先日、ワイヤレススピーカーのJBL FLIP5を購入しました。ワイヤレススピーカーは初めてですが、なかなか気に入っています。
JBLはオーディオメーカーのハーマンインターナショナルが展開するブランドの一つです。レクサス車のオーディオに採用されるマークレビンソンもハーマンインターナショナルのブランドです。ベンツ、BMWに採用のハーマンカードンも同様ですね。
私はオーディオど素人ですので、マークレビンソンやハーマンカードンと一緒のメーカーというだけで、何だか良い音がしそうなイメージが・・・。
今回はJBL FLIP5を使ってみてのレビューをしたいと思います。
ワイヤレススピーカーの購入目的・使用用途
今回ワイヤレススピーカーを購入した主な目的は
・パソコンの内蔵スピーカーの代わり
・キッチンで音楽を聴く
です。
既にONKYOの少し大きめのスピーカーとSONYのワイヤレスヘッドホンを持っているのですが、FLIP5はその隙間を埋めてくれるちょうど良い代物です。
私は出勤前に音楽を1,2曲聴くことがあるのですが、いつもPC内蔵スピーカーで聴いています。YouTube等で動画を見るときも音に集中したいとき以外は基本的にはPCの内蔵スピーカーです。
ただ、PC内蔵スピーカーって音がしょぼくて物足りないのです。かといって、有線でONKYOのスピーカーに接続するほどではないし、ヘッドホンを装着して本格的に聴くほどでもない。
そんなちょっと良い音で音楽などを聴きたいというニーズに、FLIP5はベストマッチしてくれます。
また、キッチンで家事等をしながら音楽を聴きたいときがありますが、ヘッドホンだと少し圧迫感があるのでスピーカーからの音で聴きたいときもあるのです。
小型で軽量なFLIP5はPCデスクに置いても邪魔にならないし、配線がないのですっきりしています。部屋のあっちこっちに持ち運びも可能です。
JBL FLIP5開梱
開梱した様子の写真を載せていきます。(くしゃくしゃのざら紙の上できれいな画ではないですが)
中身はFLIP5本体が格納されたケース(右)と説明書類・USBケーブルが入った薄い箱。
全部ばらすとこんな感じ。
取扱説明書は絵と英語少々で説明しているような非常に簡素なものしかないですが、ネットで「FLIP5 取扱説明書」と検索すればPDFの詳しいものが見つかります。
JBLの公式サイトからもダウンロードできます。
JBL FLIP 5 | ポータブル ウォータープルーフ スピーカー
本体が入っていた梱包ケースは発泡PPのような材質でできていて、結構しっかりしているので持ち運び用のケースとして保管しておくか捨てようか迷います。(厚みがあってかさばるのでたぶん捨てます)
↑このような専用ケースもあるようです。
外観・機能
カラーはブルーを選びました。実物を見ると紺色に近いでしょうか。スピーカー本体は筒状で横置き・縦置きどちらも可能です。
横置きにしても電源スイッチ部の少し盛り上がったところがストッパーとなるので、転がっていくこともありません。また、重量バランスの関係で普通に置けば自然とこのスイッチ部が下になります。
ボタン類も非常にシンプルで説明書を読まなくても使えます。電源ボタンを押して、Bluetooth接続するだけです。電源、Bluetoothボタンは少し凹んでいて押しにくいですが、誤操作防止という観点ではむしろGOODですね。
赤く囲った部分、ただの模様のように見えますが、実はボタンなんです。再生/一時停止、曲送り、音量調整、パーティブーストの操作ができます。
アイコンが浮き上がった形状になっていて洒落てますね。ぱっと見でボタンであることを感じさせません。
音量を下げるマイナスボタンは横一直線なのでボタンを見なくても指先の感覚で分かります。マイナスボタンさえ分かれば位置関係で他のボタンも何となく分かります。なので、わざわざ目視しなくても操作・音量調整ができるメリットがありますね。
出典:JBL
ちなみに、パーティブーストとはJBLのパーティブースト対応機器同士で繋いで同時に同じ音声を再生できるものです。100台以上同時接続可能らしい。
FLIP5が2台あれば、この機能をつかって左チャネル、右チャネルを分けてステレオ再生ができるみたいですね。
