雨や曇りの日の衣類乾燥に役立つ除湿機。
先日、アイリスオーヤマの除湿機DCE-6515を購入したので使用感をレビューしたいと思います。
結論からかくと、洗濯物が予想以上に良く乾くので、購入して本当に良かったアイテムです。
雨の日の衣類乾燥用に購入
私は一人暮らしをしていますが、ほぼ毎日洗濯します。
天気予報で一日だけ雨の日などは洗濯しないこともありますが、洗濯物が溜っていくのが嫌ですし、溜めると干すのも大変になるので基本は毎日です。
前住んでいた家には浴室乾燥機があったため、雨の日に洗濯しても問題なかったのですが、今の家にはありません。
室内干しをすると、乾くのに時間が掛かって生乾きのにおいがついてしまいますね。
寒い時期はエアコンの暖房風で乾かすので室内干しでOKでしたが、春~秋はどうしようか・・・
ということで、除湿機(衣類乾燥機)を導入することにしました。
アイリスオーヤマ DCE-6515を選んだ理由
数ある除湿機の中から、以下の理由でアイリスオーヤマのDCE-6515を選びました。
- コンプレッサー式である
- 値段がリーズナブル
- タンクに蓋がある
- 信頼性
コンプレッサー式である
除湿機にはコンプレッサー式とデシカント式の2種類があります。
細かい違いは省きますが、コンプレッサー式は温度が高い状況(梅雨の時期や夏場)での使用に向き、デシカント式は年中(冬などの低温時でも除湿力が落ちない)使える特徴があります。
私は冬場はエアコンの暖房で乾かすので、消費電力の少ないコンプレッサー式で探していました。
両者いいとこ取りのハイブリッド式もありますが、本体価格が高いので選択肢には入れていません。
値段がリーズナブル
多機能なシャープのCV-L71-Wも気になっていましたが、少しでも出費を抑えたかったので、価格の安いアイリスオーヤマ製品の方が魅力的にうつりました。
タンクに蓋がある
価格面では山善のYDC-C601の方が安いのですが、除湿した水が溜るタンクに蓋がついていません。
そのため、水捨てでタンクを取り外すときに水面が揺れて水をこぼしてしまいそうです。
こぼれた水を拭くのを想像すると、少し価格が上がっても蓋付きが良さそう。
アイリスオーヤマ DCE-6515にタンクに蓋があるので安心です。
信頼性
Amazonで除湿機を検索すると、アイリスオーヤマ製品よりも安い無名メーカー品がたくさん出てきます。
ですが、安い買い物ではないのである程度の信頼性も重視したいところ。
アイリスオーヤマ製品の品質・信頼性については人によって評価が分かれると思います。
私はアイリスオーヤマの掃除機や加湿器を使っていますが、不具合もなく長く使えているので、特に問題はなさそうと判断しています。
アイリスオーヤマ DCE-6515の外観・機能
外寸は幅290×奥行190×高さ477mmでとてもコンパクトです。
設置面積はA4一枚サイズです。
アピールポイントを記載したデカいステッカーが製品本体に貼ってあります。
アイリスオーヤマ製品は、このようなステッカーがなぜか製品本体に貼ってある場合が多い気がします。
参考:【レビュー】アイリスオーヤマの郵便ポスト H-NP395を設置した
重量は9.3kgとそこそこ重たいですが、大きな持ち手がついているので持ち運びはしやすいです。
操作部はとてもシンプルで、
- 運転切/入
- タイマー
- 湿度設定
の3つのボタンのみです。
湿度設定は目標湿度(40%、50%、60%)になったら運転停止するか、連続運転するかを切替できます。
衣類乾燥目的であれば、連続モードでいいのではないかと思います。
タイマーは2時間⇒4時間⇒8時間⇒タイマー解除(連続運転)で切り替えられます。
現在の湿度をデジタル表示してくれたりする機能はありません。
タンクは引っ張ると簡単に外れます。
容量は1.8Lで、タンクが満水になると自動で除湿停止するので、水が溢れ出ることはありません。
上述しましたが、フタがついているので満水近い状態でも外した勢いで水がこぼれる心配がありません。
除湿した水は矢印で指した排水口から流れてタンクに落ちるのですが、この部分にホースを挿して直接排水/連続排水にすることもできます。
タンクが満水になるのを気にすることなく連続作動できます。
吹き出し口のフラップは90度と45度の2段階で調整できます。カチッとストッパーが掛かるのがこの2つの角度であって、0~90度の中途半端な角度にすることもできます。
アイリスオーヤマ DCE-6515の使用感
除湿性能が高い!
