最近、自宅のデスクチェア(オフィスチェア)に座った状態で回転すると、ギーギーという音が発生するようになりました。
回転式のデスクチェアなのですが、ちょっと回るだけで大きな音が出るので、かなり耳障りでストレスを感じていました。ですが、簡単に解決できたので方法を紹介しようと思います。
結論から言うと、座面裏の支柱部分(シリンダー)にモリブテングリスを塗ることで軋み音が解消されました。
異音の症状
使用しているデスクチェアはタイヤがついている一般的な回転式のタイプです。
座面に座って体重が掛かっている状態で回転させると「キーー」という高い音が鳴る状態でした。
人が座っていない状態で回転させても音は鳴らないのですが、体重が掛かるとダメなようです。結構うるさくてストレスになるんですよね。
当初、ボルトが緩んでいるのかと思い、増し締めしましたが、効果はありませんでした。
今回グリスを塗るのは、座面と土台のつなぎ目部分になります。上の写真は座面裏から見た写真です。
ここからは見えませんが、赤い破線付近につなぎ目があります。ここのつなぎ目部分には大きな力が掛かるので、それで異音が鳴るのではないかと思います。
座面と土台を分解する
分解すると聞くと、難しそうに感じるかもしれませんが、めちゃくちゃ簡単です。
デスクチェアの座面裏を見ると、黒いフレーム部分がボルトで固定されているので、それらを緩めて外すだけです。
1本見えてないですが、私のデスクチェアの場合、8本のボルトを外すことで座面と土台が分解できました。
ソケットレンチを使ってボルトを緩めていきます。
全てのボルトを緩めると、このように座面と土台が切り離されます。
私はこの↑ソケットレンチセットを使いました。
シリンダーのつなぎ目にグリスを塗る
土台と座面が分解できたら、土台の矢印でさしたところをのぞくと、シリンダーの頭とフレームの結合部が見えるので、そこにグリスを塗ります。
赤く囲った部分がフレームとシリンダーの結合部なので、この付近にグリスを塗っていきます。
グリスはモリブテングリスを使用します。
モリブデングリスの特徴としては、高負荷・高荷重の掛かるところの潤滑に向いています。値段も安いです。
車を持ち上げる車載ジャッキのメンテナンスにも使用できます。
参考:【メンテナンス】動きの重い車載ジャッキにグリスアップをしてみる
潤滑剤としては、クレの55-6などが有名だと思いますが、これは今回の用途には合わないと思います。55-6は硬くて緩まないボルトを緩めやすくするのに便利ですが、長期的な潤滑効果はないからです。
割りばしや綿棒の先にモリブデングリスをとって、先ほどのフレームとシリンダーの結合部に塗っていきます。綿棒の方がしなってくれるので、やりやすいと思います。
私は結構多めに塗りました。粘度が高いグリスなので、垂れてくる心配もありません。
グリス塗布の結果:軋み音解消!
グリスを塗布した後に分解したデスクチェアを元に戻し、座ってみましたが、見事にギシギシ音が消えました。
そろそろ買い替えないといけないかと思っていましたが、まだまだ使えそうです。
これで快適にデスクでの仕事や作業ができます。
まとめ
耳障りだったデスクチェアのギシギシ音が、座面フレームとシリンダーの結合部にグリスを塗布することで解決しました。
デスクチェアの軋み音にお悩みの方はぜひお試しあれ!
※追記 ギシギシ音が再発しました
しばらくの間ギシギシ音が鳴らずに快適だったのですが、再発してしましました。再度グリスアップしても解決せず、デスクチェアの寿命だろうということで新しいデスクチェアを購入しました。
タンスのゲンというところのデスクチェアで各ECサイトでの販売台数No.1の製品です。
ギシギシ音は一切しないですし、クッションもへたりがなくしっかりしていますし、やはり新しいデスクチェアは良いですね。安い割にはしっかりした製品なので、ギシギシ音が出だしたら買い替えという選択肢もありですね。