FLIP5はIPX7の防水性能を備えていて、一時的に水深1mに沈めても内部に浸水しないようになっています。音楽を聴きながらお風呂につかるということもこなせますね。
防水仕様ですが、USB type-Cの端子にはキャップがついていません。キャップ付きだと充電の度に開け閉めが必要ですし、段々緩くなっていきそうでなのでキャップレスは嬉しいです。
ちなみに、USB端子の横のLEDインジケーターで電池残量が分かるようになっています。
FLIP5は500mlのペットボトルとサイズ・重量ともに近い(FLIP5の重量は540g)ので、持ち運び性も良いです。
充電ケーブルはUSB ↔ USB Type Cとなっていますが、USBの形状が一般的なものと違って、上下どちら方向でも挿せる形状になっています。
一般的なUSBと見比べると一目瞭然。挿しこむ方向を気にする必要がないので地味に便利です。
実際に使ってみての感想
大きさからは想像できない迫力、PC内蔵スピーカーとは比較にならない
実際につかってみての感想です。
小さいスピーカーって低音が出ず、音も小さくてしょぼいイメージがありましたが、FLIP5はペットボトルサイズの大きさからは想像できないくらい迫力のある音を出します。
音量を大きくするとテーブルの上に置いて鳴らしていても床に微振動が伝わってくるくらいです。
低音域増強のために使われるパッシブラジエーターによって小型スピーカーでもこの重低音を実現できているようです。
ただ、重低音がものすごいズシズシ来るという程ではないので、あまりにも期待しすぎると裏切られると思います。
自宅で聴く分には重低音や音の伸びなどちょうど良いくらいだと感じます。あまりに重低音が強いと近所迷惑になってしまいますから。
PCデスクや少し離れたところに置いて、BGM代わりにYouTubeやSpotifyで音楽を流す分にはFLIP5が一番適していると感じます。
気軽に持ち運びして道具的に使える
FLIP5は小型軽量であるため、いろんなところに音楽を持ち運ぶことができます。キッチンで音楽を楽しみながら家事ができますし、IPX7の防水性能を備えるので、お風呂につかりながらと聞くというのも可能ですね。
音楽聴きながらPC作業をしていて、キッチンに移動して家事をするときもFLIP5ごと移動すればそのまま音楽を持ち運べます。小型で縦横どちらでも置けるので、わざわざスペースを用意しなくてもどこかしらに置けます。
水が掛かっても大丈夫ですし、汚れたらシャワーで洗っちゃえば良いのです。
ヘッドホンだと耳を塞ぐので、電話や通知などの聞こえてほしい音もかき消してしまいますが、スピーカーだとその心配がないのも良いところです。
ペットボトルサイズなので車のドリンクホルダーにも置けます。
ちょうど良い音質・音量、気軽に聴ける
ちょうど良い音質・音量で気軽に音楽を楽しめる。小型ワイヤレススピーカー:FLIP5の魅力はこれにつきると思います。
私は音楽そのものを集中して聴くときはヘッドホンを使うことが多いです。ただ、ヘッドホンは音が直で耳に入ってくるので、ずっと聴いていると疲れますし、耳を塞ぐため多少の圧迫感もあるので気軽に聴くという感覚ではないです。
FLIP5であれば、勉強中や食事中、仕事中(テレワーク)など、メインで別のことをしているときにちょうど良い音質でのBGMを提供してくれるのです。すぐそばに置いてみたり、少し離れたところに置いたりと音の聞こえ方を変えることもできます。
ヘッドホンやイヤホンのように直で音が耳に入るのではなく、一旦空間に放出された音を聞くので、音疲れが起きにくいのもポイントです。
気になった点
少し音の遅延がありますね。音楽のPVを見る際などは口の動きと音が少しずれます。ただ、個人的には気にならないレベルではあります。
まとめ
JBL FLIP5は500mlのペットボトルサイズとは思えないほど迫力のある音を提供してくれます。
大きなスピーカーやヘッドホンと比べると重低音・音量等で劣るとは思いますが、気軽に良い音で音楽を楽しめて、どこにでも持ち運びできるのが一番の魅力です。
サイズ的にデスクに置いても邪魔にならないですし、洒落たデザインでインテリアとしても良い。
SONYのSRS-XB23と迷いましたが、少し長さがあって大きいのと値段も高いのでJBLのFLIP5にしました。