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【レビュー】写真・動画を高画質化できるソフト|白黒動画のカラー化も可能「HitPaw Photo/Video Enhancer」【PR】

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解像度が低かったり、ぼけてしまっていたりする写真や動画を高画質化したいことってないでしょうか。

もともと情報量が少ない低画質の画像/動画を高画質化するなど、無理なように思えますが、足りない情報をAIが判断して付け足すことで高画質化できるソフトウェアがあります。

今回は、「HitPaw Photo Enhancer」「HitPaw Video Enhancer」について紹介します。

以下のようなシチュエーションで役立つソフトです。

  • 画像・動画に映り込んでいるノイズを消したい
  • 古くて低画質の画像・動画を補正して高画質(鮮明)にしたい
  • 白黒の画像・動画をカラー化したい

最近、様々なAIサービスがリリースされて世間を賑わせていますが、今回紹介するソフトもAIのテクノロジーを活かしたもので、使ってみると「こんなことができるんだ!」ととても面白いです。

本記事はHitPaw様よりソフトのライセンスを提供いただいて執筆しています。

 

HitPaw Photo/Video Enhancerとは?

「HitPaw Photo Enhancer」「HitPaw Video Enhancer」は画像、動画の補正、高画質化をしてくれるツールです。

具体的にできることは以下のようなことです。

  • 顔のパーツや輪郭をシャープに補正する
  • 低解像度の画像・動画を補正して高解像度にする
  • モノクロ画像や映像をカラー化する

特徴的なのは、ボタンをワンクリックするとAIによって自動で高画質化、補正してくれることです。ソフト使用にあたり編集スキルは全く必要ありません。

ユーザーインターフェースも分かりやすいですし、パソコンに不慣れな人でも簡単に扱えます。

 

HitPaw Photo/Video Enhancerには、それぞれ無料体験版と有料版がありますが、無料体験版では、補正、高画質化した画像、動画をエクスポートすることができません。

ソフト上でどういう仕上がりになるかを確認するだけとなります。

実質お試し版となりますので、実際に補正した画像を自分のPCに保存したいのであれば、有料版にする必要があります。

2023年4月時点での有料版の価格(税込み)は以下の通りとなっています。

料金プラン HitPaw Photo Enhancer HitPaw Video Enhancer
1か月 2,859円 6,600円
1年 9,459円 15,400円
永久(買い切り) 14,959円 49,500円

 

HitPaw Photo Enhancerのインストール方法

まずは、HitPaw Photo Enhancerのインストール方法~使用方法について説明します。

公式サイトにアクセスします。

https://www.hitpaw.jp/photo-enhancer.html

Macを使用している場合は、下の方の「 Mac版はこちらへ」と記載されているリンクにアクセスしてください。

「無料体験」をクリックすると、下記アイコンの「photo-enhancer.exe」というファイルがダウンロードされるので、ダブルクリックで実行します。

インストーラーが開くので、「インストール」をクリックします。

インストールが開始されるので、完了するまで待ちます。

インストールが完了すると上記画面が出るので、「開始」をクリックしてソフトを立ち上げます。

デスクトップに上記のようなアイコンができていると思うので、これをクリックすることでもソフトを起動できます。

 

実際にHitPaw Photo Enhancerを使ってみる

それでは、実際にHitPaw Photo Enhancerを使用してみます。

ソフトを起動するとこのような画面が立ち上がります。

使い方はとてもシンプルで、修正したい画像を四角の破線部分にドラッグ&ドロップするか、「ファイルを選択」をクリックして、エクスプローラーから対象画像を選択します。

まずは、猫ロボットの画像で試してみます。

画像編集ソフトを使って、意図的に解像度を落としています。遠目だときれいですが、拡大するとにじみや低解像度特有のカクカク感があります。

 

画像補正する際は、4種類のAIモデルを選択できます。

  • ジェネラルモデル
  • デノイズモデル
  • フェースモデル
  • カラー化モデル

ジェネラルモデルは、風景、建物、動物、花などの写真に最適なモデルです。

デノイズモデルは、画像からノイズを除去したり、アニメを鮮明にするのに向いています。

フェースモデルは、顔の輪郭やパーツをよりはっきりとさせることができます。

カラー化モデルは、白黒の写真や画像にAIが判断して着色することができます。

それぞれのAIモデルで処理が異なるので、いろいろ試してみると面白いです。

 

