先日、ダイソーで便利そうな予感がする商品を見つけ、購入しました。
その名は「ペチャンコ水筒」です。
名前の通り、平たい形状の水筒(水を入れられる容器)です。空のときはペラペラとしていますが、3.9リットルもの水を入れられます。
それでは、この商品を紹介していきます。
購入理由・使用目的
私がダイソーでこのペチャンコ水筒を見て真っ先に思ったのは、「ウォッシャー液の補充に使える」でした。
私は運転前にフロントガラスやリアガラスが汚れていると、ウォッシャー液を掛けてきれいにしてから運転します。虫や鳥フンの直撃を受けたときなどは大量に噴射して洗い流すこともあります。
ウォッシャー液と言っていますが、液がボディに付着し、乾いて染みになるのが嫌なので、使っているのは水道水です。
そこそこ使用量が多いので、気付いたときには水が無くなっていて、モーターの音が虚しく聞こえるだけということがあります。
ウォッシャータンクが空になると、空の500mlのペットボトルを使って、タンクに水を補充していました。レガシィのウォッシャータンクの容量は3リッターなので、フル補充しようとすると何回も繰り返さなければならず、面倒です。
2リットルのペットボトルを使えば、手間は減りますが、2リットルのペットボトルって地味に場所をとるので、ストックしていません。
そこにこの「ペチャンコ水筒」を発見し、迷うことなく購入しました。
大きさ・材質
水をフルに入れた状態で素人採寸しました。
縦×横=約21㎝×約34㎝
厚み=約10㎝
商品の材質・耐熱温度、耐冷温度は下記の通り。
ペチャンコ水筒の便利ポイント
ペチャンコ水筒は多量の水を入れられる他に下記の特徴があります。
①小さく折りたためる
このメリットは非常に大きいです。3.9リットルもの水を入れられる一方で、使っていないときは丸めるようにして折りたたむことができ、非常にコンパクトになります。
ペチャンコ水筒の容量は、2リットルのペットボトル2本分と同等ですが、仮に空の2リットルのペットボトルが2本もあれば、そこそこスペースをとるので邪魔になります。
②マイナス20℃で冷凍できる
水を入れて冷凍できるので、大きな保冷剤にすることもできます。保冷能力はなかなか高いと思われます。室温28℃の中に6時間放置しておいても氷が解けきることはありませんでした。
少々大きいですが、クーラーボックスに入れておけば、かなり持ちが良さそうです。
注意点は水は氷になるときに体積が大きくなるので、フルに水を入れた状態では冷凍しない方が良さそうです。容器が破ける可能性があります。
③底にマチがついている
マチがついているおかげで、ペチャンコ水筒を自立させることができます。しかし、水を半分以上入れているときは非常に不安定になるので、自立するのは半分以下の水量のときと考えるのがいいでしょう。
水が半分程度であれば自立します。
下の方はほぼフルに水が入っていますが、自立はしません。後ろの壁に寄りかかっている状態です。
耐久性はどうなのか?
3.9リットルの水が入りますが、本体が強い材質ではないので、栓の部分から水漏れしないかの不安はあります。
試しに水をフルに入れた状態で横置きし、1週間程放置しておきましたが、水が漏れてくることはありませんでした。
しかし、これを水がフルに入った状態で車に積むのは止めておきたいです。ふとした拍子に突起物などにあたり、穴が空いてしまうと、3.9リットルもの水が車内に放出され、悲惨なことになります。
ペチャンコ水筒の使用感
さっそくウォッシャー液の補充に使ってみました。家の水道でペチャンコ水筒に7割程までいれて、タンクに水を補充します。
少し不便に感じたのは水を注ぐときは両手を使う必要があることです。ふにゃふにゃするので、片手だと水を入れたいところに狙いを定めるのが難しいです。片手はペチャンコ水筒の底を、片手は口周辺を持って丁寧に注ぐ必要があります。
でも一発でウォッシャータンクを満タンにできるのは気持ちいいです。これで時間も節約できます。
どういう場面で役立ちそうか
保冷剤
上述しましたが、凍らせることができるので、大きな保冷剤として使えます。大き目のクーラーボックスとの相性は良さそうです。キャンプなどで使用する場合は、溶けた水は手洗い用の水などに利用できそうです。
車の整備時の手洗い水
車の作業をするとだいたい手が汚れます。作業が終了して車内のものを触るときに、汚れた手でシートやハンドル、内装をよごしてしまうことがあります。ペチャンコ水筒は3.9リットルもの水を持ち運べるので、作業終了時や手をきれいにしたいときに、大いに役立ちそうです。
ルーフやバンパー、ガラスについた虫の残骸、鳥のフンの掃除
意外に活躍しそうなのがこれです。高速走行したり、夜走ったりすると虫の直撃を受けて、車が汚れます。運が悪いと洗車直後に鳥フンをおみまいされます。
ただ車が汚れるだけならいいですが、虫の体液や鳥フンは放置しておくと、車の塗装に悪影響をもたらすので、早々に洗い流す必要があります。
洗車までの暫定対策としては、水を掛けてティッシュなどで拭き取るのがベストかもしれませんが、正直フンを拭き取ったティッシュをゴミ箱に入れておくのに抵抗があります。
私は拭き取りはせずに、500mlのペットボトル2本分の水を掛けて、洗い流すようにしていますが、量が足りずに1回では落とし切れないことが多いです。
そのため、ペチャンコ水筒に3.9リットルの水(お湯)を入れて、量にものを言わせて洗い流すのに活躍しそうです。
飲料水を入れるのは微妙
商品名の通り、飲料を入れる水筒としての使用も想定されていると思いますが、個人的には飲料用としては使いたくないです。時間がたつと消えると思いますが、独特の素材臭がするのと、中が乾かしづらく、使用しているうちに雑菌がわきそうだからです。
仮に飲料水を入れるとしたら、コップに注いで飲むことになるかと思いますが、注ぐときは、片手はペチャンコ水筒の底を、片手は口周辺を持って、注ぐことになると思います。ペットボトルのように片手で注ぐのは難しいです。丁寧に注がないと一気にドバっと出て、大惨事になることが想定されます。
用途は人によって様々
とりあえず、私は下記の用途において大活躍しそうな予感がしています。
①ウォッシャー液の補充
②車のDIYで手が汚れたときの手洗い水用
③ルーフやバンパー、ガラスについた虫の残骸、鳥のフンの掃除
多くの水を運べ、使わないときはコンパクトになり場所をとらないので、人によってはいろいろな使い方ができそうです。
ちなみにネットでペチャンコ水筒と検索すると下記の「プラティパス」と呼ばれるものがヒットします。登山用の水筒のようです。100均商品とは耐久性などが全く違いそうです。ペチャンコ水筒はこの「プラティパス」から発想を得ているのかもしれません。