共通化の動きがあり、V70、S80はマイナーチェンジによって5気筒エンジンはなくなりました。ところが、XC70の4WDだけ2017年の生産終了まで2.5リッター直列5気筒ターボエンジン搭載モデルがラインナップに残っていました。モデル名は「XC70 T5 AWD Classic」。

フォード・初代クーガ

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f:id:humidasu_1:20190630012321j:plain引用元:https://www.webcg.net


販売期間:2010年 ~ 2012年

全長×全幅×全高=4445×1860×1715mm

車重=1670kg/駆動方式=4WD

フォードのコンパクトSUVです。初代クーガには2.5リッター直列5気筒ターボエンジンが搭載されていました。エンジン性能は(200ps/6000rpm、32.6kgm/1600-4000rpm)。トランスミッションはトルコン式の5速ATです。

フォードと聞くと、マスタングやエクスプローラーなどアメ車のイメージが強いですが、大きく分けて、SUVやスポーツカーを開発・生産するアメリカのフォードとコンパクトカーやコンパクトSUVなどを開発・生産する欧州フォードがあるようです。クーガは後者の欧州フォード製です。

ちなみに(フォードは2016年に日本市場より撤退しており、新車購入はできませんが)現行モデルのクーガは5気筒エンジンはなくなり、全て4気筒化されているようです。

 

フォード・2代目フォーカスST

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引用元:https://www.webcg.net

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引用元:https://www.gooworld.jp

販売期間:2005年 ~ 2008年

全長×全幅×全高=4370×1840×1455mm

車重=1430kg/駆動方式=FF

2.5リッター直列5気筒ターボ(225ps/6000rpm、32.6kgm/1600-4000rpm)

欧州でライバルの多いCセグメントクラスの車です。フォーカスも欧州フォード製です。STシリーズであるフォーカスSTはモータースポーツに関わる「フォード・チームRS」が手掛けた高性能バージョンで、STは「Sports Technology」の略です。

トランスミッションは6MTのみという硬派な仕様です。0-100km/h加速は6.8秒、最高速度は240km/hとのことです。

クーガ・フォーカスST共に排気量は2522ccと日本の税制上は中途半端で、3リッター車と同じ税金になるのが地味に痛いところです。

日本では2008年に販売が終了したため、販売期間は短めです。

 

ハマー・H3

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 販売期間:2006年 -~2010年

全長×全幅×全高=4705×1995×1920mm

車重=2220kg/駆動方式=4WD

日本で乗るにはボディサイズは大きいですが、ハマーの中ではコンパクトなモデルのようです。

軍用車「Humvee(ハンビー)」を民間用に仕立てたのが「Hummer(ハマー)」。「H1」をより街乗りに振ったのが「H2」、さらにボディを小さくし街乗り仕様としたのが「H3」である。

引用元:https://www.webcg.net/articles/-/13444

NAの直列5気筒エンジンを搭載しており、2006年モデルまでは排気量3,500ccですが、2007年モデルより排気量が3,700cc(245ps/5600rpm、33.5kgm/4600rpm)にアップしました。トランスミッションは4AT/5MT。

5気筒エンジンモデルはパワー不足から評判が良くなく、後に5.3リッター V8エンジンを搭載したモデルが登場したようです。

2008年には右ハンドルモデルが追加されました。

 

希少となった5気筒エンジン車、手に入れるなら今か

現在、新車で購入できる5気筒エンジン車はアウディのRSモデルのみとなってしまいました。TTは生産終了が決定しているので、ますます選択肢は狭まっていきます。

ボルボやフォードはかつては一部のモデルに5気筒エンジンを搭載していましたが、4気筒化されるなどして、国内導入モデルには現在はないようです。

ボルボV40やXC70など、つい最近まで5気筒エンジン仕様が国内販売されていた車種もあります。年数が経てば、それらの車も古くなっていくので、もし、5気筒エンジン車に乗りたいという人は、今が比較的新しい年式の中古車を購入できるチャンスであるかもしれません。