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【メンテナンス】動きの重い車載ジャッキにグリスアップをしてみる

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ここ最近、車載ジャッキを使用する機会がやたら多いです。

ショックアブソーバーにホースバンドを巻いたり、磁石を付けたりで何度もタイヤを外していたからです・・・

参考▼
これはすごい!へたったショックアブソーバーにホースバンドを巻いて減衰力が復活!? 

ショックアブソーバーにネオジム磁石を貼り付けると減衰力がアップする?

先日も車を持ち上げるために車載ジャッキをくるくると回していたところ、途中から回すときの動きが渋く(重く)、以前より回しづらいことに気付きました。

ジャッキダウンするときも同様に動きが渋く、このまま無理に使い続けるとジャッキが壊れてしまうかもという予感が。

とりあえず、ジャッキのネジ部のグリスが切れているせいかもしれないと思い、グリスアップしてみることにしました。

 

車載ジャッキの耐久性について

スペア(テンパー)タイヤを積んである車には車載ジャッキが装備されていて、タイヤ交換やちょっとしたメンテナンスまで車載ジャッキのみで済ます人もいるかと思います。

ただ、車載ジャッキはあくまでも非常用としての使用を想定されていて、あまり耐久性がないようですね。

ネットを見ていると、

「回すのが段々重くなってきて使えなくなった」、「ジャッキアップ中に壊れて使えなくなった」などの経験談がちらほらとあります。

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一般的な車載ジャッキであるパンタグラフジャッキはネジ部分に大きな負荷が掛かるようです。金属と金属が擦れ合う部分でもあるので、負荷によって摩耗が進みます。ネジ部分への過負荷がジャッキが壊れたり、重くて回らない原因でもあるようです。

車載ジャッキはタイヤがパンクしたときの非常用として車に積んであるものなので、いざというときに壊れていて使えないとなると話になりません。

なので、車載ジャッキもたまにはメンテしてあげるのがいいかもしれません。

 

モリブデングリスで車載ジャッキをグリスアップ

グリスといってもいろいろな種類がありますが、車載ジャッキへのグリスアップにはモリブデングリスがいいようです。

モリブデングリスの特徴としては、高負荷・高荷重の掛かるところに向いていることです。金属間に使用することで金属同士の細かい凹凸を埋めて、負荷を分散することができるようです。

車載ジャッキのようにネジやネジ山部分に高負荷が掛かるものにはぴったりです。モリブデングリスはホームセンターなどにも安くで売っています。

 

グリスアップは簡単です。

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左上にある緑色の蛇腹の容器がモリブデングリスです。

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まずはネジ部分を観察。ここに砂やゴミが付いている場合は、グリスアップの前にパーツクリーナーなどを使って綺麗にしておいた方が間違いなくいいですね。 

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ネジ部分にグリスを付けて、後はネジ部分を回してジャッキを伸び縮みさせてグリスを全体にいきわたらせるようにしました。

実際には写真よりももっと多くの量を使用しました。

 

グリスアップ後に車載ジャッキを使用

グリスアップ後に車載ジャッキを使用して、車体を持ち上げてみたところ、グリスアップ前と比べて明らかに軽い動きで回すことができました。効果ありです。

グリスアップ前はジャッキを回すときにネジをごりごりと削っているような感じがありましたが、スムーズに動くようになり、ジャッキの消耗も抑えられそうです。

 

車載のパンタグラフジャッキはタイヤ片輪ずつしか持ち上げないとはいえ、それでも数百kgを持ち上げることになるので、金属同士が触れ合うネジ部分が錆びていたり、グリス切れしていると相当な負担が掛かることが想像できます。

グリスは安いし、簡単な作業なので車載ジャッキを長持ちさせたいのなら定期的、もしくは久しぶりに使用する前にグリスアップした方が良さそうです。

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