半年ほど前の話ですが、2024年末にV37スカイラインハイブリッドからマツダのCX-60 XD(2WD)へと乗り換えました。
スカイラインから乗り換えようと思った理由と、車選び、候補となった車について書きたいと思います。
スカイラインは車検を通さないことにした
4年前半前くらいに中古で購入した2014年式のV37スカイラインハイブリッド。
関連記事:スカイラインハイブリッドへの乗り換えとなりました。
2024年末時点で10年選手、走行距離は9万km近くでした。
このくらいの年式、距離になってくると、ところどころ故障や不調の前兆が出てきます。
車検通すにしても、これからお金が掛かってくるだろうなという状態。
一番気になっていたのが、クラッチからと思われる異音ですかね。モーター走行からエンジンが掛かるときに、「キュッ」という音がなるようになっていました。
スカイラインハイブリッドは1モーター2クラッチ式のシステム。
モーター走行→エンジン始動のタイミングでのみ異音が出るので、上図クラッチ1の劣化によるものではないかと考えていましたが、ディーラーで見てもらったわけではないので、原因は定かではなく。
駆動用バッテリー残量のメモリが空になりかけたときに、自然にエンジンが掛かるときは「キュッ」音は鳴りづらいのですが、残量があるときに、アクセルを踏んでエンジンを掛けるときは音が出やすかったですね。
↑こちらの動画は同じく1モーター2クラッチ式ハイブリッドのT32エクストレイルですが、エンジンが掛かるときにこれと似たような音が出ていました。
スカイラインハイブリッドは、走行中エンジン↔モーターが頻繁に切り替わるので、クラッチへの負担が大きいんでしょうね。
音以外にも変速ショックも大きくなってきていました。
クラッチ交換となると修理費用が高くつくことは想像に難くない。
4年近く乗っていて気に入っていたし、愛着もありましたが、これから掛かってくる修理費用や、まだ売れば値段がつく年式、走行距離であることを考えると、車検を通さずに乗り換えることに決めました。
乗り換えを決めたころにタイヤがパンクして、思わぬ出費があったのは痛かったな、、
参考記事:V37スカイラインを脱ランフラットした話【ハンコックVentus S1 evo3へ交換】
車に求めるものも変わってくる
車を乗り換えるなら、パワートレインやらボディ形状やら、これまでとは全然違うタイプにしたいとは思っていて。
セダン、大排気量NAエンジン、ハイブリッド車、でかいブレーキ/対向キャリパー、太いタイヤはとりあえずもう満足できた。
以前は「馬力があって、運動性能/限界性能が高くて楽しい」を車選びで重視。
求めるものも変わり、「運転する楽しさがありつつ、ゆったり乗れて、燃費もいい」車がいいと思うようになりました。
8~10km/lでハイオク満タン1万円はやっぱり高い。
レガシィ2.0GT(280馬力)→スカイラインハイブリッド(364馬力)と乗ってきて、余りある馬力はいらないとの考えにも至りました。
300何十馬力とあっても、発揮できるシチュエーションはほぼなく、フルにアクセルを踏みぬき続けたことなど、お試しで数回程度しかない気がします。
ただ、トルクはあったほうが運転しやすいし、気持ちが良いので、あるに越したことはないと感じます。
ディーゼル車に乗ってみたい
燃費が良くてトルクもあるとなると、モーター駆動メインのはハイブリッド車かディーゼル車が思い浮かびますが、やっぱり純内燃機関のほうが好みかもしれない。
2019年にBMWのF30型の320dをレンタカーで乗ったことがあり、ディーゼルの図太いトルクやフィーリングがなかなか好印象でした。
ネガティブにとらえる人もいるディーゼルのカラカラ音も個人的には味として好き。
関連記事:BMW 320d(F30)を借りて乗ってみました。(エンジン・走り編)レガシィ乗りの感想
次乗り換えるなら、「ディーゼル良さそう」というのはずっと頭にありました。
興味なかったけどSUVもいいかな
上述の通り、似たような車には乗り換えたくない考えがあったので、セダン系は候補にはなく。
これまで背の高いSUVには全く興味はなかったのですが、ゆったり乗れそうだし、見晴らしもよさそう。走りの良さにはそこまでこだわらなくなっていたので、SUVもアリかも?
人気ジャンルなので新車のラインナップも多いし、中古の玉数も多いので、選択肢も豊富です。
ドライブやワインディングを走る機会もめっきり減って、街中走行が多いのですが、セダンのように目線の低い車は、近年のミニバンやSUVだらけの道路環境では前方視界が塞がれて走りにくいんですよね。
レンタカーでヴェゼルのe:HEVやCX-5の2リッターガソリンにも乗ってみましたが、想像していたよりも腰高感はない乗り味だし、運転もしやすい。
SUV人気にのっかるみたいで少し抵抗もありましたが、車は乗ってみないと分からないし、食わず嫌いをしても仕方ないので、今度はSUVにしよう。
CX-5 2.2XDが乗り換え筆頭候補に
ディーゼル+SUVという時点で選べる車種はだいぶ絞られてきますが、CX-5の2.2リッターディーゼルのFFモデルを一番の候補で考えていました。
燃費良く、トルクもあり、ゆったり走るのに向いてそう。
レンタカーでCX-5の2リッターガソリンに乗ったときも、ステアフィールやブレーキ、アクセルのタッチ、ミッションの制御などは好印象でした。
最初は中古購入で検討していて、さすが人気車種だけあって中古の玉数も豊富で、実際の個体探しにも苦労しなそう。
L字のヘッドライトになった後期型(2021年末以降)、グレードは2.2XD スポーツアピアランスで中古車探しを始めました。
結局は、タイトルと冒頭で述べた通り、CX-60へと乗り換えたわけですが、その経緯の続きはまた次回書きます。
【マツダCX-60 XDへ乗り換えた話②】試乗した結果、CX-5とCX-60でかなり迷う