このたび、約4年間乗っていたBLレガシィとお別れを告げ、スカイラインハイブリッドへと乗り換えることになりました。
車両について
車両:スカイラインハイブリッド(V37)
グレード:350GT タイプSP
ボディカラー:HAGANEブルー
年式:2014年式
走行距離:約6万km
購入価格は約200万円です。私の懐具合からするととっても高いですが、不人気車なので新車価格からするとお買い得な値段です。
V37スカイラインは海外ではインフィニティQ50として販売されているものですが、日本においては、それをV37型のスカイラインとして2014年から販売しています。
日産ブランドのスカイラインであるわけですが、前期・中期型までは、なぜかインフィニティエンブレムがついているという立ち位置が良く分からないスカイラインです(後期から日産エンブレムになったので尚更)。
車自体はGT-RやZと同様、日産の栃木工場で生産されているので、正真正銘の日本車です。
ボディサイズはグレードによって異なりますが、全長×全幅×全高=(4800×1820×1440)mm、ホイールベース=2850mmとDセグメントの中でも大柄な方で、日本向けとは言えないサイズですね。(個人的な好みでは全幅はそのまま、もしくは-20mm、全長は-100mmくらい、ホイールベースも少し短くなってほしい)
悲しいことですが、名前はスカイラインでもインフィニティのメイン市場である北米や中国の趣向に合わせたサイズなのだと思います。日本の市場規模は小さいのでやむを得ないかもしれないですが、レガシィが辿った道と同じようなものを感じます。
レガシィとスカイライン
2007年式のレガシィから2014年式のスカイラインへの乗り換えで、7年分新しくなりました。2014年というと既に6年落ちなのですが、私にとってはつい最近のようで、ほぼ新車のように思えてしまいます。
前々車からレガシィに乗り換えたときは、プッシュスタートや間欠ワイパー、オートエアコン、パワーシートなどの便利な装備が嬉しかったですが、スカイラインはLEDヘッドライトやクルーズコントール、バック・サイドカメラ、Bluetooth、シートベルト自動巻取りなどが装備されていて車の進歩を感じます。
便利になるのは嬉しいですが、こんなに至れり尽くせりでなくても良いし、少し複雑な気分です。
レガシィB4に続いてセダンボディの車となりますが、特にセダンが好きというわけではありません。
元々、V37スカイラインはノーマークの車で、レガシィに乗っていた頃に「次に乗るならこの車」とずっと考えていた別の車があったのですが、いろいろと悩んだ末、結果的にV37スカイラインハイブリッドを選びました。
他に候補となった車のことなど、車選びの詳しい経緯は次の記事で書きたいと思います。
13年前の車であるレガシィですが、こうやって並べてみても決して見劣りすることはないですね。シンプルなデザインゆえに古さは感じにくいです。個人的にはレガシィの方がカッコいい。スカイラインも最近の車としてはボンネットが低くていいですね。
実車で見ると、全幅に関してはスカイラインの方がだいぶ大きいとは感じます。レガシィのシャープな外観を見慣れているので、今のところスカイラインのボディの大きさにはどうしてもハリボテっぽさを感じてしまいます。
車体サイズはBLレガシィと比べて、全長+165mm、全幅+90mm、全高+5mm、ホイールベース+180mmとV37スカイラインの方が一回り大きいです。スカイラインの最小回転半径は5.6mもあり、FRなのに小回りがききません。レガシィと比べて取り回しは不便になったなという実感があります。
レガシィとのお別れ
スカイラインの納車日=レガシィとの最後のお別れでもあります。
車屋の最寄りのインターで降りると、「レガシィを運転できるのも残り数kmなんだ」という実感がわいてきて、「まだ着くなよ、もうちょっと先だったよな」とか思いながら少し遠回りして車屋に到着しました。
以前、レガシィの調子がたまに良くなることがあると記事(※)に書きましたが、車屋に向かう最後の日も調子が良かったのです。ふらつきも酷くなく、アクセル・ブレーキ・ハンドル操作にもしっかり反応し、安定して走れる。
名残惜しくなるから調子悪くなってくれと途中思ってしまいましたが、最後の最後で力を絞って頑張ってくれたのかなと思うと感慨深いです。
車屋に着くといろいろ話とかがあるのですが、車屋の人には申し訳ないですが、やや上の空状態でした。話が終わり、グローブボックスやトランクの荷物、ゴミ箱やティッシュ箱などをスカイラインに移し替え、空っぽになったレガシィはなんか悲しそう。
2ショットだけは撮らなければと思っていて、車を並べてもらい、上の写真を撮りました。撮り終わるともうスカイラインに乗って出発の頃合い。
最後の最後に運転席ドアを開けて中を数秒眺めましたが、もう二度とレガシィを見ることができないんだと思うと思わず涙が出そうに・・。
スカイラインに乗り込むと、慣れない車なので、もう振り返る余裕もなく、レガシィとの別れはあまりにもあっけないものでした。機械なので感情は持たないですが、スカイラインに乗って去っていく私をどう思ったのでしょうか。
乗り心地と操縦性の悪さでもう乗りたくないと思っていたのは事実ですし、新しい車選びをしていたときはワクワクしていたし、早く乗り換えたいと思っていましたが、今となってはそんなことを思ってしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです。
これからはレガシィなきあとの穴をスカイラインで少しずつ埋めていけたらと思います。