とりあえず車を楽しむ

【KV-PC019・レビュー】KOVOLの140W2ポート充電器【単ポートで140W出力!】

※記事内のリンクには広告が含まれる場合があります。

今回は、KOVOLの140W対応、2ポート充電器「KV-PC019」について紹介します。

この製品の特徴は何といっても、単ポートで140Wという超高出力の充電に対応していることです。

MacBook Pro 16インチのような消費電力の大きいPCのフルスピード充電が可能です。

2ポートあるので、もちろんPCとスマートフォンを同時に急速充電することもできます。

私は高出力の充電器を使うのは今回が初めてですが、実際の使用感についてレビューしたいと思います。

本記事はKOVOL様より製品を提供いただいて執筆しています。

 

KOVOLについて

KOVOLは、中国広州市に本社を置くSCUD (Guangzhou) Digital Technology社が展開するブランドで、2008年よりUSB急速充電器やその周辺機器を販売しています。

今回紹介する140W 2ポートの充電器以外にも、120W 4ポートや65W 4ポート、40W 2ポートなどの充電器の取り扱いがあるようです。

KOVOL公式サイト:https://www.kovolinc.com/

 

KOVOL KV-PC019の仕様について

ポート数は2つで、

  • 最大出力140WのUSB Type-C(Power Delivery 3.1対応):1ポート
  • 最大出力18WのUSB Type-A(Quick Charge 3.0対応):1ポート

となっています。 

2ポート使用時はType-Cは最大120W、Type-Aは最大18Wでの充電が可能です。

Type-Cポートは2021年5月に発表された新しい規格であるUSB PD3.1に対応しています。

従来のPD3.0では、最大100W(20V×5A)までの電力供給能力でしたが、PD3.1によって、最大240W(48V×5A)までの電力供給が可能になりました。

KOVOL KV-PC019は最大140W(28V×5A)の電源供給に対応しています。

また、本体の発熱を抑えられ、高出力を維持したまま本体サイズをコンパクトにできるGaN(窒化ガリウム)採用の充電器になっています。

KOVOL製品ページ:https://www.kovolinc.com/products/kovol-sprint-140w-pd-2-port-gan-wall-charger

 

KOVOL KV-PC019の特徴

本製品の一番の特徴は単ポートで最大140W出力まで対応していることです。

MacBook Pro 16インチのような消費電力の大きいPCをフルスピードで充電することができます。

2ポート使用時(PCとスマホを同時充電)でも、Type-Cの方は最大120W、Type-Aの方は最大18Wで充電できるので、ハイパワーなノートPCとスマホを同時接続しても両者を急速充電できる能力があります。

ただ、消費電力がそこまで大きくない65WくらいのPCを使っている場合は、2ポート使用時でも本製品の能力を最大限に発揮することなく余してしまうので、宝の持ち腐れ感がないとは言えません。

140Wや100Wで充電可能なPCを持っている場合は、本領を発揮できます。

 

KOVOL KV-PC019の外観

それでは、KOVOL KV-PC019の外観を見ていきます。

内容物は以下の通り。

  • 充電器本体
  • 簡易な説明書
  • カスタマーサービスの連絡先記載のカード

ケーブルは同梱されていないので、必要に応じて別途用意する必要があります。

 

ダイソーで購入した20Wの充電器と並べてみます。出力差は7倍なので当然ですが、KV-PC019は大きく存在感があります。

重量は304gあり、手に持つと結構ずっしりきます。

いかにも高性能な充電器って感じがあって、個人的にはこのずっしり感は好みです。

 

プラグは折りたたみ式で、使用していないときは本体へ収納可能です。

プラグは端の方についているので、コンセントに挿したときに他のコンセントを塞ぐこともありません。

2口コンセントに挿した様子。もう一つのコンセントも問題なく使うことができます。

壁の3口コンセントに差し込んでみた様子。さすがに真ん中のコンセントを使用するのは厳しそうですが、2口コンセントであれば上のコンセントを塞ぐことなく使えると思います。

ただ、3口壁コンセントの最下段に挿すと、充電器本体の重みで若干傾くので、プラグが僅かに露出してしまいます。真ん中に挿せばそういうことは起きないです。

本体底面には製品仕様が記載されています。

140W MAXの記載がどこか誇らしげにも感じます。

ポート間には十分な距離があるので、ケーブルのコネクタ形状によって干渉してしまうということもないと思います。

製品側面には控えめですが、KOVOLのロゴがあります。

一見シールやプリントにも見えますが、そうではなく樹脂の形状(この部分だけシボがなくツルツルになってる)によって作られていると思われます。

  • メーカー・ブランドのロゴがちゃんと入っている
  • 控えめで目立たない
  • 使っているうちに擦れて消えることがない

個人的にはこのロゴの入れ方は好きです。

 

KOVOL KV-PC019の使用感レビュー

KV-PC019の実際の使用感について書いていきます。

ノートPCとスマートフォンを2台同時に充電してみました。Type-C側をPCに接続し、Type-A側をスマートフォンに接続しています。

私が使っているノートPCは65W充電なので、残念ながらレビューにあたって、KV-PC019の能力をマックスに活かすことはできません。

Type-C側は約59W程でています。

PC本体が65W充電であることと、使用しているType-Cケーブルがおそらく60Wまでの対応なので、ほぼ上限値で充電できていますね。

Type-A側はちょっと値が小さく、7.5W程でした。

スマートフォン端末は18W、Type-Aケーブルは15Wでの充電に対応していますが、スマートフォン側のバッテリーが半分以上残っていたので、スマートフォン側の制御か何かでこの数値になったのでしょうか。

 

発熱に関しては、PCとスマートフォンで合計70W程くらいしか出ていなかったときの状況ですが、ある程度は温かくなるものの、「こんなものかな」くらいの発熱です。

他の方のレビューで140W充電器は結構な熱を持つと聞いていたので、大丈夫かなと思っていましたが、私の使用状況では特に心配はなさそうです。

 

まとめ

140W出力に対応したKOVOLの充電器KV-PC019についてレビューしました。

私の使用しているPCが65Wまでの充電にしか対応していないので、KV-PC019の力を最大限に発揮することはできませんでした。

ですが、今後は高出力充電に対応した機器が増えてくると思うので、将来性が期待できる充電器だと感じます。

 

高出力の充電器はそこそこの値段がするので、頻繁に買い換えるものではないと思います。

大は小を兼ねるので、今は100W以上の充電に対応した端末を持っていなくても、将来を見据えて140Wの充電器を選ぶのも十分にありだと思います。

 

'