それぞれのモデルを使用していきます。

デノイズモデル

まずは、低解像度のアニメ風の画像をきれいにしたいので、デノイズモデルを使用してみます。

「デノイズモデル」を選択して、「プレビュー」をクリックすると処理が開始され、どのような仕上がりになるかを確認できます。

処理が始まります。画像のファイルサイズによってはある程度の時間がかかります。

処理が完了すると、オリジナルと処理済みの画像が並べられ、処理の結果、どこがどう変わったかの比較ができます。

ブロック状のカクカクしたノイズが消えて、耳の輪郭もはっきりしているのがわかると思います。

違和感なくアップコンバートされていて、完成度の高さに驚きます。

ファイルサイズは13KB→35KBに増えていますね。

処理後の画像を保存したい場合は、右下の「エクスポート」をクリックします。

 

すると、ピクチャフォルダの中にHitPawというフォルダが作成され、その中に処理後の画像が保存されます。

 

ジェネラルモデル

つづいては、ジェネラルモデルで低解像度の車の画像を400%の解像度にアップコンバートしてみました。

全体的にぼやけていた車のディティールがはっきりしているのが分かると思います。

AIが判断して画像を補正しているので、よくよく見ると、テールランプの内部構造が実車と比べておかしくなっていたりしています。

 

フェースモデル

次は顔の輪郭等をシャープにしたりできるフェースモデル。

目力が強くなりすぎ感はありますが、顔の輪郭やパーツが確かにシャープに補正されていますね。

 

カラー化モデル

最後にカラー化モデルを使います。白黒の女性の写真に色を付けたいと思います。

上記がビフォーアフターですが、肌、髪、唇の色などを見ても全く違和感のない仕上がりになっています。

AIが顔のパーツなどを判断して自動で着色しているのだと思いますが、「すごい」の一言です。

ちなみに、こちらの写真がオリジナル画像です。背景の色や肌の色など若干の違いはありますが、再現度の高さには驚きます。

個人的には、このカラー化モデルの機能が一番気に入っています。

 

ただ、このカラー化モデルも完ぺきではないです。

例えば、こちらの紅葉のきれいな写真を一旦白黒にして、カラー化させてみます。

すると、紅葉ではなく緑一色の景色に変わってしまいました。

手動での補正はできず、AI任せでのカラー化になるので、限界はありますね。

ただ、人の顔のカラー化にはとても強い印象を受けました。

 

HitPaw Video Enhancerを使ってみる

つづいて、動画バージョンの「HitPaw Video Enhancer」を使ってみます。

下記の公式サイトからインストールできます。手順は「HitPaw Photo Enhancer」と同様なので割愛します。

https://www.hitpaw.jp/hitpaw-video-enhancer.html

 

ソフトを起動するとこのような画面が立ち上がるので、「ドラッグ&ドロップ」or「ファイル選択」で補正したい動画ファイルを選びます。

以下の4つのAIモデルがありますが、「HitPaw Photo Enhancer」ですごいと感じたカラー化を試します。

  • ジェネラルノイズモデル
  • アニメ専用モデル
  • ポートレート専用モデル
  • カラー化

昭和初期の白黒映像を着色してみたいと思います。

動画選択後に「カラー化」→「エクスポート」をクリックします。

ファイルサイズが大きいほど処理に時間がかかるので、ファイルサイズは100%にしておきました。

一フレームずつ処理するので、完了までにはかなりの時間を要します。

2分半 約7MB(1280×720)のデータをカラー化するのに、5時間ほど掛かりました。

何枚か元動画とカラー化後の動画のフレームを載せます。

元動画

カラー化後

人の顔、木材の柱、電球、黒板の色など、違和感のない着色となっていますね。色がつくだけでもだいぶ映像の印象が変わります。

AIによる判断でここまで違和感なく着色できるのはすごいですね。

きれいに着色できているフレームを切り抜いているので、上手く着色できていない場面もあるのですが、人の顔とかは特にきれいに着色できているように感じます。

白黒映像がカラー化されるだけで、臨場感が生まれだいぶ印象が変わりますね。

 

まとめ

写真・動画を高画質化できるソフト「HitPaw Photo/Video Enhancer」についてのレビューでした。

個人的には、カラー化モデルを使って、昭和時代の白黒写真や動画を着色できるのが面白いと感じました。

人の顔がカラー化されるだけでも、ずいぶん印象が変わりますし、リアリティが増しますね。決して遠い昔のことではなく、今の日本人とそう変わらないのかなと思えてきます。

気になった方はぜひ公式サイトをチェックしてみてください。

 

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