実際に使用してみて思ったのですが、予想していたよりも洗濯物がよく乾きます。
5.5畳の部屋で斜め下から直接風を当てるようにして使用しています。
一人暮らし+毎日洗濯なので日々の洗濯物はそんなに多くありませんが、湿度が高い日でも除湿機稼働から5,6時間もすればすっかり乾いてくれます。
部屋の湿度も下がってくれるので、部屋干ししてもジメジメ感がなくて快適です。
前住んでいた家の浴室乾燥機を使用するよりも断然よく乾きます。
浴室乾燥機は上から風が当たるので、衣類の下側が乾きづらいですし、風呂場に水滴が残っていると湿度が高くて乾きづらかったです。
ただ、除湿機に対して衣類の奥側が乾きづらいので、除湿機は真下に置いた方がより効果的ではあると思います。
シャープのCV-P60は背が低く、風が360度に広がるため、洗濯物の真下に置くと乾きやすそうですね。
温度上昇もほどんどなく、他の部屋から除湿機作動中の部屋に入っても体感的な温度差は感じません。
静粛性
コンプレッサー式の除湿機なので静粛性が気になるところですが、作動音はそこまで気になりません。
音のイメージとしては、エアコンの送風で風力強めにしたときのような感じです。
除湿機と同じ部屋に長時間いると少しうるさいかなと感じますが、別の部屋に移動すれば音や振動は全く聞こえません。
作動中に除湿機近くの床に耳を当てると、「ブーーーーン」という振動音は聞こえます。
振動自体はほとんどないくらいに小さいですが、集合住宅で使用する場合は、念のためフローリングに直置きはせずに、クッション等を下に敷いておいた方が騒音対策にはなると思います。
固体を伝播する振動音って意外なほど遠くまで聞こえますからね・・・。
気温が高くなくても除湿してくれる
コンプレッサー式は気温が低いと除湿能力が落ちると言われています。
5月の雨天で室温20℃を下回るくらいの肌寒い日に、衣類乾燥のために使用してみました。
10:00~18:00の8時間作動させました。
タンクに溜った水量は気温が高い日と比べ少なかったですが、干していた洗濯物はしっかり乾き、湿度も15%下がりました。
これ以上気温が低い日にはエアコンの暖房を使用するので、室温20℃でも機能してくれるのなら個人的には十分すぎるほどですね。
電気代について
DCE-6515の消費電力は以下の通りです。
- 50Hz:155W
- 60Hz:175W
1kWhあたりの料金単価「27円」で計算すると、私の住んでいる東日本(50Hz)では1時間あたり4.2円程(0.155kW×27円/kWh)の電気代となります。
8時間使用しても34円くらいなので、特に気にするほどの電気代ではないと思います。
私は洗濯物が生乾きになる方が嫌なので、特に電気代を気にすることなく、がんがん使っています。
DCE-6515単体使用での電気代を計測したことはないので、正確には分かりませんが、この除湿機を使用しだしてから電気代が上がったという実感は特にありません。
気になった点
吹き出し口からの風の広がり方に片寄りがあります。
イメージ的にはこんな感じ。
吹き出し口から左右均等に風が広がるのではなく、右側の方に風が広がっていく感じです。
吹き出し口を除くとファンが見えますが、このファンが右回転するので、このような風の出方になるのだと思います。
故障とか不具合ではなく、こういうものですね。
このため、除湿機に対して洗濯物を左側に干すと、風が当たりにくいので乾きにくくなります。
まとめ
アイリスオーヤマの衣類乾燥除湿機 DCE-6515のレビューをしました。
本体サイズが小さい割に除湿性能は高いと感じます。
洗濯物乾燥以外にも、湿気の溜りやすいクローゼットや脱衣場の除湿などでも活躍してくれそうです。
コスパに優れるのでおすすめできる除湿機です。